まるみのあっちこっち巡り

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映画 パターソン

2017-10-07 07:00:00 | 映画(劇場鑑賞)
ニュージャージー州パターソン。
街と同じ名前を持つバス運転手のパターソンは、
毎日目覚まし時計も使わずに起き、
隣に眠る妻にキスをして一日が始まります。

朝食はシリアル、ランチボックスを持ち、徒歩出勤。
携帯やスマホは所持せず、もっぱら詩作に取り組むのが趣味。
決まったルートを走り、フロントガラス越しに通りを眺め、
乗客の会話に耳を澄ましながらも真面目に勤務。
妻のローラは、料理やインテリアに趣向を凝らし、
日々を楽しみながらも懸命に生きている自由人。

夕食を共にすると愛犬の散歩に出かけ、
いつもの店でビールを一杯、妻は家でギターの練習とか。
そんな何げない日常の一週間をパターソンが
ノートに綴る詩と共に、丁寧に描かれていきます。

そう、淡々と描かれているのですが、
これが事件に発展何が起こるの
そう思わせる数々のシーンに、目は釘付けに。

監督自ら出演を依頼したという、永瀬正敏も登場。
パターソンを演じるのは、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の
アダム・ドライバー、妻のローラを演じるのは、
「彼女が消えた浜辺」でまるみも一目惚れしたゴルシフテ・ファラハニ。
世界で最も美しい顔100人で2014年には6位に選ばれている女優。

このキャスティングがこの映画を成功させています。
ミニシアターで見るにふさわしい映画で、
この映画を見逃さずに良かったと思いました。

毎日繰り返されるいつもと変わらない日々こそ
愛おしく、幸せな時間なのだと再認識できるように思います。
ちょっと疲れがたまってヤル気を失っていましたが、
小さな幸せを探してみようという気になりました。

監督:ジム・ジャームッシュ
出演: アダム・ドライバー、ゴルシフテ・ファラハニ、永瀬正敏
2016年/アメリカ/118分

ヒューマントラストシネマ渋谷

2017.9.28


人は自分で自分の役割を選ぶことができる。
そのことをこの映画は描いているとか。
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