ものぐさ日記

ひとり遊びが好きな中年童女の日常

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カラスミの口福

2014年01月11日 | たべもの

 毎年、年末には黒豆を煮ていたのですが、喜んで食べていてくれていた母や兄も亡くなり、親戚に送れば迷惑がられ…で、去年の暮れは豆も買っていませんでした。2年続けての喪中の正月は寂しい。

 

 と、気落ちしていたら、年末に思わぬ贈り物が届きました。 

 玉手箱のように、中にはいろいろなものが入っていましたが、一番驚いたのはこれ。

カラスミ

 

 しかも、お手製!!

 自宅でカラスミを作る人がいるなんて、想像したこともありませんでした。そういや晩秋に一度、近所のスーパーでボラの卵をみかけましたっけ。卵を持ったボラ(魚)は売っているのを見たこともありません。

 さっそく「カラスミの作り方」で検索してみると、工程はざっとこんな感じ。

 

 1.ボラから卵を取り出し、水洗いし、大きな血管から血を抜く

 2.塩漬け(約1週間)

 3.塩出し(約40時間)

 4.板を重ねて押し

 5.日中は天日で乾かし、夜は冷蔵庫で押し板加圧(約2週間)

 

 おおまかな工程を読んだだけでも大変そうですが、写真入りで作り方を紹介しているサイトを見ると、血管から血を抜くのも、針でちまちまだし、加圧してにじみ出る水分も毎日拭き取るし、すごい手間。ボラの卵は入手しにくいので、鱈の卵(タラコ)で代用する人もいるようですが、順調にいったとしても、完成までにひと月はかかるようです。

 カラスミなんて高級食材には、縁がない暮らしなので、どーんと1本いただいてもとまどうばかりですが、送ってくださったかたの説明書通りに、「3ミリの厚さに切って、片面だけさっとあぶって」みました。


ちなみに一緒に写っているのは、これまた絶品の黒豆です。師匠、今年もありがとうございます!

 

 

 初回だったので、ちょっとあぶりすぎたか?でもおいしかった!

 羊羹より少しかたいくらいの適度な弾力があって、3ミリでも案外切りやすい。口に入れると、あぶった方の面は少しかりっとして、噛むとねっとり、でも卵がくっついているので、口溶けはホロホロ。たくさん食べるものでもないので、塩気もちょうどいい。毎回、3枚ずつちびちびいただきながら、きのうはついに、カラスミ茶漬けを食べました~!

 

 好きな人と一緒に、おいしくご飯が食べられる。去年もおととしもつらい年だったけど、それでも私は、もったいないくらい幸せものだと思います。め以子さんじゃないけど、ほんとうに「ご馳走さま」。

 

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
からすみ (笹団子)
2014-01-11 20:41:17
からすみというと長崎や台湾あたりで作られたものを買っていただく印象ですが、自家製する人がいるんですね。
Unknown (とーこ)
2014-01-12 19:04:48
笹団子さん

ほんとにすごいですよね~。
私も口に入れるものはなるべく自分で作りたいと思っていますが、カラスミ作りに挑戦するには、かなりの勇気と知識が必要な気がします。

Unknown (ていこ改め(よもぎ))
2014-01-12 23:15:18
凄い!すごいですっ。

からすみを自分で作るなんて・・・
長崎のからすみは食べた事ありませんが、イタリアのぼったるがはパスタで食べて・・・幸せな気持ちに・・・

黒豆は仕事先から、暮れにお年賀?としていただくので・・すっかりその黒豆の味のファンになってます。

素敵なからすみですね。
羨ましい~~。
でも、とーこさんがほっこりしているので、本当によしたよしたです。

遅れましたが、こちらでも宜しくです。
よもぎ。です。ぷぷぷのぷ。
Unknown (とーこ)
2014-01-13 05:57:03
よもぎさん

からすみパスタもおいしいですよね。ご飯に合うものはたいていパスタにしてもおいしいですね。

おいしいものって、作る人の気持ちがこめられているのでいっそうおいしいんでしょうか。
「口福」という言葉があるんだ (ばーば71)
2014-02-03 05:34:12
 この冬は寡雪となり、十日町雪まつりも雪の確保が大変でしょうね。すてきな荷物が届きましたね。やっぱり、とーこさんのように、丁寧に生きている方が作られたのでしょう。
 食べることを大切にする若い友人がブログを書いています。「菜の花さんぽ ばあちゃんの割烹着♪」(たかのりえこのコトノハ)
 
 また、のぞかせてもらいますね。
 
食は生 (とーこ)
2014-02-04 05:36:59
ばーば71さん

「菜の花さんぽ ばあちゃんの割烹着♪」(たかのりえこのコトノハ)拝見しました。大量の漬け物すごいですね!私は小規模に冷蔵庫に入る分しか作れないのでうらやましいです。

母や兄にももっといろいろ食べさせたかったなぁ。
とーこさんはがんばりましたよ。 (ばーば71)
2014-02-10 09:47:54
 先に逝った人に対しては、残された人は皆「もっとよくしてあげればよかった」と思いますね。
 でも、母娘やきょうだいであっても、相手の寂しさや
辛さを全部埋めてあげられませんね。
 うまく書けないし、飛躍しますが、それぞれが今いる場所で、あれこれを受け止めて生きていく・・・のかも。
 「生きる」とは何か、考えさせられますね。
ありがとうございます (とーこ)
2014-02-12 22:11:29
ばーば71さん

一生懸命にやったつもりでしたが、一番後悔しているのは、「生きている間に、もっとやさしい言葉をかけてあげればよかった」ことです。でも、亡くなった人にまた会えることがあっても、やっぱり私は、ちゃんと口に出して言えないような気がします。

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