アトリエ 籠れ美

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平成27(2015)年5月4日より

F10、F50制作記その15

2016-06-25 16:54:57 | 絵画制作記、スケッチ記、版画制作記
 今日はF10号の制作。実は水曜の午後に描こうと思ったのだが、しかも珍しく残業なしで仕事を終えて帰宅できたのだが、疲れてしまって描けなかった。翌木曜は午前中が空いているので描けるはずなのだが、たまたま事前に早出を頼まれていたため、朝から夕方まで仕事でこれまたできず。で、もうこうなったら金曜は無理に午後から描かずに体を休め、本日土曜に描こうということになった。仕事は休みなので丸一日空いている。早速早起きして、まず珍しく朝食を取ってから(冷凍食品のスパゲッティと食パン2枚)の制作開始となった。思ったほど指触乾燥が進んでおらず、ちょうどよかったかもしれない。

 さて、そこで制作開始早々5分にて失敗する(あらら)。画面にいる複数の人物の肌が青白く精気がないので直したら、今度は艶っぽくなりすぎてしまった(あらー、どうしよう)。さんざん迷って悩んだ末にようやく思いついたこの絵の題名のためにも、肌の色はあまり艶っぽくない方がいい。とはいえ、もう今日は修正できないので、直すなら次回以降。無理に直しておかしくなるようならもう直しません(時間もないことですし)。どうするかよく考えておきます。

 それ以外は順調に描き進め、無事終了。今日でほとんど完成になりました。残っているのは、人物の瞳や髪、部分的なグレージングによる軽い陰影づけなどです。こういったことは次回の制作で全て終わるので、ということは次回で一通りの完成になります。あとは7月末まで微修正を続けます。でもあんまり修正するところはなさそうです。それくらいうまくいきました。大きな問題は、先ほどの人肌と、背景の一部をもっと滑らかにしてさらに陰影をつけるかどうか、の2つです。

 もう色彩的に大きな変化はありませんので、またもちろん構図上の大きな修正もないので、このほぼ完成した画面を見て言えることは、非常に満足のいく結果で、納得の出来となりました。間に合ってほっとしてます。今日一気に制作できたのが良かった。一気に完成へ持っていけた。珍しいですね、大抵画面のどこかに悔いが残ることが多いんですが、今回はそれがない。やりきった感あり(でもまだ完成してませんが)。良い絵になりました。良かった、良かった(だからまだ完成してないってば)。

 極彩色の画面なるとか、このF10、F50号制作記のどこかで書きましたが、結局色彩は抑え目になりましたので(背景全体が暗めになったので)、そうはなりませんでした。あとは油断せずに次回の制作に臨むだけです。次回は来週の今日、土曜を想定していますが、急がないのでひょっとしたら、再来週の月曜か火曜になるかもしれません。それも全てこのF10号の指触乾燥次第です。

 蛇足)ここまで来ると、そろそろ額の心配もしないといけない。F10号の額、いや仮縁はありますが、この絵に似合うかどうか。また何らかの理由でぎりぎりまでの制作になったり、うまく指触乾燥がしなかったりしたときのために、アクリル入りの額を買うことも考慮しておかないといけない(そうしてまたお金が出ていく)。今、今年の3月に送られてきた資料を確認したら、新人展の出品料は6千円だった。いろいろとお金がかかりそうなので、7月は出費を抑えておこうと思います(大丈夫かなあ)。

 付)肝心の本展、つまり今秋の中美展の、F50号は来週の月曜に制作する予定です。こちらは制作方針は決まったものの、描き進め方が難しいので大変です。何とかしないといけない。思い切った対策を検討中です。


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