ものぐさ日記

ひとり遊びが好きな中年童女の日常

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インド県民ショー

2010年06月28日 | インド
 いえ、インドは県じゃなくて、州(プラデーシュ)ですけど。

 つい「インド人は…」とか言っちゃうのですが、一口にインドといっても広うござんす。顔や背格好、話す言葉も違うけど、インド人(笑)に言わせると、性格もいろいろなんだとか。

 マールワーリー(砂漠地方にあるラジャースターン州のマールワール地方)は、爪に火をともすようなケチ。

 グジャラーティー(ラジャスターンの隣にあるアラビア界に面したグジャラート州の人)は同じケチでも計算高い商売人かつ信心深い。

 パンジャービー(パキスタンと国境を分けているインド北西部のパンジャーブ州の人)は、体力勝負の賑やかな性格。

 ベンガル人は理屈っぽくて話し好き。

 ムンバイあたりのごろつきは独特の言葉を話す。


 …なんていうのは、ボリウッド映画で得たイメージですが、この間うちに来た家族の一組は古都ラクノウ出身で、丁寧なのが特徴だとか。ラクノウというと、サタジット・レイの「チェスをする人」や、レーカーやアイシュワリヤー・ライ主演の「ウムラーオ・ジャーン」の舞台となった街で、イスラム文化が栄えたとこらしい。そこでは、みんな話し方や物腰が柔らかで、親しい間柄でも、「アープ」(आप、「あなた」)と、丁寧語で話しかけ、エレベーターに乗るときなんかも、「あなた、お先に」「いえいえ、あなたこそお先にどうぞ」なんて、譲り合って、さっさと乗っちゃうような人は礼儀知らずと思われるそうです。

 去年知り合ったインド人は、マハラーシュートラ州のプネー出身の人で、その人が言うには、

 「プネーの人は細かいそうです。議案書とか契約書作るときでも、重箱の隅をつつくようにしてチェックするので、プネーで仕事が軌道に乗れば、他でも大丈夫と言われています」だそうです。

 プネーは大学がたくさんある学園都市で、プネー出身者で日本に来ている人は、日本語が上手な人がとても多いです。

 プネーやムンバイの公用語のマラーティー語は、文字こそヒンディー語と同じデーヴァナーガリー文字ですが、単語が違うので、私にはわかりません。ヒンディー・スピーカーに言わせると、「(マハラーシュートラ州出身の)マラーティーのヒンディー語は乱れていてひどい」とか。もしかして、乱れているというより、ほぼマラーティーでしゃべっているのでは?

 一方、北東部にあるビハール州のヒンディー語はきちんとしているとか。5月に会った旧友のインド人のご主人も、コミュニティーでいうとラジャースターン州出身のラジャースターニーですが、住んでいるのは、何代も前からビハール州。彼のお父さんはプロの詩人なので、そのせいかもしれないけど、彼の話すヒンディー語もきれいです。

 あと私が個人的に知っているのは、ウッタラーカンド州とオリッシャ(オリッサから改名したらしい)州の出身者ですが、ウッタラーカンドの人は比較的素朴で、オリッシャ州の人は穏やかだった気がします。県民性なのか、個人差なのかよくわからないけど。

 ムンバイに住んでいるグジャラーティーの人に、「知り合いにきついインド人がいるんですけど、デリーの人だから?」とこぼしたら、「個人差でしょう。グジャラーティーもインドではキツイとよく言われますよ」と、にっこり言い返されました。その方だけでなく、ご家族みなさんも、とても穏やかで落ち着いた話方をされます。

 私は新潟県出身。新潟県民は、東京に出稼ぎに出ていた人が多いせいか、「働き者」というイメージを抱いている人が多いようです。会社勤めをして初任給が出たとき、先輩に、「実家に送金するの?」と聞かれ、絶句しました(就職して1年間洋服を買わなかったほど薄給だったので)。私の両親は長野県民だから、インド風にいえば、私は新潟県民じゃなくて、長野県民なのかな?自分では新潟県十日町出身者のツマリアンだという意識がありますけど。
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4 コメント

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西葛西のインド人 (笹団子)
2010-06-28 23:21:16
以前、タモリ倶楽部で西葛西のインド人会の集まりにタモリご一行が取材に来ていて「北VS南」で楽しそうにお国自慢をされていました。
中国やインドネシアみたいに広い国では「○○の人は~」というのはよくあるみたいですね。

プネーの人は日本のビジネスマンから見れば付き合いやすいのでしょうか? 昔バスで通過したときにパナソニックの工場を見ました。 他に自動車部品の企業が多く進出しているようですね。

http://www.indosay.jp/1company/3refer/200601company.pdf
こんなに… (とーこ)
2010-06-29 09:40:42
笹団子さん

リンク先のご紹介ありがとうございました。こんなにいろいろな会社が進出しているんですね~。

西葛西の番組は、わざわざ友人がDVDに焼いてくれました。西葛西、大島、船堀あたりには、たくさんインド人が住んでいますね。
プネーから来ているマラーティーの人もかなり大勢います。日本語が話せて、日本の文化も学んできているので、ある程度付き合いやすいのかも。でも(?)精神構造はやっぱりインド人です。
Unknown (akberlin)
2010-06-29 11:38:20
ははぁ。インドも北と南、東と西、
それぞれなんですねぇ。

ドイツではハノーバー辺りのドイツ語が
標準ドイツ語、ということになっています。相方の里、シュヴァーベン地方出身者、シュヴァーベはマールワーリとどっこいのドケチという評判。

イマドキのドイツに丁寧な、とか信心深い、っていうのは・・・あ、バイエルン州はローマ教皇の里でもあるくらいのカトリック地域でこのあたりでは信心深い人もいますね。あと、ケルンッ子およびその近辺にあたるラインラント地方は「お祭り好きのお調子者で明るい」ということになっています。

こういう地域差、お国柄、興味深いですねぇ。
ケチは地球を救う (とーこ)
2010-06-30 10:12:45
akberlinさん

外国人からは地域差まではなかなかわからないですよね~。

今になってみると、ケチって、金額的な効果だけでなく、有限の資源を有効に使うという意味で、環境にも効果があるような。エコ(エコノミー&エコロジー)?

日本だと近江地方あたりの人かしら?京都もしぶちんでしたっけ?

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