モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

小学生の油絵ワークショップ報告第二弾

2019-09-12 23:10:06 | 小学生 イベント

前のブログのマユカちゃんと同じく、今年の春頃から小学生クラスをお手伝いさせて頂いています、美術高校3年の一葉です。ミオスには中学2年生の1学期から学生クラスに通っています。高校では油絵を描いていて、大学も油絵科を志望しています。油絵科ということで小原先生から過度な期待があり、夏休みワークショップの間は毎日のようにお手伝いに来ていました!

今まで同級生の油絵や、美術館で有名画家の油絵はたくさん見てきましたが、小学生の油絵を見るのは初めてでとても楽しみにしていました。
いざ授業が始まると、さっきまで楽しくおしゃべりをしていた子達がとても真剣な顔で描いている姿が見えて、そのギャップが素敵だと思いました。また、先生に積極的に声を掛けて質問している子が多く、その向上心に感動しました。

大人の描く油絵と同じように、子供たちの油絵にも絵の具の盛り具合や筆のタッチの方向、ストロークの長さに、それぞれの個性やこだわりが出ていて面白いと思いました。特に色の使い方では、全体的にビビットな画面、パステルな画面、明暗のコントラストを意識した画面などバリエーションが豊富で、壁一面に絵を並べて見た時に目が楽しいと感じました。

ただ、モチーフの中にできる『陰』の部分とモチーフの接地面から床に落ちている『影』を描いていない子が多かったので、そこを意識できれば更に良い作品になると思います。

今回小学生の油絵を教えましたが、小学生から学ぶことがたくさんあった素敵な授業でした。今後の自分の作品にも活かしたいと思います。

私が最近アトリエで描いた油彩の人物画も添付します。肌の色を美しく見せる為、下地に動脈を意識した紫と、静脈を意識した緑、表情筋を意識したオレンジを多用しました。乾いた後に表面の皮膚の色を塗っているので、透明感のある肌に近付いたように感じます。サイドの髪の毛がのっぺり見えないよう、端まで気を使いました。微妙な切れ方になってしまった手が自然になるように描くのがとても難しかったです。


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