世の中、まちがってる、根拠なき反日キャンペーン。

相も変わらず根拠なき反日キャンペーンで、国をまとめようとする輩が存在する。

番外編・プリウス急加速問題(10)

2010-04-15 09:49:36 | Weblog

さて一旦終わりにしたこの件についてだが、ロンダ・スミスの証言した急加速の原因が何であったか気になっていたが、その原因が下記のものに記されているので紹介したい。

2010年2月23日の米下院のトヨタ公聴会で証言した、スミス夫人のレクサス「ES350」の急加速の原因が、明らかになった。それは、産経新聞社の「正論」五月号に掲載された、『バッシング衝撃の真相、トヨタは本当に過ちを犯したのか、”黒幕”に金を出していたのはトヨタ訴訟の弁護士たちだった』国際ジャーナリスト・大野和基氏)に詳しく載っている。以下それを紹介しよう。

2010年3月22日 のこの「番外編・プリウス急加速問題(6)」で掲載した『p6「バックギアでも加速」米公聴会でトヨタ車オーナーが恐怖体験を証言 』でのスミス夫妻のレクサス「ES350」の急加速の原因は、この時点では述べられてはいなかった。そしてこのレクサスはその後スミス夫妻の手を離れ、3万マイルもノントラブルで稼動している。更にはNHTSAがこのレクサスを買い取って調査を始めると言ったところで、この結末は終わっていた。なお、スミス夫妻の経験した急加速は、3年以上も前の2006年10月の事である。

更に悪意に満ちていたことに、ロンダ・スミス夫人は、この公聴会ではその原因を知っていたにも拘わらず、証言しなかった。以下この大野和基氏の「正論」の告発文を引用する。

{スミスが急加速を経験したのは2006年だが、スミスの苦情を受けたNHTSA(米運輸省道路交通安全局)が検査官をテネシー州に送って調査したものの、得られた唯一の結論は、彼女がフロアマットを二枚敷いていたことだけだった。しかもアメリカ人好みの、全天候型のゴム製のフロアマットが、元のマットの上に敷かれていたのである。スミス自身も2007年、「こういうマットが敷かれていたことは悲しい事だ」と語ったと言う。スミスは急加速を経験後、自分の車をすぐに売ったが、レクサスのディーラーが調査してもその車には何の異常も見つからなかった。車はその後、別のユーザーの下で二万七千マイル(約四万三千キロ)走行しているが、その間、急加速の不具合は生じていない。(注)ブログの中では3万マイルを走行している、と言っているが。}

ではなぜロンダ・スミスは、米議会の公聴会と言う公式の場で、涙ながら演技までしてあたかもトヨタの電子制御の問題であるかのような証言をしたのであろうか。また、米ABCテレビも、あたかも電子制御装置の欠陥であるかのように編集した映像に差し替えてまで、”インチキ”映像を流したのであろうか。

それには、集団訴訟で莫大な賠償金をせしめようとする悪徳弁護士のグループが存在していた。米国には、用意周到に準備して集団訴訟に持ち込み莫大な賠償金をせしめようとする「ビジネスモデル」が存在しているのだ。そしてこの悪徳弁護士グループが裏で、この件を操っていたのである。その上、オバマは自分の子としたGMを再生しなければならない立場にある。オバマの民主党もこの動きに乗っかっているわけだ。しかも日米関係は、痴呆の鳩山のお陰で最悪と来ている。中間選挙もあることだし、だからオバマもトヨタバッシングに乗っかっているのである。

ちなみにオバマは、2008年に経営破綻したGMやクライスラーに公的資金を注入している。それに、オバマの民主党の支持母体は労働組合である。その一つがUAW(United Auto Workers、全米自動車労働組合)である。そして、GMの株式は政府が60%、UAW17.5%を所有している。またクライスラーは、政府が10%、UAWは65%の株式を所有することになったのである。即ち、オバマは、GMやクライスラーのCEO(Chief Executive Officer、最高経営責任者)なのである。だから、オバマ政権と議会は、GMとクライスラーの経営再建を有権者から迫られていることになるのである。(ここら辺の事情は、SAPIOの4/14・4/21合併号に詳しい。)

だからトヨタが躓(つまづ)いたりこけたりすれば、それだけオバにとっては好都合なのである。と言うよりも躓かせるために、同じ弁護士としてオバマは内心彼らに喝采を送っているのではないかな。だから、鳩山は日本経済を守るためにも、更には日本人の命を守るためにも、オバマに「余りトヨタをいじめるな」と、一言二言言うべきだったのである。まあ、鳩山の「命を守りたい」は、「自分に都合のよい命は守るが、そうで無い場合は守らない」と言う意味なので、そんな事を期待する事自体が土台無理からぬ事であろう。

この悪徳弁護士たちの件も、大野和基氏の正論の告発文を引用しながら、以下述べてみたい。

この悪徳弁護士グループの手足となって動いているのが、「ショーン・ケイン」と言う人物である。ケインは、「Safety Research & Strategies」と言うウェブサイトを持っており、そこで、専らトヨタ車の負傷事故や安全問題に関する情報ばかりを扱っていると言う。悪徳弁護士グループは、ケインに金を出して、メディア作戦を遂行していたのであり、そしてこの作戦はトヨタのまずい対応もあり、半ば成功しているのである。そんな時に起こったのが、あのサンディエゴで一家4人が死亡した「マーク・セイラー事件」なのである。この件は、3月17日の当ブログNO.2を参照願いたい。

ショーン・ケインは、この「マーク・セイラー事件」を絶好の話題として扱い、メディアに登場してトヨタ・バッシングを展開したのである。またケインから情報提供を受けたロスアンゼルス・タイムズの記者たちも、トヨタ車に限って急加速問題を報道し続けたのである。そのため殊更に問題は大きく広がっていったものと思われる。悪徳弁護士の手先となって動いているケインは、NHKの3月2日の「クローズアップ現代」にも登場していると言う。そのためNHKの取材活動や番組作りに、大いなる疑問を感じたと、大野和基氏は述べている。

(続く)
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