愛知県豊川市にある豊川稲荷妙嚴寺唯一の直轄別院。
「稲荷」と呼ばれると、「狐を祀った神社」を想像しますが、
お祀りしているのは鎮守・豊川ダ枳尼眞天。
愛知県豊川市にある豊川稲荷は、
日本三大稲荷のひとつと言われていますが、
室町時代に創建、織田信長や豊臣秀吉、
徳川家康などの武将たちからも信仰を集めてきました。
豐川稲荷は正式名を「宗教法人 豐川閣妙嚴寺」と称し、
山号を圓福山(えんぷくざん)とする曹洞宗の寺院でありました。
境内では名物の「いなりずし」も売っていますし、
狐が数多く鎮座しているのではありますが。
コロナ禍で柄杓は撤去されていました。
江戸時代、大岡越前守忠相公が日常信仰していた豊川稲荷、
屋敷にダキニ眞天像を祀ったのが別院の始まりで、
明治20年に赤坂一ツ木の大岡邸から現在地に移転遷座。
江戸南町奉行として活躍した大岡越前公は、
旗本から大名へ取り立てられたことでも知られ、
それにあやかり江戸の豊川稲荷も、立身出世や盗難避け、
失し物・失踪人などの効験で評判となったそうです。
明治以降の赤坂は、料亭や芸者などが集まる花柳界が発展し、
芸道を生業とする人々からの信仰も増え、
現在も、ジャニーズ事務所所属タレントをはじめ、著名な芸能人、
スポーツ関係者からの信仰を集めていることでも知られます。
Wikipediaより
縁切り専門の稲荷「叶稲荷」、10円の融通金を持って返り、
1年後または願が適った時に利子を付けて返納する「融通稲荷」、
小規模ながら「銭洗い弁財天」も祀られています。
木々に囲まれた境内に社殿が並んでいますが、
金運や健康運アップ、良縁祈願や縁切り祈願に
七福神巡りまでできてしまうという赤坂のパワースポット。
2月の節分会、11月のお籠もり会、
毎月の読謡会・写経会などの行事も多く、
仏前結婚式もできます。
東京都港区元赤坂1-4-7
2020.6.7