俺もお前も人生の敗北者

とりあえず否定から入るネガティブ思考で常にB級嗜好なATOPのブログ

3カウント

2008-11-01 20:03:27 | ATOP
最初に言っておきますが、今回は着地点を決めてないで書いていくのでおそらく支離滅裂です。書く前からなんだって話ですが(汗。

私は中学生のときから、ゆずのANNを聴いていたので割りとゆずが好きだったりします。歌よりもトークな意味で。まぁただ一曲だけ高校卒業するくらいになって好きになった曲があります。他が好きじゃないっていうことじゃなくて、発売されたときは大してインパクトない曲だと思っていたんだけど、なにがきっかけかは覚えてないんだけど、なぜか好きになったんですよね。ゆずだと『夏色』『からっぽ』『いつか』『サヨナラバス』とか最近だと『栄光の架橋』が有名どころですが。私が好きなのは『3カウント』。

昔のアコースティックな感じのゆずの方がゆずらしい気がするんですが、『3カウント』は今のゆずの傾向が強いし、調べてないけど確かそんな売れなかったシングルな気がする。当時、JRAのCMに使われていたと思います。

どこがいいかっていうと、すんげー寂しい状況歌ってんのに、明るいテンポで通してるの。歌詞も正直、陳腐だと思う。しかもちょっと意味がわからないんだよ。でもわかる気がするんだよ、そんな雑な気持ち。

ほんとダメな自分を自覚してて嫌になってるんだけど、真剣に冷静に考えてみてほんとダメなんだけど、大事にしたい気持ちは持ってる。まずはそれを認めてスタートしよう。これから頑張って夢を見つけようと思う気持ち。

短い歌なんですけど、好きなんですよね。捨てたもんじゃないっていう価値観を教えてくれている気がします。

私にはそういう気持ちが足りません。捨てたもんじゃないっていう感覚。嫌になったら灰と化したいぐらい憂鬱です。だって私にはなにもないんだもの。人に誇れるものが、自分の可能性が。冷めきってるんですよ、自分に対して。ひと昔前はそれが自分にだけじゃなくて、周囲に対して向いていたときもありましたけどね。本当に自分終わってんなって思う。捨てたもんじゃないって思う余地なしでさ。

だから、精一杯やろうとは思うんだよ、一応。でもさ、最終目標はよくわからない。できないことはできるようにしようと心掛ける、知らないことを極力すくなくしようと心掛ける。不安だから。ダメな自分が周知されるのが恐いから精一杯やるんだよ。でも、いつそれをやめればいいか分かんないんだよな。

別にFFのクラウドじゃないけどさ、許されたいんだよ、たぶん。「もう十分。よくやった。お疲れさん」って。認められたいんじゃなくてね。「すごい」「さすが」とか言われたって嬉しかない。ましてや、そんなこと言われて敬遠されたり、一歩後退りされたりなんかされたら、たまらないね。

それは別にいいとしてもさ、精一杯やってできるようになればなるだけ、自分が一体全体なにがしたいか分からなくなる。そういうことってない?夢が夢でなくなる感じ。クリアしたらなにもない。やはり叶わないから夢である部分は否めない気がするよ。

大学2年のとき部活で、たしか「夢」っていうのを自分のテーマにしてたと思うんですけど、結局、見つからなかった…というよりできなかったんですよね。幹部になるときになってもなにがしたいかよく分からなくて、なんも思い付かなかった。企画になったってやりたい企画なんてなんもなかった。企画になったのは認めてもらえたのかもしれないけどさ。でも、どうしろっちゅうねん、って思わずにはいられなかったわけで。

当時、自分でも言っていた「やってできないことなんてない」っていうのは今でも覚えているし、今もそう思う。でも目的が見つかんないんだな。だから、できることと言えば、できないことを見つけてできるようにしていくことぐらい。理由もなくね。自分で自分を否定することで自分のやるべきことや、自分の存在を確かめることしかできないんだよな。言うなれば精神的自傷行為だね。

でもそう考えると、許されたとき本当に終わるかもしれないね。もういいやって全部終わりになっちゃうよな。だから、許されちゃまずいか(笑。

でもね、幸いにしてそんな私にもやれることがあるんですね。誰かの願いを叶えてあげることならできるって。だから私の企画の方針はそうしました。誰かがやりたいと思ったことを実現させること、地に足つけてあげること、もっと大きく育ててあげることはできる、たとえ私自身にやりたいことがなくてもね。

だから、夢を持ってるやつ尊敬すんだよなぁ。好きなんだよなぁ。諦めないでやろうとするやつ、憧れるんだよなぁ。俺には同じことはできないけど、応援はできる…むしろそれしかできねぇな(笑。

裁判員制度

2008-11-01 01:35:07 | 社会問題
遅くなりましたが、裁判員制度について書こうと思います。

なんで遅くなったかというと制度自体の理解をするために本を読んで、テレビの討論番組見てから書こうと思い、今に至ったと。

何回かに分けて書こうかと思ったんですが、政治的に見る場合とか経済的に見る場合とか、法的とか憲法的とか制度論とか考えると永遠語れてしまうので、今回この制度を軽く書いて、私の感想をのべる形で行きたいと思います。

まずこの日本国民を巻き込んだこの制度について、まったく知らない、名前だけしか知らない、なにそれ?っていう人たちのために簡単に説明します。やる夫シリーズに裁判員制度があれば良かったんですが、ないので朝日新書『激論!「裁判員」問題』(木村晋介監修)を参考に説明します。


◆裁判員制度いつできたの?いつ始まるの?

まず裁判員制度とはいったいぜんたいなんなのか。いつ作られて、いつ始まるのか。

遡ること4年前、2004年。この制度について規定された「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」(裁判員法)が国会でほぼ全会一致で可決されました。そして2009年5月に施行され、7月以降から裁判員が参加した裁判が始まります。その裁判員があなたであるかもかもしれません。

◆この制度の目的はなに?

裁判員法によるとこの制度の目的は「司法に対する国民の理解の増進と信頼の向上」となっています。

ただ本書によると、制度賛成派、反対派ともに「陪審派と反陪審派の妥協の結果」を認めており、だれもこういった形の裁判制度改革を望んでいなかったと書かれています。だれもというだれっていうのは、改革案を提案した司法制度改革審議会のこと、もとい法曹界全体のことだと思われます。しかも反対派は加えて「どういう固有のメリットがあるのか、国民がこれを求めているかということはまったく議論されなかった」と述べています。

→こんなんが国会でほぼ全会一致で可決されたなんて笑っちゃうし、この法律は内側から発したものでなく上から降ってきた法律って印象です。

◆裁判員に選ばれるってどういうこと?

裁判員に選ばれる資格は、20歳以上の日本国民です。

例外として義務教育を終了していないといった欠格事由とか、かつて裁判官などの職にあったといった就職禁止事由があります。


今年8月に発表された集計によれば全国で約29万5000人、有権者の352人に1人の割合です。ただ都道府県で割合は違って、大阪だと210人に1人の割合、東京だと310人に1人の割合です。

それらの人数を地方自治体の選挙管理委員会が選挙人名簿の中からくじで選定し、10月15日までに地方裁判所に送る作業をします。明確には決まっていませんが、候補者に選ばれた人は裁判所から通知が来るそうです。

いろいろ辞退する条件はあるのですが、我々若い世代には関係ないので、実際裁判員候補者に選ばれる可能性はかなり高いと思います。

1つの事件につき50名から100名が裁判員候補者として選ばれると想定されています。

◆裁判員に選ばれたらどうなんの?

幸か不幸か裁判員候補者に選ばれると呼出状が裁判所から送られてきます。これに理由なく出頭を拒むと罰金・過料が科されます。

それから事件を担当する裁判官3人と検察官、弁護人によって6人に絞りこまれます。そしていよいよ裁判へ臨むわけです。

◆そもそもどんな裁判に参加するの?

裁判員に選ばれると裁判に立ち会うことになります。その裁判の内容は裁判員法によって規定されてます。簡単に説明すると、

死刑または無期の懲役もしくは禁固にあたる罪及び法定刑が短期1年以上のもので、故意の犯罪行為により人を死亡させたもの

です。つまり死刑の可能性のある凶悪犯罪の裁判に参加することになります。

ただ地方裁判所で行われる裁判に限られます。つまり三審制のうち第一審のみの参加になります。

◆結局、裁判員はなにをするの?

凶悪犯罪の裁判に立ち会うことになる裁判員になったら、やることは大きく分けて3つです。

1、事実の認定
2、法令の適用
3、刑の量定

1は分かりますね。被告人が検察側が主張する犯罪事実が本当にあったかなかったかを認定すること。2は事実を認定した場合、その事実がどの罪に該当するのか、適用するべき法令を決めること。3は2で適用する法令に従い、刑の重さを決定すること。これら3つを行います。

ほぼ裁判官と同じことをします。実際、裁判中に証人や被告人に質問をすることも許されています。

◆実際、裁判はどうやって進むの?

裁判は現在行われている裁判とやり方はそれほど変わりません。変わるのは集中審議となる点です。

現在、1回裁判を開いて1人証人の話聞いたら、では次回の裁判は1ヶ月後です、みたいな無駄に長い裁判を行っています。しかし、裁判員裁判は目安として3日間集中して審議し、判決を出すことを目指しています。

あくまでも目安ですが、裁判員として実際に裁判に立ち会うのは3日間です。

◆どうやって判決を決めるの?

裁判官3人と裁判員6人で話し合って決めます。9人による多数決です。ただ条件付きで、有罪判決の場合は必ず最低1人の裁判官の賛成が必要です。棄権は罰則がないので一応認められています。ただその時の棄権は有罪票か無罪票になるのかは決まっていません。

◆問題点はなによ?

問題点はたくさん言われています。今さら法を撤回できないので、建設的な議論として賛成派も反対派も制度の問題の改善を言っています。

・被告人が裁判の種類を選べず裁判員制度を強制的に受けることになる。
・被告人が事実を認めていても裁判員裁判を行う。
・裁判員の徹底した守秘義務。

導入する上で以上の3点は問題視されています。とくに最後の守秘義務については裁判員に参加する我々のリアルな問題かもしれません。


まだまだ書こうとすると書けるのですが、これだけ知っとけば私の感想を理解できるようになると思います。感想はまた今度ゆっくりと。