Blogアトリエ陶夢 <夢宇窯>

アトリエ陶夢の作品や活動紹介、各種陶芸活動、陶の郷づくりを掲載します。

民陶を訪ねてー山陰・出西窯 

2018年06月03日 | 旅だより
 民芸運動の影響を受けた山陰・出雲の民陶の一つ出西焼を訪れた。
アトリエ陶夢からは、中国道・院庄~高速・米子道で二時間余り、さほど苦にならない距離だ。
その日は、生憎の雨。だから思い付きで無計画な出発。
出雲民芸館を先ずは目指す。

到着後、早速入館

出雲民芸館は出雲地方きっての豪農であった山本家の邸宅を一部改修しそのまま展示館として使用しています。
館内には、陶磁器、漆器、木工品、染織りなど島根を中心に全国から集められた品々が展示してあります。

売店には、窯元の作品や民芸品が展示販売されていました。           
 
    

雨で入館者もなくただ一人ゆっくり見学できました。

一番の目的である窯場の情報を取得して、出西窯に向いました。
山陰道斐川インターに向かう途中に出西窯はありました。山際の静かな田園に囲まれた場所でした。

      

併設の展示・販売場「くらしの陶・無自性館」に入り、出西窯の焼き物を鑑賞。

手ごろな値段で日常使いのできそうな作品が並んでいます。つい私も買ってしまいました。

その後は、作業場を見学しました。

     

灯油窯では二機のバーナーで焼成中でした。
登り窯もあり、年に数回火が入るとのことでした。

山陰にはこの他いくつかの窯場があります。また、機会を見つけて覗いてみたいものです。