月曜と木曜の小学生クラスのお手伝いをやらせて頂いております高校2年生アカリです。普段は学生クラスの生徒でもあります。
画材に『日本』という名称の付いた日本画ですが、日本人であっても日本画を描くチャンスはほぼ無いことだと思うので、そんな体験ができるミオスは素晴らしいなぁと思っています。現在、私も学生クラスで日本画を描いているので、毎週ワクワクしています。
初めて岩絵具を見た小学生たちは、「宝石のように色鮮やかな砂が、絵具に変身するんだ!」と、興奮していました。
それぞれ自分の好きなテーマの写真や、ご両親から選んでもらった写真を複数枚持ってきて、「どれが良いかな?この二つの写真のどちらもお気に入りで迷っちゃうな。」と最初からとても悩んでいました(笑)。私はこどもの意思を尊重したいので、「こっちは色が素敵だけど、こっちは形が可愛いね。」「2枚を組み合わせても面白そうだね。」と決定することは控え、あくまで感想を言うスタイルを取っています。一生懸命考え自分で決めたからこそ、自信を持って描き進められると思っているからです。
とは言え、初めて使う画材です。いつもの様に上手くいかなかったり、自分が想像していたのと違くなってしまうと、時々少し不安げな顔をしている子がいました。しかし、次の週になって乾いている自分の絵を見て「かわいくなってる!」や「僕の絵いいでしょう?」と喜び自慢してくる声が聞こえてくると、私も嬉しい気持ちになりました。サヤカ先生のブログにもありましたが、濡れている時は塗り重ねた下の色が透けて見えたり、暗く重い色合いに感じますが、乾くと明るく白っぽくなり、色はかなり変わります。なので乾いてからのお楽しみ、ドキドキして次週を待つのが日本画の一番の面白さかもしれません。