半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

王者スタサプ

2021年10月26日 | 素敵な家族・子供との時間

子どもが8月頭に高校の志望校を決め、その時点で必要点数が5教科で100点足りない、ということで、8月は私が面倒を見ましたが、なかなか親子だけだとつらく、9月からスタサプを始めました。

さてさて、スタサプと私のコンビで子どものお勉強を見て1ヶ月半経ちますが、今度テストの結果が返ってきます。なんとか点数が上がっていれば良いなと思っておりますが

スタサプは、テレビCMでもやっていますが、リクルートの「スタディーサプリ」というお勉強の動画配信システムのアプリです。

もともと、春に「高校5000校のうち40%の2000校に導入されている」と知って、驚きを覚えたので記憶に残っていました。

昔、東進ハイスクールが衛星授業、という名でぼろ儲けし、スター講師を沢山輩出しましたが、あちこちの大手塾が配信授業を導入しています。

しかし、スタサプは歴史が長く、改善に改善を加えて、今や不動の地位を占めているそうです。

 

私も春から中1生に英語を教えるに当たって、スタサプとは別ですが、3月ぐらいは英語のアプリも色々試してみました。

その結果、「ああ、単に勉強内容を教えるだけなら、アプリにとって変わられるな」と思ったものです。

 

学習指導要領に従って、子ども達に教える内容が決まっているわけですが、それを単に伝える、教える、というのは塾の方が上手いわけです。

そりゃそうです。だって、それに特化しているわけだから。

一方、小学校まではクラス単位で先生が決まっており、「クラス経営」が先生にとって大切な仕事でした。

また、小学校は先生が「クラス平均点数を上げる」という目標をもっており、子ども達に「何とか習得させよう」という意思が働いています。

なので、小学校は先生次第なのですが、1人1人、またクラス全体をなんとか良くする、という意思が働く教育現場でした。みんなで頑張ろう、応援しよう、という雰囲気です。

一方、中学になると一気に変わります。

何が違うというと、担任が全ての教科を教えないし、何より子ども達を「階層分け」します。「点数がどれだけとれるか」という事で小学生とは段違いで事も立ちをわけます。

私の時代もあったのでしょうが、今は、最初から「高校受験に向けて」という雰囲気があって、小学校のようにクラス行事や学年行事、団体行動で楽しくみんなで、というのが少なくなり、規律・自立という事を促しながらのコントール力が強く働いている、と感じます。

そのため、大きな視点で見れば、「中学校は1人1人の学力を上げようという力が小学校より働かない場所」となっています。

だから、先生も「勉強が出来る子は塾に行っている」という事を当たり前に思っています。

「塾など行かずとも、自分の授業を受けて、予習復習をすれば全く問題無い」と言い切れる先生ばかりであるべきだと思うのですが、まあ、学校の先生もいろいろな仕事があって大変ですよね

 

勉強を各自に任せる、各自次第、となる中学において、今年からiPadが全員に配布され、そこにベネッセが作ったワークドリルが一斉にインストールされています。

しかし、私の子どもが通っている公立中学ではまだまだ導入期レベルで、本格的な使用には至っていません。

 

ところが、きちんとした授業、講座としては高校からはスタサプが主になっており、特に私立はほぼ導入されているのです。ある意味画期的ですよね。「授業だけではなくスタサプ前提で勉強しなさい」と割り切っているというか、有効利用しているというのか。

 

ということで、うちの息子が9月に入り「塾に行こうか」と悩んだ時もあるのですが、結局、「高校出は4割が導入されているスタサプ」という事を思いだし、テスト的に始めた結果、今もスタサプを中心に、そして私がメンターとなって9月から勉強をしてきました。

私も関わってみて、まだまだ、改善しなければいけないと思える点が多々あるのですが、それでもなるほど、不動の1位というのはわかります。

先ほども書きましたが

「単に授業をするだけなら、学校の先生より上手い講師が揃っている」

「1単元が短く、見たいところ、知りたいところだけささっと見れる」

「スマホをもっている子どもなら、自分の好きな所で勉強出来る」

また、「個別授業コース」という月1万ぐらいかかるのですが、そのコースにすると、単に動画見放題ではなく、担当コーチがついて学習スケジュールを作ってくれるし、やりとりしてくれるし、不明点があれば別の科目サポーターが答えてくれる、といったサポートが入り、かつ、紙ベースのテキストが沢山送られてきて、「動画授業」+「テキストの確認」といった授業構造が成り立つのです。

つまり、スタサプに限らず、今後の学習については、単に受験分野において学ばなければいけない内容については、「教えること」はアプリがかなり優秀なのです。

塾しかり、動画授業しかりなんですが、結局、「教えること」については、パターンが決まっているし、今はネットでもかなり上手い動画授業が無料で提供されています。

自学出来る環境は揃っています。

そういった中で、講師の質、構成、使い勝手、改善スピードなど、さすがリクルート、と思えるぐらい、よくぞこの分野で粘り腰でここまでのアプリを作り上げたな~と思います。

普通に考えたら、ベネッセの一人勝ちの牙城のはずですが、見事にポジションを取っています。

 

これからは私のような世代が想像がつかないスピードで学習現場にアプリがどんどこ導入されていくでしょうね~

コメント
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