半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

食と命の教室 5月

2013年05月25日 | 農的体験・生活
今日は食と命の教室の5月。

11日と16日に自由参加の田植えに来られた方もいたので、1ヶ月ぶりというよりは来なれた感じのほっこりした雰囲気の教室です
初夏の5月は気温も地温も上がっており、ちょうど苗や種を播くタイミング

今日は、早速「実践」ということで、共同利用の畑にみんなでレッツゴー

共同利用の畑は、高柳さんの家から車で数分のところにあります。
ここ、実は私がお借りしている畑のちょうどお隣
いつも通っているところのお隣が、みんなの共同利用畑となります

さて、今日はひまわりとゴマの種播き。

この共同利用の畑のさらにお隣には大量の菜の花が咲いていたのですが、今日改めてみると、花は散り、大量の種が実っていました。


「小松菜か何かがトウ立ちしちゃったのかな~?」と素人考えで見ていたのですが、実は、菜種油を絞るための菜種だったとのこと。なるほど

しっかし、広い



さて、ひまわりの種をまきます。
種は「春りん蔵」という品種。
特徴は摂りすぎはよくないと言われるリノール酸が少なくオリーブオイルと同じくオレイン酸が多いということです。
昨年はオレイン酸比率がとても高いハイオレック種を使ったのですが、すぐに頭を垂れ花が楽しめないということや種代が高めということで、今年は「春りん蔵」になりました。


こんな種です。ハイオレック種より小ぶりですね。
咲く花も小ぶりで10~15センチぐらいらしいです。


これを今年は条間80センチ、株間40センチで播いていきます。


メジャーをひっぱって、それぞれ40センチ間隔で1粒播きしていきます。
なるほど、これなら共同で作業をしても漏れなく播けます。さすが高柳さん

さてお次はゴマです。ゴマはシーダーという種まき機で播いていきます。
ゴマを入れます。


あとはこれを押しながら歩くだけです。


こんな感じ。


2反ぐらいをダダ~っと人海戦術で播きました。

ちなみに、こちらはゴマを播く最初のラインを決めた紐を巻いたもの。


いつも根本さんや他の農家さんを見ていて「どうやって巻いているのかな~」と思っていました。
なので今回高柳さんの巻く姿をじ~っと見つめていたら、「やってみっか?」と教えてもらいました。
要するに八の字で巻いていくのですが、「ごちゃごちゃにひっかからないため」と思っていたら、それだけでなく、そのまま巻くと何回も巻かなくてはいけないのを、八の字だと1回巻くあたりの長さが増えるので巻く回数が少なくなるという意味の方が大きい、ということを教えてもらいました。。

なるほど、農家さんにとっては当たり前のことでも、私は知らないことがたくさんあるので勉強になります

そんなこんなで1時間半ぐらい種まき作業をしてちょうど12:00。
みなさんがみんなが最も楽しみにしているものの1つ、お母さんのお昼ごはんタイムです

まずは、お母さんのむすびたてのおむすびです
酵素玄米おにぎりが、もっちもちで私はとっても好きです


みんなでいっただきまーす


畑仕事の後は、特に美味しくみんな箸が進みます


う~ん、お母さんの手料理、美味すぎ



こちらは柔らかい分げつネギをニンニクの利いた甘辛味噌でいためたもの。うぉ~、これは間違いなく美味い


満腹になった後、色々雑談しながら、小屋の中にある楽器の話しへ。
高柳さんがギターを弾けることを知らない参加者もいたので、高柳さんが「弾いてみっか?」とギターを取り出し、さだまさしなどを歌ってくれました



さて昼食後、ぶらりとハウスへ。
2月にみなで播いたトマトの苗が、高柳さんのハウスではもうこんなに大きく育っていました
なかには既に1番果がついているものもありました。


先月苗を頂いたものを私は路地の畑に植えてあるのですが、まだ背丈は20センチもいかない苗状態
同じ苗でもハウスだともうこんなに大きくなっているんですね~。びっくり

ちなみにこちらは先月芽欠きしたジャガイモ。
葉っぱも霜にやられておらず、順調に育っている様子でした



さて、午後の実習はゴーヤ、ナスなどのネット張りです。

予めアーチ型の鉄管支柱が畝に沿って既に刺さっていました。
こんなごっついアーチ型支柱もあるんですね~。


まず、アーチ型支柱を連結するために、上部にまっすぐ鉄管を通しながら順次固定していきます。
アーチ型の支柱の上部の中心にあわせるのがコツです。


真ん中につけても鉄管が曲がっているようであれば、アーチ型の支柱の左右の足が地面に均等の深さにささっておらず、上部が水平になっていないはず。
この場合は、少し右肩下がりなので、左側をもう少し深く刺しこんで修正します。


次にやるのはマイカ線張りです。
マイカ線とは黒い平べったい紐のようなもので、トンネルやハウスのビニールを押さえつけたりする時によく使う資材の1つです。


ピーンと張れました。




お次はネット張りです。

きゅうり用のネットを使います。このとき一番大切なのがマイカ線を通す「両端の輪っかの向きをそろえること」。
下の写真だと緑色のところです。
この向きがねじれていると、あとでやり直しがきかないとんでもない状態になってしまうから要注意です。

ネットの両端の輪っかにマイカ線を通して、ねじれも無いことが確かめられるまでは、輪っかの部分を離さずきちんと握っていましょう。
そうすれば、万が一ねじれていてもやり直しがききます。

まず最初は色の付いたテープを目印に方向を決めます。


マイカ線を通します。


きちんと通ったら、ネットをアーチ形支柱に覆うようにかぶせ、ネットのもう片端の輪っかも同様にマイカ線を通します。


あとは絡まないように注意しながらトンネルの向こう側へ送っていきます。
人の余裕があるときはトンネルの中にもいると引っかかりにくく、スムーズに送れますね。



向こう側へ送ったら、端っこを固めるためにネットをアーチ型支柱に結び付けます。


固めた側から、順番にアーチ形支柱の足とネットを紐で結んで固定していきます。


アーチ形支柱のトンネルに対しネットの長さが足りない場合はもう1つのネットを継ぎ足し、長い場合ははさみで切ってから支柱に結び付けます。


なおネットがトンネルより長い場合は、ネットを切る方法もありますが、まとめて縛ってしまう方法もあります。

これでネット張りは完了です。


こちらは高柳さんの息子のたけじさん。
この畑は南から北に風が吹くそうで、ネットが風で北にひっぱられていかないように、南側に倒すような感じで杭をうち、ネットを結びつけるそうです。
なお木槌で打つ場合は力ではなく重力で落とす感じで。力を入れてしまうと杭が割れてしまうとのこと。


こんな感じトンネルの南側には杭が打たれました。



さてさて、1仕事終えておやつの時間です

おやつはお母さんの盛りだくさん手作りお菓子

サツマイモのスティック素揚げに、


黒豆、


そしてサツマイモの糖蜜をからめたのものです

特にサツマイモをサイコロ状に切って、糖蜜で合えた様なおかしは、キャラメルのような感じになっていて、しかもスナック菓子のようになっていて、超美味しい


みんなで美味しく頂きました

お昼もお腹いっぱいで、おやつもお腹いっぱい。
お母さんいつも美味しいご飯やおやつを有難うございま~す

一服ついたあと、最後に座学の時間です。
今回は各自から色々畑の質問、夏野菜の育て方の中心の質問を頂きました。


また今後の話も。

「夏は野菜やるより小麦粉でパン作ったり、うどん作ったりするか?」
「そば打ちもしよう」
「ピザ作ってもいいね~」

なんていう話も飛び交いました

また、次回が6月22日(土)なのですが、菜種の収穫や脱穀は田植えの時と同様に自由参加の別日程でやることに。

毎回、内容が充実しているのですが、農作業は時節や作物の育ち具合、そして高柳さんのご都合にあわせてやるものなので、毎月1回で間にあわないもの、タイミングがあわないものは別日程で自由参加でやっています。

有機農業を学んでみたいかた、農の現場を知りたい方、色々語りあえる仲間が欲しい方、ぜひ一度遊びにきてください

食と命の教室については→こちらから


そして終了後、今回は居残りの方はいなく、私だけ高柳さんと振り返り会をしました。

毎回、高柳さんが言うのが「これで片岡くんはいいのか?」ということ。
そして、「何か足りないんだよな~」ということも。

そこから話は膨らみ、結局22時過ぎまで延々とお話ししあいました。


高柳さんにとって、農というより、おかしいものはおかしい、全うなことをやって生きていく、本物は何かを自分で考え見極めて生きていく、ということがとっても大切です。

そして、その考え方の柱に沿って生きてきて、思ったことを実行してこられました。

自分の経験もあってか、そういったことは「教えること」ではなく、それぞれが自分で考え気づき、学んでいくこと、そうでないと本当の学びにならない、という考えがあります。

なので「教えたいことがあるから、こういったプログラムを作ってそれに沿って教えていく」といった発想はありません。


学校のように「用意したことをきちんと教える」ということの方が正しいと思われる気がしますが、実際はそうではなくて、1人のまっとうな生き方をされてきた大人の高柳さんと意見を交わすことで「自分はどうなのだろうか?」と自己を省みる、そして自ら学んでいく、そういった場がこの教室の特徴のような気がしています。

私が高柳さんのところを足しげく通っているのは、そういった場だからだと思います。

そしてそれは「カリキュラム」というものがない、いわば「寺子屋」のようなところなんだと思います。

カリキュラムが無いからこそ、今の世の中では「価値がわからない」となってしまうのかもしれませんが、私は逆に、カリキュラムが無いからこそ「自分のその時の状態にあったことを学べる場」だと思っています。

すぐに結果を求める世の中だからこそ、逆に昔はどこにでもいたであろう長老、師匠、寺子屋のような存在である高柳さんのところは、とても価値があると思います。

去るものは負わず、来るものは拒まず、誰にでも門戸をあけ広げ、自分の考えを押し付けるのではなく語ってくれる、そんな存在が高柳さんです。

成田という地で出会えたご縁に、心から感謝しています
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