第４技法テスト（油絵最終テスト）その５

　本日は、いわゆる「おつゆ描き」だから、すぐに制作自体は終わった。問題は次回の制作からになる。

　普通に描く、と言っているが、下地作り（カンバス作りを含む）から絵画制作は始まっているわけで、普通に描くという言い方は語弊があるが、要するに市販のカンバスをそのまま使う、市販のカンバスに直接描画する、ということである。私の本来の描き方は、市販のカンバスに色を重ねて独自の下地を作り、その上から描くのだが、今回はこの方法を採らないということである。そうしたら一体何が起こるのかを確かめるのが今回の目的である。

　おそらく画面の色彩が変わってしまうはずだ。下地が違うのだから当たり前である。それを見てどう思うのか。それも良しとするのか、もし嫌ならできるだけ好みの色彩に近づけるべく努力することになる。

　どうなるかはわからないが、楽しみな実験である。いきなり次回ではっきり結果が出てしまう。試しに軽く塗ってみて気に入らないならすぐに拭き取り、あれこれ混色して何とかならないか試行錯誤することになるんじゃなかろうか。

　画題はいつもの風景画なのだが、こうして新規カンバスで樹木を描くのは久し振りだ。サイズはＦ８号なのだが、もっと大きくても良かったかもしれないが、そうなると木枠を新たに買わないといけないので、まあ致し方なし。

　次回の制作はいつでもできるが、その前に「風景画追試」をやらないといけないので、その後になるからおそらく来週の月曜になるはず。

　成功にしろ、失敗にしろ、最後までちゃんと描き上げて完成させたいと思っています。