Vers la lumière 光ある方へ・・・

AtelierGrace発、ステンドグラスと教会のブログ。

震災から2週間

2011-03-28 15:58:56 | 思うこと
初めに、今回の震災で被災された方々に、心からお見舞い申し上げます。今回地震で亡くなった全ての方を神様が憐み、御許に迎え入れてくださるよう、また、大切な人を亡くされた方々に慰めがありますよう、心から祈っています。

地震のあった3月11日以来、どんな言葉を綴るべきか迷い日記の更新を控えていましたが、まややは無事です。地震の時はたまたま自宅で制作中でしたが、幸い怪我もなく済みました。実家には翌朝になって電話が繋がり、家族の無事を確認できました。

翌朝日曜日の準備のために自分の教会へ出かけましたが、窓ガラスや壁に大きくヒビが入っていた他、パイプオルガンの中に入っているパイプが折れて、外へ飛び出してしまっていました。自分が想像していた以上に地震の影響が深刻であったことをまざまざと感じました。しかしステンドグラスは無傷でした!昨年仕事をした先のステンドグラスも、2軒とも無事だったようです。



地震から丁度2週間後の25日の金曜日、イグナチオ教会の「オルガンと祈り」の集いに出かけました。この時期は「十字架の道行」をテーマに、祈りと黙想が捧げられます。神父様のお話では教会の大きな十字架が折れてしまい、まだ青いビニールシートに包まれたまま外に置かれているとのこと。「オルガンと祈り」には何度も来たことがありますが、今回、イエス様が1度目に倒れる場面で、本当に涙が止まりませんでした。このように、日本全体が大きな苦しみの中に置かれている時だからこそ、イエス様が私たち人間と同じように、弱く無力な者となられ、私たちの弱さを担ってくださったことがひしひしと感じられました。同時に、自分が今、互いに愛し合い、祈り合う群れの中に置かれていることを、心から感謝したい気持ちになりました。

まやや自身は今回東京にいましたが、この2週間というもの、知り合いの安否を全員確認できるまで気が気ではなく、また街中の混乱状態の影響もあって明らかに普段とは異なる精神状態にあったと思います。ステンドグラスも、こんな節電とか言ってる時に電気の無駄遣いをしてていいんだろうか?と自粛してしまう日々が続きましたが、しかし今は、自分ができることを精一杯やろうという気持ちが少しずつ戻って来ています。多くの方々と共に、1日も早く日本が立ち直ることを祈っていきたいと思っています。
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友愛書房&神田教会(神保町古書店巡り)

2011-03-08 15:13:33 | 教会巡り
少し前のことになりますが雛祭りの日、神保町界隈で古本屋巡りをして来ました。

今は全く畑違いなことをしていますが、大学は国文学科でした。東京から少し離れた田舎の大学だったので、入学したての頃は特に、先生方からできるだけ積極的に東京、特に国会図書館や神保町へ出向くように!と言われていたのですが、ついに一度もそれを実行することがないまま卒業してしまい・・・神保町周辺には何度か来たことがあったのですが、古本屋をゆっくり巡ったことはありませんでした。

今回一番のお目当ては、キリスト教専門の「友愛書房」という古本屋さん。教会の人に聞いてやって来ましたが大満足でした大量に本が詰まっている本棚の前で、どの本にしようかな・・・と気絶している時が一番幸せです

ちなみに大学時代お世話になった、新保祐司先生の『内村鑑三』も見つけましたよ。

本屋さんの名前は忘れてしまったけど「国語・国文学専門」という看板を掲げているお店にも入ってみました。1階が近代、2階が古典になってました。久々に大学時代を思い出し、懐かしくなりました。

ステンドグラスや教会の写真集、画集などいいのがないかなと思っていたけど、どれも軽く1万以上するので諦める・・・

一通り古書店を巡ったところで、そのまま歩いて神田教会へ行ってみることにしました。途中で「伊菜屋 TAKA」という美味しいイタリアンのお店を見つけてテンションが上がる鳥ひき肉のミートボールとアスパラのクリームパスタが美味しかったので、うちでも真似してみようと思います

神田教会を訪れるのは今回で4回目くらい。初めて足を踏み入れたのはまだ大学生のころ。大学1年で洗礼を受けた時、分区からお祝いに図書券を頂いたのですが、それを握り締めて銀座の教文館へ行きました。そこで買ったのが別冊太陽の「日本の教会をたずねて」。そこに載っていた神田教会を実際に見てみたくて、日曜日のミサに潜り込みました。当時はカトリック教会なら比較的平日でも扉が開いていて自由に見学ができるということを知らず、教会の中を見るにはミサに出るしかないのかな・・・と思っていたのです。そこで生まれて初めて、大量のステンドグラスを目の当たりにすることになったのですが、朝日を受けてきらきらと床や柱に色とりどりの光がこぼれていた光景の美しさは今でも忘れることができません。当時はそれほどステンドグラスを強く意識してはいませんでしたが、思えばその辺りから、この道へ進むようにと導かれていたのかもしれませんね・・・。

第二次大戦の戦火を免れた石造の聖堂。「これぞ教会」という感じの、堂々とした品格を備えていますよね。



聖堂両側のステンドグラスはポーランドのステンド作家マリア・テレサ・レクレフスカの作品。赤を基調とした幻想的な作風です。とりわけジョン・ダルジョンの発色のきれいさと、神業としか思えないようなフッ化水素使いには圧倒されます。

中央のステンドグラスは細川晴美氏の制作によるもの。中央にキリスト、日本人にもおなじみのザビエルや細川ガラシャ、高山右近の姿も・・・。2階のパイプオルガンの後ろ側には、和服のマリア様?のステンドグラスが入っています。背伸びしてしか見ることができませんが、いつか近くで見てみたいです・・・。

今日はお天気にも恵まれて、この前とはまた違った雰囲気を楽しむことができました。内部の写真撮影はダメなので、ここでは言葉でしか伝えることができませんが、月曜日を除く10:00~16:00は結婚式や葬儀がない限り見学できるそうなので、興味のある方は是非とも訪れてみてください。

コメント (2)
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果物かご・型紙作り

2011-03-08 14:03:34 | コパー作品
この前の果物かごの続きです。バイトなどの合間をぬってやっているのでなかなか進みませんが・・・

①デザイン線を描き入れたモールドにトレーシングペーパーをマスキングテープで貼り付け、その上からマジックで線を写し取っていきます。



②モールドからトレーシングペーパーを外し、デザイン線に沿ってハサミで切り離します。



③②をコピーします。コピーしたものを、カーボン紙を使ってケント紙に写し、それをパターンバサミで切り離して型紙の出来上がり



これからガラスカットに入ります。やっぱり市販のキットなどを使わず、イチから自分で作り上げるのは手間がかかります。意外と小さくなってしまったピースもあり大変そうですが気合入れて行きます☆★
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プレゼント

2011-03-08 13:52:52 | 日記
お世話になっている方々へ、クッキーを焼きました。



ハートのオーナメントも添えて・・・。この日は天気が悪かったのですが、晴れた日に明るいところで見るともっと綺麗です

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