モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

デッサンプロセス

2017-07-01 15:41:00 | 学生

しかし蒸し暑いっすね、岩田です。

今回は以前私が描いたデッサンプロセスをご紹介致します。皆さん最初に描くお馴染みのワイン瓶、グラス、洋ナシのデッサンです。

デッサンを描く時は、モチーフをセットして直ぐに描き始めてはいけません。先ずはじっくりモチーフそのもの、その場の状況を良く観察してください。例えば蛍光灯の映り込みにしても、天井の蛍光灯の配置から確認すると良いでしょう。そのモチーフを見た時に得られる情報はその場の環境と密接に関わっています。光の当たり方、モチーフ同士の距離間など冷静に分析してください。

描き出しは、構図決め及び形取り。上下左右の余白のバランスに気を付けつつ、まずはモチーフの輪郭線を主体に描いていきながら、鉛筆を寝かせて調子を付けていきましょう。工業製品、自然物の描き分けは形を取る段階から始まります。
ここで早めに決めておきたいのが台上に投影する影です。この時点でモチーフを描いていなくてもモノの接地面、台上の影を描くことで、モチーフが台の上に置いてある印象、モチーフ同士の空間を感じながら描くことが出来ます。

次に全体の調子を更に付けながら描き進めていくのですがここで色幅を意識することが大切。モチーフを白黒にした時にどれ位の明るさになるか想像しながら、鉛筆の濃さ、筆圧なども変えていきましょう。ワイン瓶はより黒く、グラスは紙白をキープしながら進めていきます。
但し、やみくもに調子を付けていくわけではありません。瓶の反射や洋ナシの面の変化などを観察し、的確な仕事をしていって下さい。

最後は徹底的に細部までモチーフを見てあげましょう。手前、奥で描き方の強弱を付けつつしっかり描き切って下さいね。デッサンだけでなく、どんな時もそうですが良い作品を作る秘訣は離れて客観的に画面を見ることです。如何に第三者の目で自分の作品を見ることができるかが重要なのです。参考にして下さい。


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