俺もお前も人生の敗北者

とりあえず否定から入るネガティブ思考で常にB級嗜好なATOPのブログ

京都にいった話2(嵐山・嵯峨)

2013-07-17 22:50:27 | 国内旅行


6月1日(土)

朝8:30。
嵐電に乗って嵐山へ向かいます。



このたび自体「和歌」にこだわって行ったものですが、とくに「古今和歌集」と「新古今和歌集」にこだわった旅行でしたので、藤原定家の別荘があった小倉山近辺が一番ディープなところです。
※今回の旅行はとかく世間であまり有名でないところを巡ります。



まずは渡月橋。有名ではないと言いながらど定番の渡月橋。ここで一人で歩いていると「写真撮ってもらえますか?」といわれまくるので気を付けてください(ぉ。
目的は正面に見えている小倉山。この後に行く藤原定家の別荘があったとされる山を川側から眺めてみたわけです。



んで、通り道ついでに天龍寺船貿易の名前でも有名な天龍寺を足早に通過。



スイーツなリア充な人たちの癒しのスポットの竹林も足早に通過。



そして「常寂光寺」にたどり着きます。えー、諸説ありますが一応藤原定家の別荘・時雨亭があったとされるお寺です。





おそらくお寺としてはあまり人気はないんじゃないかと…でも行ってみるとですね、新緑が気持ちよく、きっと秋にくれば尚のことよいお寺ではないかと思います。



しずかに京都を楽しむには比較的おすすめではないかと思います。嵐山の駅から少し歩きますけど(最北に位置)。

そんで次に向かったのがお隣にある「二尊院」。まさに真隣り。こちらもですね、藤原定家の別荘・時雨亭があったとされています。





門を入って道をちょこっと歩いて行って階段をぐんぐん登っていくと、左手にけもの道があります。



このけもの道(なんだっけな150メートルくらいだったかな。ハチとマムシに注意と看板がありました)をさらにぐんぐん進んでいくとちょっとした広場に出ます。看板が立っており「時雨亭跡」とあります…石の土台はありますが、こ、これは…。



なるほど定家はこの場所から京都を眺め、百人一首を選んだわけかぁと少し想像してみたものの、まじか?と思わずにはいられません…。



はるかかなたに見える京都の街並みをしっかりと心に刻み、次に向かったのは少し東にある「厭離庵」。ここもあの藤原定家の別荘・時雨亭があったとされる場所。この「厭離庵」の手前に「中院山荘」跡の看板が立っています。





百人一首はここで坊主をやっていた宇都宮頼綱が藤原定家に「(ここの)ふすまに貼る歌を百種選んでください」という依頼をしたことがはじまりとされてますね。その宇都宮頼綱が暮らしていたのが「中院山荘」で、今は看板があるだけで、写真の通りただの道です。

そこに幅数メートルの道が一本あります。



ここを30メートルぐらい入っていくと門が見えてきます。ここが「厭離庵」です。ここも藤原定家の時雨亭跡としていますが、ちょっと信憑性は低い気がします…こんな近くには住んでないんじゃね?という誰でも感じる疑問。



なかには入れません。ただ庭が見えるだけで何か説明があるわけでもないので、百人一首にこだわって京都を巡ってない限り誰も来ません。

時雨亭跡とするところが3つもあるわけですが、先生方の研究によれば、「常寂光寺」と「二尊院」の間くらいにあったんではないかとされています。この小倉山にある「常寂光寺」と「二尊院」の間に藤原定家を祀ったほこらがあったからで、ここらへんというのが有力だそうな。

さて、そこから僕の無計画の旅が始まります。「厭離庵」からさらに東に歩いて「清凉寺」へ向かいました。行くとやたら大きなお堂があってびっくりするんですがこれは江戸時代のもの(徳川綱吉時代)です。



ここに訪れた目的は「源氏物語」の「光源氏」のモデルとされた源融のお墓です。嵯峨天皇の息子であった源融がここで暮らし亡くなってからは祀られたわけです(もともとそういうお寺)。





どでかいお堂とは対照的にひっそりと彼のお墓はあります。





そんで南に一気に向かい駅周辺に戻ってきて、立ち寄ったのが「野宮神社」。あまり立ち寄る気はなかったのですが時間が余っていたのでよりました。きっとリア充の皆様ならいったことがあるかもしれません。ここは縁結びで有名な神社です。



立ち寄りたくはなかった理由はそこにあったのですが、源氏物語に登場する舞台でしたので立ち寄りました。源氏物語「賢木」六条御息所とその娘(のちの秋好中宮)が伊勢に向かう前にいた場所がこことされており、光源氏が歌を送って振られる舞台…ん、縁結び?なんで縁結びなのかいまいちわかりません。

そのあと渡月橋近くまで歩いていき「小倉百人一首殿堂時雨亭」にいきましたが、ここは…なにもないです。立派な建物でございますことよ(何。

それから電車に乗って少し京都寄りに戻って、竜安寺→仁和寺→法金剛寺へ、和歌とは縁もゆかりもなく景観を求め歩きさまよいましたが、とくに面白いことはありませんでした。









そこ(花園)から再び嵐山から戻り、祇王寺の庭をまったり見てました。新緑の季節には抜群のお寺です。





そんで時間はだいたい16:30くらい。
19時から大覚寺でホタルを2000匹放すというので、それを見るためにとりあえずだらだらと大覚寺まで歩き、1時間半ぐらいたちっぱなしで待ったわけです。ホタルが見たいがために。



境内の中央に舞台が用意されていて、巫女さんの前にある箱の中にホタルが入ってます。んで、読経がすぎてついにライトが消されホタルが放たれました。


※おそらく肉眼だとこういう感じです。

まぁこんな感じですよ(何。飛んでる写真がない?ああ、コンデジの手持ちじゃ無理ですよ、チーン。とぼとぼ嵐山の駅まで歩いてホテルに帰りました。

こうして嵐山を攻めに攻めまくった1日目は終わるのでした。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿