まるみのあっちこっち巡り

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にっぽん丸 広島発着 屋久島・高千穂クルーズ 屋久杉自然館

2022-01-25 00:47:55 | 2021 にっぽん丸 広島発着 屋久島・高千穂クルーズ



屋久島でのオプショナルツアーの
最初の訪問地は、屋久島と屋久杉を紹介する
博物館の「屋久杉自然館」です。







屋久島の人々が500年も前から巨木を倒し、
暮らしを支えてきましたが、
そこに巧みな森林の生態と人々の
かかわりが秘められているようです。







江戸時代から伝わる山師(樵)の道具は多種多様、
九州各地と同様、おもに土佐の刃物が使われました。







昭和31年に屋久島に導入された全長2m、
最大20㎏のチェーンソーです。
どうみても重そうなので持ちませんでしたが、
実際に持つこともできます。

機械化による大量伐採の歴史を作った貴重な資料です。







同じ太さでも樹齢はそれぞれ違います。
樹齢を比べると、屋久杉は栄養が乏しいので、
成長が大変遅いことが分かります。







こちらは屋久杉の平木が展示されています。
平木は短冊形の屋根材で、江戸時代に大量に作られ、
人々の暮らしを支え、年貢として納められたとか。

現在見ることができる屋久杉の多くは、
加工に不適として切り残された異形の巨木と
伐採跡に育った江戸時代生まれの小杉の大群です。







杉は日本固有の植物といわれるスギ科のスギ、
屋久島の山地に自生しているスギを
屋久杉と呼んでいます。

輪切りにした円盤の年輪は1660本ある
1660歳の屋久杉になります。
成長の遅い屋久杉は材質が緻密で樹脂分が多く、
腐りにくいので長命だと考えられています。







からくり装置「地杉のオブジェ」は、
屋久島の自然を音やリズムで表現しているとか。







平成12年2月12日、毛利宇宙飛行士と
宇宙を飛んだ屋久杉の種から育った杉は、
「宇宙ヤクスギ」と呼ばれています。
NASAの証明書付きです。

鹿児島県熊毛郡屋久島町安房2739-343

2021.11.5


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