上段左 郁人 中2 / 右 凛 中2
下段 悠華 中3
石塑粘土 アクリル絵具
お久しぶりです、サヤカです。今回は学生クラスの作品を紹介させていただきます。
小学生クラスの埴輪に触発されて、「なんか粘土で作りたーい!余ってる粘土あったらちょうだい!」と学生クラスの3人が作り始めました。この面子、アトリエにはほぼ遊びに来ている人たちなので、ベラベラしゃべりながらいたずらしているようにしか見えないのですが、素晴らしいクオリティーです。アドバイスは、「そのエスキースだと華奢で立たないから、中心にワイヤー入れな。ほら、安定感を出す為にこの太い針金を使っていいよ。」のみ。
郁人は、今にも走り出しそうな様子の馬をモチーフに選びました。シンプルなポーズですが、立て髪や尻尾に風を切っているような勢いがつけられていて、疾走感のある仕上がりです。胸や太ももの筋肉とスラリとした脚のバランスがよく、筋肉をよく観察し、表現できています。
凛は、大胆でユニークなポーズの猫を作りました。獲物を狙っているのかな?手足がぐんと伸びているのが、なんとも可愛らしいですね。なかなか自立が難しいポーズですが、尻尾を上手く使って支えを3点にしていて、安定するような工夫を感じます。写真は一枚ですが、大きなポーズをとっている猫ちゃんは360度どこから見ても楽しい作品に仕上がりました。
悠華は、幻想的なオリジナルの動物を作品にしました。シャチをモチーフにしたのでしょうか?シャチの特徴的な柄と丸みを帯びたフォルムが生かされています。尾びれや背びれのデザインとボディのデザインが引き立て合い、世界観を作っています。長生きしたシャチが超自然な存在になったのかな?それとも進化系なのかな?なんて考えてしまいました。
三者三様どれも素敵な作品です!これからも三人の作品作りを楽しみにしています。