世の中、まちがってる、根拠なき反日キャンペーン。

相も変わらず根拠なき反日キャンペーンで、国をまとめようとする輩が存在する。

国慶節に思う。(58)

2010-01-14 12:21:24 | Weblog

その話は次のようなものだ。

ここにあるサラリーマンがいる。彼の月収は40万円でマンションに住んでいるとしよう。彼は車通勤をしている。その彼が地球温暖化対策に目覚めて、車通勤を止めてガソリンを使わない一時間の徒歩通勤を始めた。これでCO2は排出ゼロだ。マンションの部屋はエアコン完備で快適な生活であるが、環境のためにはと、エアコンも止め、電気も節約する耐乏生活を始める。不自由な生活であるが、温暖化対策を行っていると思えば、誇らしく思えるのであった。

この耐乏生活のお陰で、毎月2万円の支出が減った。この2万円で何か買ったり、遊んだりすれば、そこでそれだけ石油や電気を使う事になり、温暖化対策とはならない。そのため彼は、その2万円を銀行に預ける事にした。そして一年がたち、彼の預金は24万円となった。銀行は銀行でやがては彼に利子をつけてその24万円を支払わなければならない。そのため、銀行はすぐに融資先を探してその資金をある会社に貸し出した。その会社は融資されたお金で、機械設備を買って事業を拡大させた。その設備は忙しく動いている。電機や油をたくさん使っている。結局CO2をたくさん排出している事になる。

彼は彼で、一年間の耐乏生活の結果24万となった預金を引き出して、海外旅行に行く事にした。休暇をとってヨーロッパ旅行に行った。当然旅行は飛行機となる。その飛行機は石油を使って飛んでいる。ショッピングも楽しんだ。小遣いも少しは持参している。貯めたお金以上に、彼は食べたり、飲んだり、買い物をした楽しんだ。そして、また普通のサラリーマン生活へと戻っていった。

彼はヨーロッパ旅行で沢山お金を使った。CO2の排出削減に貢献するつもりだったが、反対にそれだけCO2の排出に貢献してしまったのである。貯めた以上にお金を使ったため、削減したCO2よりも多くのCO2を作ってしまっていた。

更には、融資先の会社でも彼の貯めた金を使って機械を買って動かしていた。残業までして動かしていたので、更に多くの石油や電気を使っていた。そのためCO2も沢山排出されていたのだ。彼の節約した24万円は、このように二重に使われて、彼が使って排出されたかも知れないCO2の2倍以上のCO2を排出する事になってしまった。

と言ったところが、節約をすると石油の消費量が増えて、CO2は削減されるどころか2倍以上に増えてしまうと言うトリックなのである。更に言わせてもらえば、彼の預金で機械設備を買って事業を拡大させた会社があったために景気が良くなり、更にほかの会社も事業を拡大させて石油や電気を使うようになった。そのような会社が増えたため、沢山の人が会社に雇われて、仕事をし始めた。彼らはそこそこの給料を貰っているので、今まで以上にショッピングや旅行を増やしていった。そしてそれまで以上に石油や電気を使う事になったのである。

これは銀行に預けたお金が設備投資に回って、景気が次々と良くなり経済が拡大して更に石油や電気の消費が拡大して、CO2が増えていった事を示している。何らかの活動が活発となれば、必ず石油や電気の使用が増えるのである。もし本当にCO2を減らそうとするならば、国全体で「活動を減らす」ことが必要なのである。すなわち景気を悪くすることにつながるのである。あのぼんくらな鳩山と民主党の「25%のCO2を削減させる」と言うことは、結局は日本の景気を悪くする事につながりかねないのである。胡錦濤が世界に逆らってまで、「CO2は削減しない、排出を抑制するだけだ」と、国連で息巻いたのもこんな事情だ。中国は、決して世界や地球のためになるような行動はしない。反対に世界や地球の為にならなくても、自国の為なら何でもやってしまう世界のHIVなのだ。更には、こう言った考え方に理解が出来ない技術馬鹿もこの世にいるものだが、まことに嘆(なげ)かわしい。

それでも、我々は地球温暖化に対処しなければならない。現在のCO2の排出速度は速すぎるのだ。現在の世界では石油や石炭がエネルギー源となっている。経済活動が活発化し豊かな生活を望むと、CO2の排出は増えてしまう。貧乏になってまでCO2を減らしたくないとなれば、何とかしてそのCO2を大気に放出しないように考えなければならない。それには何らかの技術開発が必要なのである。何とかして煙の中からCO2を分離してどこかに、たとえば深い地中とかに閉じ込めておくとか、CO2を分解してしまう事が必要だ。現在はCO2を分解する技術はなさそうなので、専ら地中に埋める事を考えているようだが、何れにしても世の中が活発になって(即ち経済活動が活発となって)技術開発を進めなければならないのである。経済が停滞する時には、技術開発も停滞するからである。もちろん自然エネルギーの開発や原子力の開発も活発化させなければならないが、それにも膨大な石油が必要なのである。

(続く)
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