原題『Serial Mom』
ここのSerialはCerealとは違いますねぇ。日本表記では同じシリアルです。
Cerealは食品の方。穀物の、シリアル食品とか。
Serialは連続、順次などの意味。Serial killerは連続殺人犯。
この映画は、多分Killerを除いて、語呂よくしているのかなって思いますが。
正確にいうと『Serial Killer Mom』ですかね。
よく知られているように、主人公の主婦ベヴァリー演じるのはキャスリーン・ターナー。
『白いドレスの女』綺麗ですねェ。で、『シリアル・ママ』見て、オォ!!
ついでに『L&O』のゲスト出演見て、も一度、オォ!!!!
ストーリーも、よく知られている通り、ベヴァリーがバンバン人を殺ししていくもの。
無関係の人ではなく、自分から見てモラルのない人&無礼な人&自分の価値観とは相いれない人など。
でも、この映画は、殺人をどうのこうの言っているテーマじゃないと思う。
確かにベヴァリーは殺人犯だが、凶器&遺体を隠そうともしない。
殺したらハイ終わり、だ。
冒頭で家族の食事中に蠅が飛び回るのを不快に感じ、蠅たたきでたたき殺すシーンがあるが
彼女のやっていることは、この蠅たたきと同レベル、という感じだ。
不快=殺す。
日常の不快感を、愚痴ったり酒飲んだりスポーツしたりして、発散するかわりに殺す。
殺人の後は、とっても爽やか。笑顔満面。スカッ!としたって感じ。
映画解説など読むと、事件とマスコミ、裁判や死刑に対する風刺のように書かれているが
まぁ、どう感じたり考えるかは、個人の勝手のように思う。
社会のモラル等々語ってもいいし、単にギャハハ笑いでお仕舞、でも良いのでは?
ストーリー、特に裁判ではママの都合の良いように展開されていくが
陪審員制度だから、いかに市民から選ばれた陪審員を説得できるか?が大切。
善悪よりも、そちらが大切なのではって風刺にはなっていたかなぁ?
会話は面白かったです。特に法廷場面は。
自分を精神異常にして無罪にしようとする弁護士を解任し、自己弁護をするママ。
検察の証人として、近所の主婦仲間が登場。
彼女は、ママが息子の担任を自動車で轢き殺した時に
「疑わしい車が、この家にある」とママの事を警察に告げたご近所さんだ。
マ「〇〇殺害の凶器は、あなたのハサミですね?」
主「そうです・・・でも、私は殺していません」
・・・・ママがその主婦から借りた裁縫箱の中のハサミを使用して殺害。
マ「××殺害の凶器も、あなたの火かき棒ですね?」
主「そうです・・・でも私じゃありません」
・・・・ママがその主婦の火かき棒を拝借して殺害。
そして、ママは最後に声を高らかに!
マ「あなたは、ゴミを分別していませんね!!」
オオオオオオォォォォと法廷内がざわつく。
主婦は、不安そうにあたりを見廻し「ええ・・・」
再び法廷内は大きな溜息と、非難の声に包まれる。
ゴミを分別していないって?どういうこと?酷過ぎない?
これって、殺人よりタチが悪いわ!
こんなセリフはないが、傍聴人そして陪審員達のヒソヒソ声や目が物語っている。
こんはやり取りが続き、ママは見事無罪を勝ち取った。
ウォーターストーンはママの夫、歯科医のユージーン役です。
1994年映画ですから、アラ、「L&O」初出演時期をあまり変わらないような??
フムフム、そうすると、初出演マッコイさんは、あんなイメージか・・・・
と、マッコイワールドに突入な私・・・(中断)戻ってこ~い(クスクス)
この夫ユージーン、
「目立たない」「妻の言いなり」「映画中、役割あったの?」的に言う人もいます・・・。
まぁ、確かに、妻が主役だし、殺人ママに押され気味は仕方ないでしょ!
でも、いきなり家族の誰かが殺人犯だって言われてもネェ、どうします?
日曜の朝、教会に出かけるため、家族4人で車で出かける(夫婦に娘ミスティ&息子チップ)
この時点で警察はママを犯人と目星をつけているが、決定的証拠がないので逮捕できない。
で、家族を見張中。
家族の車を追い、刑事の車&パトカーがぞろぞろ後に続く。
カーラジオでニュースが流れる。
「・・・・警察はこの連続殺人の犯人として、容疑者を特定しました!」
流れる名前は、勿論ママの名前。凍りつく家族3人。
ママは、アラアラという顔つきで、自分の名前がラジオから流れたので何やら楽しそう。
夫ユージーン「本当に殺したのか?更年期障害じゃないのか?いい精神科医に行こう!」
娘ミスティ「もう一生恋人なんてできないわッ!エ~ン」
息子チップ「スゲェ!新聞に載るかなぁ~」
家族の反応見て思ったのは、
実際自分が家族で夕食でも食べていて、TVニュースから殺人の容疑者として夫の名前が聞こえたら・・
一体私はどういう反応をするの??ってことです。
裁判が始まると、チップはママの映画化のオファーへの対応で大忙し。
「お前の母親に兄貴を殺されたんだ!」と殴りつけてきた青年にも余裕の助言。
「おい、肖像権を取っておけよ!」
つまり、ママの物語の映画化=お前の兄貴の事も映画になるぞ=兄貴の肖像権を持っていると一儲けできるぞ
こんな感じですかね。
怒っていた青年もチップの話を聞き
「兄貴の役は〇〇(映画スター)が演じてくれないかなぁ」と夢見る表情に(笑)
ミスティは裁判所の外で、ママの事件で知り合い恋人となった記者青年とママグッズの販売中。
ママTシャツなど飛ぶように売れていく。
そこでママ本を買ったある女性(ママと同じくらい)が呟く。
「私だって、殺したいことあるわよ」
大いに同感!!と意味ありげに頷く周囲の女性たち・・・
こんな中で夫ユージーンは、オロオロだ。
でも、そんな反応が当たり前で普通で正直な反応じゃないかな~?
ママがある青年をターゲットにして追跡中の時の事。
この青年はチップの友人で、ママを早い時期から殺人者と呼び、またある殺害現場を目撃している。
しかし、ママがこの青年を狙うのは、上記の理由からじゃない。
彼は、シートベルトを着用しないからだ。ママの頭の中では、万死に値する行為だ。
で、青年はライブハウスに逃げ込む。その後を追うママ。
さらにその後を追う家族&警察。
会場は超満員で若者が盛り上がって阿鼻叫喚状態。
青年を追いながら不意に周囲を眺めると、夫の姿に気が付くママ。
その時ママは満面の笑顔でユージーンに手を振る。
まるでどこかのテーマパークで逸れた夫を見つけた時のようだ。
ユージーンも手を挙げ、弱弱しく笑顔を向ける。
だって・・・それ以外、どうしろと??
裁判時、検察側の証人を見事論破するママ。
その度に嬉しそうに、傍聴席のユージーンを振り返り満面の笑顔を向ける。
ユージーンも微笑む。弱弱しく・・・それ以外、どうしろと??
歯科医として順調。完璧ではないが、それでも可愛い子供たち。
きれい好きで料理好き。趣味のバードウォッチングを一緒に楽しむ妻。
食事中、妻と子供たちの何気ない会話を聞きながら笑うのが幸せだった日常。
それなのに、一生連れ添うと思っていた妻が、連続殺人犯??
どうしていいか分からないのが、本当に普通の反応だよね。
ユージーンが面白くないのは、普通の反応だから。
周囲のお祭り騒ぎとは違う、戸惑いの反応だから。
無罪となったママは、傍聴席の家族のもとへ。
と、その前に記者たちに囲まれて、インタビュー。
その短い間に、傍聴席では家族会議。
「ママは家に戻ってくるの?」
「そうだろうね」「そうだろうね」
「僕気に入ってもらえるかな?」(ミスティの恋人はママとは面識なし)
「ママを怒らせちゃ、ダメよ」(殺されるからね)
こんなママを受け入れる家族・・・夫って、どうよ??
ウ~ン、度量が大きいのか?無神経なのか?
それとも、受け入れる以外、どうしろと??だよね~(クスクス)
無罪の後も、裁判所内でママはもう一人殺します。
相手は自分を無罪にしてくれた陪審員の女性。
理由は、秋なのに白い靴を履いていたから。
「キャ~、人が死んでいる!!」
の叫び声に、ママに集まる視線、視線、視線・・・。
でもママは、いつものニッコリ、で幕。
この映画で、ウォーターストーンの見どころは・・・
まぁ、若マッコイに近い感じの姿を見れてヤッタ===!!ってことは、ともかく・・・
(でも、自分の中では、コレはポイント高いです☆☆☆)
短いですが、ママとのベッドシーンかな??いや、コミカルですがね。
ウォーターストーンのこのようなシーンは、貴重なんです!!!(断言)
日本未公開の映画に、そんなシーン満載のモノがあるのですが・・・買えないじゃん!!
(おっと、いきなり文句ですか、私。クスクス)
でも、やはり!!
傍聴席でオロオロするジャック・マッコイが見れるってことでしょうかね??
これも、鬼検事補を知る我々にとって、案外貴重かもね~。
見て良かった!の映画でした。
勿論ウォーターストーン目当てですが(キッパリ)映画自体も面白い。
また見よっと♪♬♪♫
でも、これ見るためには、車で約1時間かかる図書館に行かなくっちゃ(涙目)
でもその価値は、あるわ!!(←やはり、筋金入りのバカ・笑)
ここのSerialはCerealとは違いますねぇ。日本表記では同じシリアルです。
Cerealは食品の方。穀物の、シリアル食品とか。
Serialは連続、順次などの意味。Serial killerは連続殺人犯。
この映画は、多分Killerを除いて、語呂よくしているのかなって思いますが。
正確にいうと『Serial Killer Mom』ですかね。
よく知られているように、主人公の主婦ベヴァリー演じるのはキャスリーン・ターナー。
『白いドレスの女』綺麗ですねェ。で、『シリアル・ママ』見て、オォ!!
ついでに『L&O』のゲスト出演見て、も一度、オォ!!!!
ストーリーも、よく知られている通り、ベヴァリーがバンバン人を殺ししていくもの。
無関係の人ではなく、自分から見てモラルのない人&無礼な人&自分の価値観とは相いれない人など。
でも、この映画は、殺人をどうのこうの言っているテーマじゃないと思う。
確かにベヴァリーは殺人犯だが、凶器&遺体を隠そうともしない。
殺したらハイ終わり、だ。
冒頭で家族の食事中に蠅が飛び回るのを不快に感じ、蠅たたきでたたき殺すシーンがあるが
彼女のやっていることは、この蠅たたきと同レベル、という感じだ。
不快=殺す。
日常の不快感を、愚痴ったり酒飲んだりスポーツしたりして、発散するかわりに殺す。
殺人の後は、とっても爽やか。笑顔満面。スカッ!としたって感じ。
映画解説など読むと、事件とマスコミ、裁判や死刑に対する風刺のように書かれているが
まぁ、どう感じたり考えるかは、個人の勝手のように思う。
社会のモラル等々語ってもいいし、単にギャハハ笑いでお仕舞、でも良いのでは?
ストーリー、特に裁判ではママの都合の良いように展開されていくが
陪審員制度だから、いかに市民から選ばれた陪審員を説得できるか?が大切。
善悪よりも、そちらが大切なのではって風刺にはなっていたかなぁ?
会話は面白かったです。特に法廷場面は。
自分を精神異常にして無罪にしようとする弁護士を解任し、自己弁護をするママ。
検察の証人として、近所の主婦仲間が登場。
彼女は、ママが息子の担任を自動車で轢き殺した時に
「疑わしい車が、この家にある」とママの事を警察に告げたご近所さんだ。
マ「〇〇殺害の凶器は、あなたのハサミですね?」
主「そうです・・・でも、私は殺していません」
・・・・ママがその主婦から借りた裁縫箱の中のハサミを使用して殺害。
マ「××殺害の凶器も、あなたの火かき棒ですね?」
主「そうです・・・でも私じゃありません」
・・・・ママがその主婦の火かき棒を拝借して殺害。
そして、ママは最後に声を高らかに!
マ「あなたは、ゴミを分別していませんね!!」
オオオオオオォォォォと法廷内がざわつく。
主婦は、不安そうにあたりを見廻し「ええ・・・」
再び法廷内は大きな溜息と、非難の声に包まれる。
ゴミを分別していないって?どういうこと?酷過ぎない?
これって、殺人よりタチが悪いわ!
こんなセリフはないが、傍聴人そして陪審員達のヒソヒソ声や目が物語っている。
こんはやり取りが続き、ママは見事無罪を勝ち取った。
ウォーターストーンはママの夫、歯科医のユージーン役です。
1994年映画ですから、アラ、「L&O」初出演時期をあまり変わらないような??
フムフム、そうすると、初出演マッコイさんは、あんなイメージか・・・・
と、マッコイワールドに突入な私・・・(中断)戻ってこ~い(クスクス)
この夫ユージーン、
「目立たない」「妻の言いなり」「映画中、役割あったの?」的に言う人もいます・・・。
まぁ、確かに、妻が主役だし、殺人ママに押され気味は仕方ないでしょ!
でも、いきなり家族の誰かが殺人犯だって言われてもネェ、どうします?
日曜の朝、教会に出かけるため、家族4人で車で出かける(夫婦に娘ミスティ&息子チップ)
この時点で警察はママを犯人と目星をつけているが、決定的証拠がないので逮捕できない。
で、家族を見張中。
家族の車を追い、刑事の車&パトカーがぞろぞろ後に続く。
カーラジオでニュースが流れる。
「・・・・警察はこの連続殺人の犯人として、容疑者を特定しました!」
流れる名前は、勿論ママの名前。凍りつく家族3人。
ママは、アラアラという顔つきで、自分の名前がラジオから流れたので何やら楽しそう。
夫ユージーン「本当に殺したのか?更年期障害じゃないのか?いい精神科医に行こう!」
娘ミスティ「もう一生恋人なんてできないわッ!エ~ン」
息子チップ「スゲェ!新聞に載るかなぁ~」
家族の反応見て思ったのは、
実際自分が家族で夕食でも食べていて、TVニュースから殺人の容疑者として夫の名前が聞こえたら・・
一体私はどういう反応をするの??ってことです。
裁判が始まると、チップはママの映画化のオファーへの対応で大忙し。
「お前の母親に兄貴を殺されたんだ!」と殴りつけてきた青年にも余裕の助言。
「おい、肖像権を取っておけよ!」
つまり、ママの物語の映画化=お前の兄貴の事も映画になるぞ=兄貴の肖像権を持っていると一儲けできるぞ
こんな感じですかね。
怒っていた青年もチップの話を聞き
「兄貴の役は〇〇(映画スター)が演じてくれないかなぁ」と夢見る表情に(笑)
ミスティは裁判所の外で、ママの事件で知り合い恋人となった記者青年とママグッズの販売中。
ママTシャツなど飛ぶように売れていく。
そこでママ本を買ったある女性(ママと同じくらい)が呟く。
「私だって、殺したいことあるわよ」
大いに同感!!と意味ありげに頷く周囲の女性たち・・・
こんな中で夫ユージーンは、オロオロだ。
でも、そんな反応が当たり前で普通で正直な反応じゃないかな~?
ママがある青年をターゲットにして追跡中の時の事。
この青年はチップの友人で、ママを早い時期から殺人者と呼び、またある殺害現場を目撃している。
しかし、ママがこの青年を狙うのは、上記の理由からじゃない。
彼は、シートベルトを着用しないからだ。ママの頭の中では、万死に値する行為だ。
で、青年はライブハウスに逃げ込む。その後を追うママ。
さらにその後を追う家族&警察。
会場は超満員で若者が盛り上がって阿鼻叫喚状態。
青年を追いながら不意に周囲を眺めると、夫の姿に気が付くママ。
その時ママは満面の笑顔でユージーンに手を振る。
まるでどこかのテーマパークで逸れた夫を見つけた時のようだ。
ユージーンも手を挙げ、弱弱しく笑顔を向ける。
だって・・・それ以外、どうしろと??
裁判時、検察側の証人を見事論破するママ。
その度に嬉しそうに、傍聴席のユージーンを振り返り満面の笑顔を向ける。
ユージーンも微笑む。弱弱しく・・・それ以外、どうしろと??
歯科医として順調。完璧ではないが、それでも可愛い子供たち。
きれい好きで料理好き。趣味のバードウォッチングを一緒に楽しむ妻。
食事中、妻と子供たちの何気ない会話を聞きながら笑うのが幸せだった日常。
それなのに、一生連れ添うと思っていた妻が、連続殺人犯??
どうしていいか分からないのが、本当に普通の反応だよね。
ユージーンが面白くないのは、普通の反応だから。
周囲のお祭り騒ぎとは違う、戸惑いの反応だから。
無罪となったママは、傍聴席の家族のもとへ。
と、その前に記者たちに囲まれて、インタビュー。
その短い間に、傍聴席では家族会議。
「ママは家に戻ってくるの?」
「そうだろうね」「そうだろうね」
「僕気に入ってもらえるかな?」(ミスティの恋人はママとは面識なし)
「ママを怒らせちゃ、ダメよ」(殺されるからね)
こんなママを受け入れる家族・・・夫って、どうよ??
ウ~ン、度量が大きいのか?無神経なのか?
それとも、受け入れる以外、どうしろと??だよね~(クスクス)
無罪の後も、裁判所内でママはもう一人殺します。
相手は自分を無罪にしてくれた陪審員の女性。
理由は、秋なのに白い靴を履いていたから。
「キャ~、人が死んでいる!!」
の叫び声に、ママに集まる視線、視線、視線・・・。
でもママは、いつものニッコリ、で幕。
この映画で、ウォーターストーンの見どころは・・・
まぁ、若マッコイに近い感じの姿を見れてヤッタ===!!ってことは、ともかく・・・
(でも、自分の中では、コレはポイント高いです☆☆☆)
短いですが、ママとのベッドシーンかな??いや、コミカルですがね。
ウォーターストーンのこのようなシーンは、貴重なんです!!!(断言)
日本未公開の映画に、そんなシーン満載のモノがあるのですが・・・買えないじゃん!!
(おっと、いきなり文句ですか、私。クスクス)
でも、やはり!!
傍聴席でオロオロするジャック・マッコイが見れるってことでしょうかね??
これも、鬼検事補を知る我々にとって、案外貴重かもね~。
見て良かった!の映画でした。
勿論ウォーターストーン目当てですが(キッパリ)映画自体も面白い。
また見よっと♪♬♪♫
でも、これ見るためには、車で約1時間かかる図書館に行かなくっちゃ(涙目)
でもその価値は、あるわ!!(←やはり、筋金入りのバカ・笑)