俺もお前も人生の敗北者

とりあえず否定から入るネガティブ思考で常にB級嗜好なATOPのブログ

朝まで生テレビ

2005-08-06 05:17:42 | 社会問題
 先ほどまで朝まで生テレビを見てました。元帝国軍人が語る戦争を語るというものだったんですが、戦後60年ということは当然当時軍人だったものは80近いわけで、80過ぎのおじいちゃん達がこんな夜中に起きていられるかが一番心配でした(何。
 まぁそれは冗談として、戦争を体験したことのない私が戦争体験者の話を聞いて何を思うかは最後に書くとします。今回、戦争(15年戦争)知識の薄い私でも結構話がわかりやすかった気がします。話の争点としては「勝てない戦争を仕掛けた日本の権力者に責任があるか」「戦争体験者が思う靖国参拝」「戦争体験者が思う東京裁判」「今の若者に伝えたいこと」「この戦争の総括はどこでつけるか」であったと思います。
 番組側も多種多様なパネラーを揃えた感がありまして、私としてはまずそこで楽しめたかなと思います。ただ一番いらなかったのが遙洋子。なんという場違いっぷり。田原さんもよく我慢したという感じがある。一体何をどうやったらあんな発想ができるのかさっぱりわからない。
 さてさて結局これを見ていて何を感じたか。愛国心の形じゃないでしょうか?愛国心で戦う=お国のために戦うという関係図は間違っていないにしても、”お国”というものはいったい何なのか、問題はそこです。パネラーの一人が言ってましたが「”国”のためというのは国家の権力を指すものではなく、家族やそこに住む人、地域、国土を指す」ということです。家族を守るために戦っていたとパネラーの戦争体験者の皆さんは語っておられました。その気持ちを見事に踏みにじったのが遙洋子でしたが…。
 戦争が起こってしまったらどうしようもない、ただ戦争を回避させることが大事。戦争をしないということを憲法で縛るのではなく、もっと心の内から戦争をしたくないような気持ちがあればいいと思うんですがね。真の愛国心の形を持っていれば誰も戦争をしようと思わないはずだし。まぁ現段階の憲法では戦争が起これば完璧に日本は負ける気がしますが、やはり戦争を回避することが大事で、戦争が起こってしまえば徹底的にやるしかないじゃないですか、家族を守るためには。これは言い訳なんですかね…結局戦争なんかやったってキレイさっぱり片づくか、余計混乱を招くと言うことにしかならないと思いますし。
 このままいけばあっという間に終戦100周年を迎えるだろう。ある意味今日本が終戦して60年間戦争が起こらなかったというのは、憲法なんて飾りとして日本人の精神がそうさせなかったということであると思うし、日本外交は100%正しいとは言えないにしても間違ってはいなかったのではないでしょうか?