世の中、まちがってる、根拠なき反日キャンペーン。

相も変わらず根拠なき反日キャンペーンで、国をまとめようとする輩が存在する。

ヨーロッパと日本(33)

2008-11-26 20:34:04 | Weblog

17.エルヴィン・フォン・ベルツの日本観(お雇い外国人医師)

1876年(明治9年)6月6日お雇い外国人として来日して、東京医学校(現在の東京大学医学部)の教師として1905年6月まで勤務した、「エルヴィン・フォン・ベルツ」の日本観を次に紹介しよう。これらもWikipediaからの引用である。

ベルツの日記」には、明治初期の日本人の西洋文明を取り入れる様子が描写されている。

日本国民は、10年にもならぬ前まで封建制度や教会、僧院、同業組合などの組織をもつ我々の中世騎士時代の文化状態にあったのが、一気に我々ヨーロッパの文明発展に要した500年余りの期間を飛び越えて、19世紀の全ての成果を即座に、自分のものにしようとしている。

特にこの前の16章では、明治維新政府が立て続けに改革を実施し、必要な制度・法律を作り、遮二無二(がむしゃらに)改革を実施してきた様子がよく分かる。将に『御一新』といわれている通りであることがよく分かるのであるが、世界で唯一の暴発的でない、理路整然とした革命だったのではないかと、小生は思っている。もちろん禁門の変とか戊辰戦争などのいわゆる戦いも起こっているが、無秩序的な暴動ではなかった。それは徳川幕府も薩長側も、同じく現状から抜け出そうという問題意識を共通のベースにしているところからくるものであろうと、小生は理解している。

それにしても明治の偉人達の、不眠不休の活躍を続けた様子が目に浮かぶ。よくもこれほどまでに頑張れたものである。これが時代の為せる業と言うものか、まことに頭が下がるものである。我々はこれら先人達の努力を無にしてはならない。私利私欲を捨て、これからの日本に何が大切か、何が必要かを冷静に考えて、このことを言い換えれば、旧来の陋習を破り、天地の公道に基づいて、万機公論に決して、盛んに経綸を行ってゆかなければならない、と言うことである。将に『五箇条の御誓文』の言う通りである。

昭和天皇が昭和21年1月1日に、「新日本建設に関する詔書」の冒頭に五箇条のご誓文を追加された意味も自ずと分かる気がする

現在の日本の政治家は、今一度この「新日本建設に関する詔書」を熟読玩味してもらいたいものである。

さて話はベルツに戻そう。
(続く)
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