「Law&Order」が好きだ!!(邪道にて)

海外ドラマ「Law&Order」が好きです。
とにかく叫びたいので、ブログに叫びます。

シーズン8 #7「悲しい素性」

2012-11-23 20:55:30 | シーズン8
出産したばかりの白人女性、カリン・バーデットがマンションから転落死した。
彼女は3週間前に出産したばかりだという。
夫が、外出中だった。
自殺か?それとも・・・・
捜査の結果、誰かに突き落とされた可能性があるという。
また、カリンは出産直後に養子に出した我が子を取り戻そうとしていたという。

カリンの子供の養子先で話を聞くブリスコー&ローガン。
子供がいないオブライエン夫妻。
子供を取り戻そうとしている、と聞き不安顔・・・・
そしてカレンの子供は・・・・黒人の容姿に見える・・・

ウッヒャ~って展開でしたね。
カレンが黒人男性と浮気し、その結果の子供だと誰もが思う。
そして、夫がそのことで、カレンに殺意を・・・?
一体父親は誰だ?
カレンと親しかった黒人企業家男性を疑うが、全くその気が無い様子。
では?

カレンの子供マギーは遺伝性の貧血の持病がある。
そしてカレンの夫、ジョシュア・バーデットにも同じ持病が・・・・!
マギーの父親は、ジョシュアなのか?
夫の容姿は白人としか見えないが・・・・?

バーデットを27分署で取り調べる。
ここヴァン・ビューレンの言葉と表情、迫力ありましたね~。

「ハロー、マイ・ブラザー。
 驚いた!見事よ。受け入れられたのね、あなた。
 間近で見ても全然分からないわ。
 ・・・あいつらといる時は、どうなの?
 彼らのジョークで笑うの?意味は分かるわよねぇ。
 体裁を保つために、アンタも黒人をバカにするの?
 ・・・傍に寄りすぎたかしら?母親を思い出すから不快なのかしら?
 母親は浅黒かった?それとも薄めかしら?父親が白人なの?
 40年近く、おびえてきたのよね。
 その恐怖心が、日曜の朝に爆発して、パニックに陥ったのね・・・」

このセリフ、本当は結構俗語も交じっているようです。
が、残念ながら、字幕では普通になってしまいますね・・・
仕方ないといえども・・・悔やまれるなぁ(ウンウン)

バーデット、逮捕。

しかしバーデット夫妻2人が、子供を取り戻そうとしていたことが分かる。
職や年金など、今までの生活が失われる覚悟だ。
しかし、それならば、カレンを殺す動機がなくなる。
そして、なぜ最初に、そのことを話さなかったのか?
誰かを庇ってる??前妻と息子との関係が、浮かび上がってくる・・・・

マギーの父親鑑定の血液検査を拒否してきたオブライエン夫妻。
どうもバーデットの前妻と接触しているらしい。
オブライエン家を訪れるマッコイ&ジェイミー。
妻はマギーと共に不在だ。どこかに隠れているのだ。
検察の話を聞き、オブライエンが話す。

「ヒューストンさんが来て、バーデットは無実だと言った。
 彼は親権を争う気だから、娘を州外へ連れ出せと言い、金銭の援助もしてくれた」
「理由を聞いた?」
「教養のある女性とは思えないような発言だが
 縮れ毛の猿に家名を汚されたくない、と」

バーデットの前妻ヒューストンを逮捕。
ヒューストンの弁護士は、黒人女性だ。
弁護士は、彼女は息子を守ろうとしたのだという。
黒人の血が混じっている者への、差別を恐れてだ。
子供を取り戻そうとするカリンを説得しようとしたが
もみ合っているうちに、ベランダから・・・・。

差別のため、どのような不利益を受けるのか?
そのことを法廷で訴えようとする弁護士。
問題は、カレン殺害だ。一体どんな関係がある?
判事の前での意見交換=ギャンギャン大騒ぎ(クスクス)
判事、検察を支持。

法廷。息子への愛情のための犯行だ、と訴えるヒューストン側。
ヒューストンの潜在的な差別を押し出したい検察。
バーデットとの離婚のことを調べる検察。
そして・・・

ヒューストン側と話し合う検察コンビ。

「離婚書類を見つけたの。マーカー部分が関連個所よ。
 私は親権争いをしたけど、あなたは親権放棄を争った」
「何の話かしら?」
「協議書案にある。御主人は実質的な理由から放棄したけど・・・
 あなたは扶養料を3倍にさせた」
「誤解よ」
 ・・・・・・・・・・
「Mr.バーデットが認めた。
 元妻は黒人の子を嫌がったと、次の裁判で証言する」
「ジョシュアは、証言しないわ」
「いや、彼は合意した」
「今度の陪審はだまされない」
「本性を見抜く。
 黒人に対する偏見が強く、息子すら嫌うと」

そして、検察側の条件を受け入れるヒューストン・・・・


哀しいエピでしたね。哀しい・・・
それでも視聴後、何となく収まった感があるのは・・・
こういうエピで付きものも、
殺人事件ではなく、差別問題で終始する法廷じゃないからでしょうか?
弁護側の意図を、判事が法廷前に封印しちゃったし。
そして前妻の差別志向を、検察が見破ったしってことで。
殺人者が報いを受けたって言う部分では、完結したエピだったからだと思ってます。

と、言いつつも・・・
前妻は殺人者なので、罪を償うのは当然としつつも・・・
もしジョシュアが結婚前、または交際前に素性を告白していれば
交際しないし、結婚もしなかったと思う。
息子が、白人の容姿で生まれたから、まだ告白しなかったんだろうけど。

しかし、それをジョシュアの弱さ、とかで断じるのも、また違うかと。
まだまだ今より差別が激しかった時代で育ったのだろうし。
白人として享受している幸せを失いたくなかったのだし。

また、ラスト。
息子に黒人の血が混じっているから、親権を放棄しようとする。
これは息子が背負うことへの思いからじゃないんだろうネェ。

そして前妻自身、自分のことはどう思ったたんだろ?
この辺、というかエピ内では、前妻の気持は全く出番なしで。
自分で自分を呪ってた?
まさか!自分が!!って、感じで。
でも、ある見方でいうと、彼女に落ち度はないともいえる。
いや、殺人以外ではね。
差別では・・・・
もし彼女が、黒人が多い地域に自ら転居し、
周囲に黒人だらけで我慢できないッ!って銃でも撃ちだしたら
それは・・・・だけど。

彼女は、白人男性と普通に結婚した、と思っていたんだろうし。
それが、実は違ったんだ・・・・!一体どうして??
って、ズ~っと思っていたんじゃないかな??って思いました。

それと息子。法廷で何度も映っていましたが。
ヘアースタイルが、ちょっとンン?って思った私・・・(ゴメン)
彼も、母親の気持ち、というか母が自分に余所余所しい風に思ってただろうし。

そんなこと考えると・・・・哀しいお話だったねェって思う。
まぁドラマに、そこまで!って思うんだけど
父と息子が、どこかで2人で助け合って生きて欲しいなぁって思っちゃいました。
こんなこと、私が思うのは珍しいんですけどね(ウンウン)

取引きの時、退室しようとする前妻に発したマッコイの言葉。

「今度は白人弁護士を?今出ていけば取引きは無しだ。
 第2級謀殺で裁かれる。
 弁護士ならここにいる。今すぐ決めろ」

これは、良かったですね(ニッコリ)
マッコイは、そういう件に関してはリベラル思想設定ですし。
この言葉は、前妻への厳しい言葉ですが
同時に、黒人女性弁護士への敬意も表していると思います。
人種?性別?今ここでは、弁護士だろ!それが重要だって感じで。
私には、そういう風に感じました!いいぞ、マッコイ!!ってね(ニッコリ)

これ・・・元ネタがあるそうです。調べました(ペコリ)
Anatole Broyardという、アメリカの作家&編集者のお話だそうです。
バーデットと同じく、アフリカ系アメリカ人であることを隠し、社会で成功して・・・
勿論妻は(二度目の妻?)は知っていたそうですが・・・・
彼の死後、このことが知られるようになったとか・・・・

哀しいエピですが・・・・

検察トリオが、華麗にお食事会!!シフの奢り!!
ここで、マッコイさんがニヤッと一瞬!笑った笑顔が======!!すてき!!だったわぁ。

そして!鬼嫁ジェイミー!!(クスクス)
マッコイとジェイミーの会話。

「昨夜はどうでした?」
「マデリン?賢く、魅力的で愉快だったよ」
「よかった。あなたはステキで、情熱的だと」
「情熱的??」
「仕事に対して・・・クレアの話を?」
「(ちょっとテンション高めで)
 彼女の弟が、飲酒運転者のせいで入院したと聞いたからだ」
「・・・彼女は、また会いたいそうですよ」

ヒェ~~~~~!!
マッコイをここまで追い詰めるとは・・・・恐るべし!!(キッパリ)
好きだなぁ、ジェイミー!(ウンウン)すっごく、好きだ==!
で、マッコイ!オタオタするなぁ!ってね(クスクス)

ジェイミーの友人とお付き合いって情報は得てましたが、ここで、なのね。
で、この飲酒運転話・・・ちょっと伏線です(ニッコリ)
覚えておくと、後から良い事あるかも?(約束しませんがね)

今回エピ検事長は、全編格好良かった!!
私の好み、だったなぁ!!!すっごく良かった!!

て、いつも言ってるような・・・でも良かったんだよ==!(ウンウン)