アトリエ 籠れ美

絵画制作、展覧会、美術書、趣味、その他日常の出来事について
平成27(2015)年5月4日より

手繰(たぐ)りや 玄治

2016-03-18 06:17:08 | グルメ、健康、お気に入り、自慢の一品
 いつの間にか食べログ認定ロゴが店先についていた。今や有名人気店。休みは月曜の午後(月曜は午後3時までの営業だが、蕎麦が売り切れて早々に店仕舞いになることがある)と火曜。ランチは混んでいてよく人が待っている。こんな田舎(私の住んでいる東京都東村山市)で昼時、店内に入れず外で待つ人がいること自体が驚異的。
 場所は西武新宿線久米川駅南口から徒歩5分。もし西武多摩湖線八坂駅が近いなら、そこから歩いてもよい。徒歩10分ほどかかるが、商店街をまっすぐ抜けていくので退屈はしない。
 蕎麦好きなら一度は行ってみたい店。いや行くべき店。東京近郊に住んでいる方なら訪れた人も多いだろう。中休みがないので、遠方からでも通いやすい。
 私がここであれこれ書くより、食べログなどで調べてもらった方がいいが、ただ一言だけ。ここへ初めて行ったら、必ず「二食せいろ」を食べること。二食せいろとは通常の二八せいろと手挽きせいろのセットのこと。これは食べないといけない。というのもこれがこの店の罪作りなところなのだが、通常の二八せいろが相当うまいので、わざわざ若干高い手挽きせいろを食べようとは思わない(私もそうだった)。手挽きせいろは、もちろん単品でも頼めるのだが、数に限りがあり確か一日限定20食しかなかったはず。たった20食しかないにも関わらず、夜でも残っていたりすること自体、通常の二八そばのうまさを証明しているのだが、一度手挽きせいろを食べてみたら、もう断然手挽きせいろなのである。手挽きせいろの方がうまいのである。この両者の違い、これはぜひ一度体験しないといけない。
 もしこの手挽きせいろが売り切れで食べられなかったら、天せいろを食べることをお勧めする。この店は天ぷらもうまい(まあ何食べてもおいしいんですが)。天ぷらを先、そばを後にできるので天ぷらで一杯飲んでそばで締めるというのが定番でもある(酒と天せいろを頼むと、そうするかどうか訊いてくる)。
 味だけではなく盛りつけもいいし、器にもこだわっている。もちろん店内はきちんと掃除されている。女性一人でも入りやすい。メニュー表も店先に出しており、決して敷居の高い店ではない。値段も良心的である。
 とにかく百聞は一見にしかずである。行ってみるべし。

 蛇足)わが家は一応店主夫妻に顔を覚えられております。理由は簡単。たまにしか行かないくせに、落とす額がでかいから。混んでいるときには行かず、大抵午後2時過ぎか午後4時頃。父、母、私の3人でたらふく酒飲んでたくさんつまみ頼んで、挙句の果てに最後にしっかり天せいろや二食せいろを食べて帰るという。しかも長居しない(混む前に引き上げてしまう)。これでは否が応でも顔を覚えられてしまう。いい客だ。要するに混んでいるときには行かない、行きたくないわがままな客。そんなにたくさんつまみを頼むのは田舎者のすることだと父が気にしておりますが、言いたかないがそういうあなたも結構頼んでますよ、つまみを。いいじゃん、別に。おいしんだし、店は儲かるんだから。

 付)裏メニューというほどではありませんが、天ざるなどのそばを二八そばから手挽きせいろへ変更できます(もちろんその分割増料金を取られます)。常連さんでそれをやっている人がいます。もしそうしたい方は遠慮せずにそうしましょう。
 それと最近営業時間が変更になったようで、閉店時間が夜9時30分ラストオーダーから8時(7時30分ラストオーダー)になったそうです。夜に行きたい方は気をつけて下さい。


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