その量産EVの投入は、トヨタは2020年を目標にしているようだ。
トヨタの量産EVは「Concept-愛i」似で2020年に発売か?
コラム 2017/04/01 08:59 Clicccar
米カリフォルニア州によるZEV(ゼロ・エミッション・ヴィークル)規制強化に伴い、2018年以降、対象メーカーの拡大やZEV比率の引き上げにより、自動車各社が新型EVやPHVの投入を相次いで予定するなど、エコカー開発の動きが活発化しています。
報道によると、トヨタとホンダは東京五輪が開催される2020年を目標にEV投入を予定している模様で、トヨタと包括提携しているマツダもEVの開発を表明済み。
またスバルも吉永社長が昨年5月、「2021年を目標にスバルらしい走りを楽しめるEVを発売する」と公言しており、SUV系での投入を匂わせています。
おりしも駆動用2次電池の性能向上により、航続距離問題が解消されつつあり、急速充電器も大幅な充電時間短縮が見込める状況 になってきたことから、トヨタでは水素で走る究極のエコカー「FCV(燃料電池車)」に加え、昨年12月には「EV事業企画室」を社内に設置、EV開発を加速させると発表しました。
同社は2012年に米国でテスラと共同開発した「RAV4 EV」の発売実績があり、国内でも同年に100台限定で小型車「iQ」をベースとしたEV「eQ」を発売。その後も「i-ROAD」など、街乗り用の超小型EVの開発も手掛けています。
トヨタでは今後、水素ステーションが拡充されるまでの間のZEV対応を含め、当面EVがエコカーの主役になるとの予測から、EV開発に踏み切ったようです。
各種情報によると、同社が2020年に投入するEVは、プリウス用のTNGAプラットフォームをベースに、1月のCESに出展した「TOYOTA Concept-愛i」をモチーフにしたボディデザインを採用している模様。
今秋開催予定の東京モーターショー17への参考出展や、東京五輪のオフィシャルカーへの採用も噂されるなど、今後の動きが注目されます。
(Avanti Yasunori・画像:トヨタ自動車)
https://autos.goo.ne.jp/column/458870/
トヨタは2017.1.5~8にラスベガスで開催された「2017 International CES」にて、人工知能を搭載するコンセプトカー「TOYOTA Concept-愛i(コンセプト・アイ)」を出展した。AIを搭載することで、その車が一個の個性を持ったパートナーとして、ドライバーをアテンドしたりリードすると言う。まあ、トヨタが考える「人とクルマの関係」の未来形なのであろう。
「コンセプト-愛 i」については、次のURLなどを参照願うが、
https://response.jp/article/2017/01/10/288067.html
http://diamond.jp/articles/-/113513
そんな車が 「愛i」なのだが、この形に似たクルマをEVとして世に問うてくるのではないか、と言うことなのだ。プリウスと同じのTNGA-Cプラットフォームで、時期は2020年のオリンピックの頃だと言う。
2020年と言えばあと3年でやってくるそんな遠い将来ではないのであるが、期待して待ちたいものだ。だがトヨタのEVとしては、2020年では遅すぎる。世の中はそこまで待てないのだ。だから今年2017年秋の東京モーターショーに参考出品されるとはいえ、そんなに気張らない形で、もっと早くEVは、世に出してもらいたいものだ。
まあ「愛i カー」はつながるクルマのカタチの一つとして、自動運転機能を搭載してトヨタが提案したものであろうが、今はEVの方が大事ではないのかな。
はてさて、こんなクルマ「愛i カー」はいつ実現するのであろうか。
http://newsroom.toyota.co.jp/en/detail/14631005も参照されるとよい。
そう言えばトヨタは2015年に、こんなクルマを発表していたっけ。
Baby86とも呼ばれるこのクルマは、1.2Lturbo、1.5LNAエンジンを搭載するガソリン車でEVではない。
マツダのロードスターやホンダのS660(そのうちにS1000)に対抗するスポーツカーである。1965年(S40年)から1969年(S44年)にかけて、関東自動車工業K.K.で製造された「トヨタスポーツ800」(UP15)の現代版であろう。通称「トヨハチ→ヨタハチ」は当時のパブリカ(UP10)のパワートレーンをベースにしたライトウェイトスポーツカーであり、一世を風靡した。世界で一番早く、あのポルシェよりも早く、タルガトップ形状を採用した超軽量スポーツカーである。
UP15(車両型式)
S-FRはそのコンセプトを継承している。「東京モーターショー2017」が待ち遠しいのだが、発売は2017年末~2018年とか2020年とか言われている。しかしこのクルマをEVにしたら面白いのではないのかな。
まあ、エンジン、トランスミッション、リアデフなどを取っ払って、バッテリー、モーター、コントロールユニットに乗せ換えればEVが出来上がるとは思ってはいないが、こんなコンセプトのEVも面白いのではないのかな。これからのスポーティな環境対策車として、脚光を浴びること間違いなし、である。
是非「EV事業企画室」で検討を願いたいものだ、現代版UP15EVを。
(続く)