まるみのあっちこっち巡り

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人形町の街歩き 谷崎潤一郎生誕の地

2021-11-18 23:41:05 | お出かけ 東京



『いまもある玉ひでは私の家から東へ
1,2軒目の所にあって、おいしいかしわ屋だったので
食べに行ったことはないが始終取り寄せて食べた……。』

日本橋人形町で過ごした幼少期の回想を書いた
谷崎潤一郎の「幼少時代」には、鎧橋方面から来る都電、水天宮、
人形町通り、甘酒屋、玩具の「清水屋」、佃煮屋の「ちとせ」、
親子丼で評判の「玉ひで」などが登場します。

「玉ひで」まで行ったなら少し足を延ばして
「谷崎潤一郎生誕の地」へ行ってみてはいかがでしょうか。
プレートの右下に「松子書」と書かれていますが、
谷崎潤一郎の三番目の夫人であった松子さんの書です。







ノーベル文学賞の候補に7回も選ばれたという
文豪の谷崎潤一郎の『春琴抄』、『細雪』など
映像化や舞台化もされることが多く、
華やかな舞台の『細雪』などは何度も観ています。

関西の人のイメージが強い谷崎潤一郎ですが、
生まれは東京・日本橋人形町でした。
母方の祖父・谷崎久右衛門は、
一代で財を成した人でした。

東京都中央区日本橋人形町1-7-10

2021.10.21

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