まるみのあっちこっち巡り

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日本100名城 江戸城

2021-11-03 15:04:48 | 日本100名城




徳川幕府が威信をかけて築城した将軍の城は、
段違いに巨大な日本最大の城郭である江戸城で、
総構を入れると千代田区がすっぽりと入るほどです。

世界遺産の姫路城でも内郭は、
江戸城の四分の一以下になります。







江戸の地の利に最初に気づき、築城したのは太田道灌。
1457年に築城し、江戸の町の整備にも着手しますが、
主君に殺害された後は、明確な城主を持たずに江戸城は荒廃。

関東入りした徳川家康は、まず市街地の整備を行い、
江戸城の改築に着手、加藤清正や福島正則など
外様大名を呼び寄せて普請にあたらせ、
およそ30年で完成で完成しました。







天守は1667年の明暦の大火で焼失し、
以後造営されることのなかった天守台。

石垣がまだらなのは八代将軍吉宗の代に焼けた
伊豆石をはずし、小豆島の御影石を加えて
石積みをやり直したからだとか。







本丸は芝生が広がっていますが、
江戸時代はぴっしりと御殿が建て込んでいました。







江戸城への入り口はいくつかありますが、
大手御門などから入場する際、手荷物検査を受け、
入園票を受け取り入場します。







三之御門渡櫓跡の南に建つのが百人番所で、
甲賀組、伊賀組、根来組などの鉄砲百人組が
昼夜交代で警備、百人組は与力20人と
同心100人で構成されていました。







主な遺構は、櫓、城門、番所、本丸、二の丸、
三の丸、西の丸、北の丸、石垣、濠。
北の丸、本丸、二の丸、
三の丸は一部見学ができます。







将軍慶喜の恭順により、皇居になりましたが、
江戸城は一度も戦禍を被ったこともなく、
歴史上最大かつ最強にわたり全国を統治したその城は、
今は天皇家を抱え、悠然と佇んでいるのです。







江戸時代のものが残っている桜田門と桜田濠。
城と同様に濠も広く、内堀を一周するだけでも
その土木量の巨大さ、防御力などを実感できます。

別名:千代田城
種別:平城
築城年:1457年、1606年、1622年、1637年
築城者:太田道灌、徳川家康、徳川家忠、徳川家光

東京都千代田区千代田

訪問日:2019.1.26他
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