「インタビューズ」

堂場さんの本は警察小説が多いけど、これはちょっと違う。

「インタビューズ」⇒（堂場瞬一作）

１９８９年の平成最初の大晦日の夜に、出版社勤務の友人（本橋）と呑んでる時に、売り言葉に買い言葉で約束してしまった堂場さん。

毎年１回、大晦日に渋谷のスクランブル交差点で取材し、その年の１番印象的だった事件や出来事について聞くという約束。

平成がいつまで続くか分からないけど、毎年インタビューを続けることで、平成を全部網羅することになる。

それを小説にするのはどうか？　と友人に提案された。

１９８９年から２０１９年までのインタビューが書かれてる。

 

インタビューを生のまま纏めただけなので、小説ではない。

また、ノンフィクションか？と言えば、平成だけがテーマのインタビュー集をノンフィクションと呼ぶのもふさわしくない。

小説なのかノンフィクションなのかは読者に委ねられた。

 

 

感想：面白い本だった。

　　　平成を振り返ることができるし、結構忘れていることもあったわ。