モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

ガチャガチャの使い道

2016-07-18 18:07:48 | 学生ワークショップ

もうすっかり暑いですね!木曜学生クラスの菅原です。
私はと言いますと卒展と課題と就活に追い込まれてストレスで胃を壊したり、朝の通勤ラッシュの改札で盛大にすっ転んで青あざを作ったり、喫茶店のバイト中にもすっ転んでグラスを4つ割ったり、靴づれで白いパンプスを血で染めたりケータイが壊れたり(これ以上はみなさんに負のオーラが伝染しそうなので自重します笑)…。なので最近では作った青タンを生徒に見せびらかし、みんなの「うわぁ〜痛そう!!」というリアクションを見るのが楽しみになっています(悪趣味)!

では、本題に入らせていただきます。笑
しばらく前になりますが、学生クラスでガチャガチャのオモチャを使った大真面目な授業をしました!
ガチャガチャ…?と疑問に感じるかと思いますが、本当にふざけてないんです。というのも、そのオモチャはデッサン用石膏像のミニチュアフィギュアなのです!
私自身店頭に置いてあるこのガチャガチャを見かけたことはありましたが、正直、「ストラップでもなくフィギュア?誰がこんなガチャガチャやるんだろう…」と思っていました。結果、アトリエミオスの1番偉い人(小原先生)がやっていました。(しかも20回以上も!)こういう層に需要があったんだと納得しました。

まず、ミニ石膏デッサンを始める前に、紙コップという単純なモチーフを用いて″面を取る″ウォーミングアップを行いました。面を捉え影をつけることは、デッサンの要です!
生徒には、まず初めに何もアドバイスしない状態で小さな紙に制限時間3分でそれぞれ紙コップを描いてもらいました。
しかしこの段階では、ほぼ全員が満足に描き上げることができませんでした。

そこから、小原先生の講義が始まります。3分で描き上げられなかった悔しさからか、みんな食い入るように耳を傾けていました。面を取るということの説明を受け、それからまたさっきと同じ課題(3分でカップを描く)に取り掛かってみると、今度は多くの生徒がザッと描き上げることが出来たのです!
短時間で効率よく密度を上げられるコツを掴むための訓練だったのですが、結果が目に見えるとこちらとしても嬉しいです。

そしてそしてそんなウォーミングアップを終えてから1人1つミニチュア石膏フィギュアを配り(みんなテンションだだ上がり)、デッサンに取り掛かりました!
とっても小さいので覗き込んだりいろんな角度から観察したりして、各自試行錯誤しておりました。すばらしい!
やっぱり基礎は大切なのですね。
余談ですが、このミニチュアフィギュアは東京芸大彫刻科の生徒によるモデリングだそうですよ★
ぜひアトリエにいらしたときに見てみてください!


木曜学生クラスは、3月までいた男子高校生2人が卒業し、4月からはなんと女子中高生15人在籍の女クラになりました!私達スタッフも女子大生2人(+小原先生)なので、蜂の巣を突いたかのような賑やかな時もありますが、こちらのカリキュラムのように真面目に同じ課題に取り組む日もあります。

学生向けの夏期講座もぜひご検討下さい↓
忙しい夏休みでも、空いている時間に絵を描き腕を上げたい学生向けのレッスンです。他のクラスの授業中でも、教室の片隅で制作できますので集中力も鍛えられます。前日までにメールで予約・確認して下さい。
mios.obara@kyi.biglobe.ne.jp

対 象 中学1年生~高校3年生
参加費 2,000円(1回-2時間ごとの予約制/当日支払)
日 時 7/19 ~9/1 10:00~21:30
持ち物 6B~6Hの鉛筆・練り消しゴム
※ 中学生は、『 1日で完成・油絵体験 』の講座も参加可能です。詳しい案内は、コチラ

コメント
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