前回までのあらすじ
モロッコ2日目、午前中「メナラ庭園」と「マジョレル庭園」を見学した我々。話は2日目の午後から始まります。
9月18日 現地時間12:00
マジョレル庭園をあとにした我々。そのあとやたら「酒だ」「酒だ」と
騒いでいる口にするMさんのために外資系スーパーマーケットによりました。外資系とあって何でも売ってます。お酒も買えるし、豚肉も買えるし、カメラ(すべてサムスン)も電子レンジも買えます。僕は水を買えて大満足。1リットル100円しないです、スーパーで買うと。
そんで午後からマラケシュの旧市街(世界遺産)を回ることになっていて、午後からは日本語が話せるガイド・ユースフ氏をクトゥビアモスクのまえの喫茶店で待ちます。
しばらくお茶を飲んで待つと帽子をかぶった陽気なオッチャンが現れました。ユースフさんです。
これがまた流暢な日本語しゃべるんですな。流暢に話しまくる性格が災いして歩くのすげー早いの(何。おかげで僕のカメラにクトゥビアモスクの写真が1枚もないんですけど。
マラケシュで一番高い建物にあたるクトゥビアモスク。西暦1200年ごろに建てられ高さは69メートル。いまはモスクのミナレット部分しかのこっていないのですが、モスクの建物も一度建てたんですがメッカの位置に正しく向いてなかったという致命的な欠陥を抱えていたため壊してしまったそうです…ぼ、凡ミス。
それからハサンの車に乗って「バイア宮殿」へ。
宮殿というか大邸宅らしいんですが、ここも綺麗なタイル装飾を見ることができます。
再び車に乗り込み「サーディン廟」へ。
16世紀から17世紀までの王朝・サアード朝のスルタンが眠るお墓です。なんかお墓というわりにタイル装飾が鮮やかなのでにぎやかな感じがします。
そしてハサンと別れいよいよシーク(市場)に挑みます。
根本的にお土産とか買い物に興味がない僕ですが、そんな観光客らしからぬ人間でも十分に楽しめる場所です。トルコのグランドバザールなんか目じゃないくらい道が複雑です。売っているものも観光客向けのものから日用品、食材とほんといろいろなものが売られています。
ただし土産物は観光客プライスなので高いです。実際あとあといろいろな街を回ってみると感じることですがマラケシュのお土産は高いと思います。それにマラケシュで売っているものはたいて他の街にもあるということが多いです。
一通りユースフさんとスークを歩いて、シークの入り口にあたるジャマ・エル・フナ広場にきて別れました。ほんと愉快なオッチャンでした。
そこから再びシークに挑み、色々探索した後フナ広場を見下ろせる喫茶店で休憩。
ちょうど夕方の時間になってきてフナ広場の様子も変わりつつありましたが、ユースフさんが別れる前に「昨日の大雨でこの広場の屋台の人が感電死して今日はみんなお店ストライキなんだよね。お店は今日でないよ」という衝撃の告知があったため、とくに盛り上がる様子もないフナ広場。なんという強運なんだろうと思いました(汗。
そのままホテルに帰ってあらためてハサンと合流(18:00)。
「本当は屋台で食いたかったんだけど、やってないから違う店にいくよ!」ということなので一緒にお出かけ。
もう昨日犯した過ちを繰り返さないためクスクスを回避し、タジンを注文しました。
これがすんごくうまいの。なんだよ、モロッコ。最高ジャン!(ぉ。
この日注文したのは牛肉のタジンだったんですけど(肝心の肉が写ってないのはあしからず)感動しました。名も知れぬ場末のレストラン(前日のとは違う店)でこれが食えるなんて僕は幸せです…向かいでバリバリになるまで焼いたローストチキンを苦労しているMさんを尻目にタジンを完食。
そのあと屋台の並ばないフナ広場をちらっと見てホテルへ帰りました。
<モロッコ旅行は
Hikali Safariで>