じゃ、僕の話をします。

『本気食聡咲』の記事は「居酒屋・和食」カテゴリーよりご覧下さい。/※各掲載店の閉店情報等は基本的に追記しておりません。

「ひので」の立ち食い蕎麦。

2019-01-23 | ラーメン・蕎麦・うどん
札幌の地下鉄南北線、大通駅の南側改札口を通りかかると、いつも漂う蕎麦つゆの香り。

その香りからも、出汁の利き具合と甘辛さが伝わってきます。そして、「立ち食い蕎麦を食べたい」と言う欲望をやたらと掻き立ててきます。

通りかかる時は大抵はお昼時などではないので、「次こそは食べる」との決意を胸に秘め、その欲望をグッと抑えつつお店の前を通り過ぎて行くのですが…

ようやく、久しぶりにご対面。

天玉蕎麦。

カウンター越しにお願いすると、ベテラン揃いのスタッフの皆様が手際よく作ってくれます。

かなり甘さも辛さも強い、濃い目の蕎麦つゆですが、そこへかき揚げと卵が加わると絶妙な味わいに。

まずは唐辛子を一振り二振り。かき揚げはズブズブにツユに浸して、卵の上に。これで軽く火を通すって言う寸法。

その間に蕎麦をひと啜り。

かき揚げは蕎麦つゆをしっかり含んだ所で、箸でチョイチョイと突きくずしたら、蕎麦とかき揚げの往復を繰り返す。

そして徐ろに卵の黄身をチョイと崩して、それを蕎麦に絡めつつ啜る。

最後は、全てが渾然一体となった状態で一気に啜り込み続けます。

身体も一気に温まるので、冬には本当に有難い一杯。

それにしても。

札幌の隠れたソウルフードなんじゃ無いかと思うんですよ。

大通駅の風景を思い浮かべた時、その画像と共に蕎麦つゆの香りを必ず思い出します。

僕が子供の頃からありましたからね。

札幌の大通と言えば、ここの立ち食い蕎麦。

そんなイメージを持つ方は、結構多いのではないでしょうか。

それはそうと。

カウンターの唐辛子は持って行っちゃダメですよ。
コメント
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