酔眼独語 

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2020年五輪はイスタンブール!!?

2013-09-02 10:22:45 | スポーツ
 2020年五輪招致レースもいよいよ第4コーナー。この国のメディアは「東京が最有力」とあおっているが、実際のところどうなのだろう。

 日経電子版は五輪招致と株式市場の関係を探った記事を掲げ、五輪招致成功―アベノミクス加速を願っているようだが自信は持てていないようだ。

 ≪2020年オリンピックの開催地が1週間後、日本時間の8日早朝に発表される。もしも東京に決まれば、日本経済や株価を巡る「3つのモヤモヤ」が晴れ、株式投資の視界は明るくなるとの期待が聞かれ始めた。

 果たしてオリンピックは来るのか。何でも賭けにする英国での大手ブックメーカーの一つ、Ladbrokesの倍率(8月29日現在)は東京が1.6倍に対してイスタンブールとマドリードの2都市は4倍。倍率が低いほど可能性が高いことを示すのでこれだけを見ると東京が有利。

 ただ前回(16年招致でリオデジャネイロに決定)では倍率では最も有利だったシカゴが最初の投票で早々と敗れるなど「一番人気は負ける」というジンクスも聞かれる。福島原発の汚染水の問題も選考委員の心理に影響するとみられ断定は難しい。最後までドキドキ感が続きそうだ≫。

 投票の動向を予測するのは極めて難しそうだ。3候補地とも脛に傷を持ち、決定的なポイントを稼げていないためだ。東京が最有力というのも、減点要素が少ないに尽きよう。だが、果たしてそうか。福島第一原発から垂れ流され続けている汚染水が、文字通りの冷や水となることはないのか。欧米は日本国内よりもはるかに深刻に事態を受け止めている。IOC委員の胸にも影を落としているのは間違いないだろう。第一、東京招致は「大義」が乏しい。ここにきて「復興」などと言い出しているが、福島第1があの有様では…。

 で、開催地は大どんでん返しでイスタンブール。米軍のシリア攻撃が中旬以降に延びたもの朗報だろう。イスラム圏初、ヨーロッパとアジアをつなぐ五輪。開催の意義は東京やマドリードの上をいく。中東情勢がきな臭さを増せば、かえって「融合・融和」のシンボルともなろう。

 かなり強引なシナリオだが、33%以上の確率はあると見る。五輪招致に手を挙げること実に4回、そろそろ報われてもいいころだ。

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