アトリエ 籠れ美

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平成27(2015)年5月4日より

反転攻勢 その2(後編)

2016-03-26 22:21:47 | 随筆(日記、旅行)、お知らせ、こぼれ話
*「反転攻勢 その2(前編)」の続き。

 この「ユニックリベルタラージトート」である。結構なお値段(興味のある方は土屋鞄のホームページを見てね)。
 数ある土屋鞄のバッグのうち、なぜこれにしたのか。もともと普段使いのバッグはあるので、もし土屋鞄のを買ってしまうとそればっかり使ってしまって、もともと持っているものを使わなくなってしまう。そこで他に何かないかと考えた。するとあった。

 ①スケッチへ行くときに、スケッチブックを含む画材一式を入れるバッグがない。いつもスケッチブックを小脇に抱え、絵具箱を持ち、布製の鉛筆入れと超ミニタッパに入れた練り消しを着ている服のポケットに入れていた。これはこれでいいのだが、たまにはスケッチ帰りに喫茶店やコンビニ、あるいは飯屋へ行こうと思うときがあるのだが、この恰好では行きづらく結局まっすぐ自宅へ帰ってきてしまう。

 ②画材店でかさ張るものを買ったときに入れる物がなく、いつも店の大きなビニール袋に入れてもらう。で帰宅するとこのビニール袋は捨ててしまうことが多い(たまに取っておくことがあるけれど)。無駄なので何とかならないかと思っていた。

 ③私は滅多に旅行へ行かないが、ごく稀に行くことがある。そのときの旅行鞄がない。いつも使っているのが、前の記事「反転攻勢 その2(前編)」の写真の、ミズノのスポーツバッグ。私が小学生の時に買ってもらったものだから、かれこれ三十数年前のものだ。さすが日本を代表するスポーツ用品会社の品とあってチャック部分は未だに滑らか。縫製もしっかりしていて何も問題ないが、だいぶくたびれているのは明らか(小、中、高の修学旅行はもとより、約10年前の家族旅行や友達との旅行もこれで済ませた)。しかし旅行鞄として捨てるわけにもいかない。

 というようなわけでこのトートバッグを買うことにした。土屋鞄のホームページを見るとスケッチブックが入るとか、旅行鞄にもなると書いてある。大きさも載っていたので、確かにスケッチブック、しかも最大のF10号が入る。マチも大きいので確かに旅行鞄の代わりになる。トートなので中に入れたものが丸見えになるが、私が旅行鞄として使う場合は、衣類などは風呂敷で包もうと考えている。これで風呂敷を買う楽しみも出てきた(そうしてまたお金が出ていく)。
 色は黒もあるのだが、スケッチへ行くことを考えると、太陽光線を吸収する黒はちょっとどうかなと。展示してあったのは私の買った茶で、一応黒も見せてもらった。店員に訊いてみると、普段着ている服に合う色を選ぶのがいいと教えてくれた。なるほど。今後の参考にいたします。
 買うことにし支払いを済ませ、包装を待っていると、巨大な箱に入れようとするから(ラージトートを入れるわけだから箱もでかい)、すぐに使うし、箱は捨てることになるから要らないと伝えた。すると巨大な布の巾着に入れ、さらに紙袋へ入れ、店先まで持ってくれた(いつも丁寧な応対をしてくれる)。
 その後は恵比寿駅近くまで戻り、喫茶店ルノアールで休憩。女店員の服装が、何というか、こういうのを世の小父さんたちは好むのであろうか、黒のウエイトレス服に白のエプロンでした。全席喫煙にて、煙草を吸わない私と母は適当に退散(でも席を替えてしっかり休んだ)。それから日比谷線で六本木駅へ出て、ミッドタウン3階のサントリー美術館で宮川高山展を見る。そして帰路につく。もう六本木で食事する気になれない(高くつくしね)。都営大江戸線で中井駅下車、徒歩で西武新宿線中井駅へ。そして西武新宿線花小金井駅で下車。最初はファミレス「ジョナサン」へ寄ろうとしたが、満席でしかも中高生の女子が多数待っている。驚き。でも金曜の夜だから混んでも仕方ないか。そこで今度は星乃珈琲へ。こちらは空いていた。ここでやや遅い夕食を取り、食後は母はコーラ、私はコーヒーでゆっくりし、午後9時30分前に出る。店員に訊くと閉店は午後10時だった。以外と早いのね。覚えておきます。そして電車で一駅、小平駅で降りて帰宅。
 昨日はそんな一日でした。

 付)宮川高山展については別の記事で書きます。

 蛇足)しかし、このトートバッグの件については、突っ込みどころ満載。何も土屋鞄のでなくキャンバストートじゃ駄目なのかとか(いやどうしても土屋鞄のバッグが欲しかったもんで)、銅版プレス機が先じゃないのかとか(いや銅板プレス機はちょっと先送りになりまして、その件について折を見ては書きたいと思ってますもんで)、ただでさえ自室は狭いのに置き場はどうするのかとか(いやこれから考えますので)、ちょっと革に詳しい人なら、スケッチは屋外だから急な雨にはどうするのかとか(雨での色落ちや皺は覚悟の上でございます)、そして止めはお金ないとかいってあるじゃんとか(いえその何とか工面したんですよ)、などなど。まあとにかく買いましたんで、あとは銅版プレス機と将棋の駒だけです。何とかこの2つの買い物も年内に済ませたいが、果たしてどうか。こればっかりは本人にも正直なところ分かりません。無事に買えるのかどうか、私も見ものです(まるで他人事のよう)。


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