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酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

「大阪の乱」

2011-11-29 06:11:50 | Weblog
 注目されていた大阪のダブル選挙は橋下徹の「維新」が圧勝した。
勝因は、よってたかっての「橋下叩き」だ。

 火をつけたのは一連の週刊誌報道ではないか。いわく「被差別」
「親父は元やくざ」「兄弟が凶悪事件」…。出自や家族に関わる悪罵が
これほど投げつけられた選挙は、初めてではないか。

 このヒステリックなバッシングを仕掛けたのは、どんな勢力なのだろ
う。戦略性に乏しい、感情的な攻撃では成功するはずがなかった。

 もともと大阪は、かなりアナーキーな土地柄だ。横山ノック知事を誕
生させたのも、「誰がやっても同じ。そんならおもろい方がいい」とい
う感覚だ。1970年代には共産党が主導して、マルクス主義学者の黒田了
一を知事に選んでもいる。

 既成政党やメディアが橋下をくさせばくさすほど、橋下人気が盛り上
がる。自民党から共産党までそろって「反橋下」となれば、庶民が橋下
をひいきにするのは当然だ。

 で、橋下はこれからどうするのか。都構想は進みそうもないから、維
新勢力の国政進出を図ることになる。政界再編も起きるだろう。その時
の軸がどうなるか。小沢一郎とどう絡むかもみものだ。



 
コメント
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