渥美 油彩
岩田です。今回は、渥美さんの油彩をご紹介します。
作者の甥っ子が焚火にあたっている様子を描いたものですが、メチャクチャ良い絵だと思います。
特に良いと思うのが子供たちの表情。人間の顔って凄く難しいですね。
というのもそれを自然に描くこと、構造的なことなど諸々あるんですが、この絵は、其々の人柄、子供たちが思っていることが伝わってきそうな位、リアリティがあります。
他にも、火にあたっている顔や手の赤みを帯びた色、メチャ良い色使ってるなーって感じ。
子供に視点を置くために、色々映り込んでいた背景もとことん端折っているし、焚火は油絵の具の質感をうまい具合に使って、他と表現を変えている。そうした表現のバリエーションが見ているこちらを飽きさないんですね。
明治から昭和初期の頃に洋画と呼ばれていた頃の人物画を起草させるような素敵な雰囲気があります。
あらためて見ても、絵の具を越えて、命のある人間だなぁって感じます。とにかく素晴らしい。僕は渥美さんが描く人物好きだな。
また見せてください!
ユーチューブで画面を近づけたりしながら、詳しく解説しています。
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