モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

まるでオフィーリアのような

2021-11-26 21:30:31 | 大人 油絵・アクリル


八木橋 油彩

大竹です。今回ご紹介させて頂くのは、日曜クラスの八木橋さんの油彩作品です。写真集からピックアップした、寝転がる女性のモデルさんを描いています。
絵の全体を眺めていると、地面、肌、髪、服といったそれぞれ異なる質感を、全て手を抜く事なく描き分けられている事が分かります。制作の際の、作者の丁寧な姿勢が作品から感じられますね。
女性のまろやかな肌を引き立てる為に、床や花弁にはナイフを使ったマチエールが厚めに作られています。キャミソールの薄い布地の質感と、その下にある身体を感じさせる表現もお見事です。日なた部分にエメラルドグリーンが使われているのも、画面の中に明暗のメリハリを作ると共に、女性の肌の色をより綺麗に見せています。そして髪の毛のふんわりとした柔らかさは、細かな描き込みよって作られているのでしょう。髪の毛全てを細かく描くのではなく、顔付近や光が当たって明るい部分に書き込みを絞る事により、粗密のバランスも取れていますね。

初めてこちらの作品を拝見した時、ミレイの『オフィーリア』を連想しました。散らばる花弁と豊かな頭髪、眠っているかの様な女性の姿が、詩的な死を迎えたオフィーリアと結びついたのかもしれません。恐らく意図して描かれたのではないでしょうが、オマージュにも見えてきて面白いですね。

 


コメント   この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大きいに挑む | トップ | グレーデッサンを描く »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

大人 油絵・アクリル」カテゴリの最新記事