アメリカのオバマ大統領が、サウジの国王に頭を下げたとかで米保守系メディアに叩かれている。「アメリカの権威」を傷つける行為だからという。
《今月初めロンドンで開かれた主要20か国・地域(G20)金融サミットの場で、オバマ米大統領がサウジアラビアのアブドラ国王の前で見せた、深くお辞儀するようなしぐさをめぐり、米国内の保守勢力が「米国の権威を損なう」と猛反発している。
米大統領は外交儀典上、外国元首に一切お辞儀してはならないと定められており、波紋が広がりそうだ。
米テレビで放映され問題になっているのは、1日にあった記念撮影に際してのシーン。オバマ大統領がアブドラ国王の右手を両手で握り、頭を90度近く下げてお辞儀しているように見える。米ワシントン・タイムズ紙(7日付)は社説で、「国王の支配下にある者が行うような振る舞いで、前代未聞だ」と痛烈に批判した。大統領は英エリザベス女王と面会した際はお辞儀をしなかった。
ギブス米大統領報道官は、「大統領は国王より背が高いので、握手をした際にお辞儀したように見えただけだ」と説明している》=読売ONLINE=
なぜ、米大統領は外国の元首にお辞儀をしてはならないのか。アメリカのひがみ、コンプレックス、強がり等々がない交ぜになって、出来上がった不文律なのだろう。成り上がりの悲しい心情ですね。
アメリカが逆立ちしても手に入れられないもの。それは天皇や国王に代表される連綿たる権威である。こうした権威があれば、アメリカはあれほど居丈高になっていないかもしれない。世界一の富と力があるのに、尊敬を集める象徴がない。米国はそれが悔しいのだ。
オバマにはそんな屈託はなかった。だから自然と腰をかがめた。それだけのことなのに、批判に対するホワイトハウスの反応は最低だ。「よく知らなかったもんですみません」と謝ってしまえばよかった。でも、それができない。
お辞儀をしたり、謝罪することを「負け」と考えているのがアメリカだ。こういう国に謙虚さや自省を求めるのは至難の業である。今年夏には、日本のさる方面のお方がハワイに行く予定らしい。お辞儀の仕方をしっかりと見せてやっていただきたい。
《今月初めロンドンで開かれた主要20か国・地域(G20)金融サミットの場で、オバマ米大統領がサウジアラビアのアブドラ国王の前で見せた、深くお辞儀するようなしぐさをめぐり、米国内の保守勢力が「米国の権威を損なう」と猛反発している。
米大統領は外交儀典上、外国元首に一切お辞儀してはならないと定められており、波紋が広がりそうだ。
米テレビで放映され問題になっているのは、1日にあった記念撮影に際してのシーン。オバマ大統領がアブドラ国王の右手を両手で握り、頭を90度近く下げてお辞儀しているように見える。米ワシントン・タイムズ紙(7日付)は社説で、「国王の支配下にある者が行うような振る舞いで、前代未聞だ」と痛烈に批判した。大統領は英エリザベス女王と面会した際はお辞儀をしなかった。
ギブス米大統領報道官は、「大統領は国王より背が高いので、握手をした際にお辞儀したように見えただけだ」と説明している》=読売ONLINE=
なぜ、米大統領は外国の元首にお辞儀をしてはならないのか。アメリカのひがみ、コンプレックス、強がり等々がない交ぜになって、出来上がった不文律なのだろう。成り上がりの悲しい心情ですね。
アメリカが逆立ちしても手に入れられないもの。それは天皇や国王に代表される連綿たる権威である。こうした権威があれば、アメリカはあれほど居丈高になっていないかもしれない。世界一の富と力があるのに、尊敬を集める象徴がない。米国はそれが悔しいのだ。
オバマにはそんな屈託はなかった。だから自然と腰をかがめた。それだけのことなのに、批判に対するホワイトハウスの反応は最低だ。「よく知らなかったもんですみません」と謝ってしまえばよかった。でも、それができない。
お辞儀をしたり、謝罪することを「負け」と考えているのがアメリカだ。こういう国に謙虚さや自省を求めるのは至難の業である。今年夏には、日本のさる方面のお方がハワイに行く予定らしい。お辞儀の仕方をしっかりと見せてやっていただきたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます