立野 鉛筆
土曜日です。岩田俊彦です。
今回は立野さんのデッサン。ミオスに代々伝わるモチーフ、エンジニアブーツです。それにしても良いデッサンだなー。ブーツの武骨な感じが良く出ています。 つま先の丸みを帯びた形に心惹かれます。履き古された革のしわ、艶など良く観察されていますね。平面の台の上にそっと置いてあるようなその佇まいも素敵です。
今回は立野さんのデッサン。ミオスに代々伝わるモチーフ、エンジニアブーツです。それにしても良いデッサンだなー。ブーツの武骨な感じが良く出ています。 つま先の丸みを帯びた形に心惹かれます。履き古された革のしわ、艶など良く観察されていますね。平面の台の上にそっと置いてあるようなその佇まいも素敵です。
このブーツやコップといった円柱形のようなモチーフの場合、内側の空間というのは中々描きづらいものです。やもすると手前と奥の面がくっついてしまい平面的な印象になりがちですが淵にしっかりとハイライトを入れたり、内側を擦って色を沈ませるなど様々な工夫がなされています。
全体的にも擦って色を作ってるのですが擦りっぱなしてボヤボヤしているわけで無く、その上から新たに調子を載せたり描写が入ることで、このなめし革の質感がリアルに表現されているのですね。そして最後にソールに施されたステッチを描いたことによりぐっと絵が締まりました。
ミオスに通われて4、5枚目のデッサンですが短期間でバリバリとデッサン力を付けている立野さん。次はどんなモチーフを描きましょうか。楽しみです。