神戸旅行は、鉄人28号と天空の白鷺見たさに夫が提案したのですが、私も神戸ならではのジャイナ教寺院、モスクなどに行きたかったのです。インド好き、というのもあるし、病気平癒の神頼みもしたかったから。去年は大國魂神社や鷲宮神社詣でをしたり、インドのお寺にも寄進したりしましたが、ここらでもう少しコテ入れをしておきゃにゃ~。って、このあたりの節操のなさが、一神教の神様の怒りを買うなんてことは全然考えないのが日本人の強み。
ところで神戸旅行にはさらにもうひとつの目的、「明石の新鮮な魚を食べる」があって、秘密結社のお友達で神戸在住のいんこさんにおいしい魚が食べられるお店もご紹介いただいていました。なんせ海のない埼玉に住んでいるので、魚に飢えている(^^)。で、お店を教えていただいたばかりか、いんこさんにもおつきあいいただいて行ったお店がここ。画像がないのが残念ですが、いや~、ホント、何もかもおいしかったです。魚が新鮮な上に、いちいち手がかかっていて仕事がきれい。で、そこでたらふくおいしいものを食べて、お酒はほんのちょっとしか飲まなかったはずなのに、翌朝モーレツな二日酔い…。楽しみにしていたホテルの1500円の朝食もジュースしか飲めなくて、10時までベッドで倒れていました(-_-;)。往路の新幹線の中からなんか調子が悪くて昼ご飯を抜いたくらいだったので、体調不良だったのかも。
二日酔いじゃさすがにモスクに行けない…と、最初に足を向けたのは生田神社。
想像していたよりぐっと身近というか、庶民的な神社でございました。神社のすぐ近くは歓楽街(?)で、地元に根付いた気軽に立ち寄れる神社という感じ。10月の三連休だったので、結婚式や七五三、お宮参りのお客さんで賑わっていました。神社の杜で何とか二日酔いを克服してから、いよいよ神戸モスク。地図を丹念に見て行ったのですが、地図のスケールが小さすぎて、ずいぶん通りすぎてしまいました。この日は10月だというのに気温27度。しかも神戸市内は坂だらけ。寺巡りに付き合っている夫の機嫌が一気に悪くなってしまいました(^^;)。
内部の見学希望者は事前に予約を入れるように…というようなことが、事務所の入り口に書いてありましたが、礼拝のために来た信者の女性にダメモトで内部を見学できるか聞いてみると、意外にも「いいですよ。私たちと一緒にどうぞ」とおっしゃってくださったので、用意していたスカーフを被り、モスクの建物に入れてもらいました。代々木の東京ジャーミーと同じように、男性は1階、女性は2階だそうですが、夫は入らないというので、私だけあわてて女性信者について行きました。
「ここで少々お待ちください」と、2階の礼拝室に近い廊下に取り残されました。日曜日で休日(日本では)のせいか、みんなでランチの準備をしていて忙しそうです。2階には、宿泊施設にもなりそうな部屋があり、シャルワール・カミーズを着た女性が何人か廊下を行ったり来たり。インド系の顔立ちの子供達が日本語で話しながら遊んでいました。
そういや暑かったから半袖になっていたんだっけ!と気づいて、大慌てで長袖の上着を着て待っていましたが、15分くらい経つのに、そのあと大人の女性は誰も通りかからない…。だんだん好奇心だけで中に入れてもらった自分が恥ずかしくなってきました。礼拝室のすぐ近くから、外で待っている夫に携帯電話をするのもためらわれるし。思い切って、廊下で遊んでいる子供達に、「せっかく入れていただきましたが、帰ります」と断って出てきてしまいました。ああ、アッラーよ、不信心者をお許しあれ。
懲りずに次はユダヤ教のシナゴーク。
モスクはどの観光地図に出ているのですが、シナゴークとジャイナ教寺院は、載っていないものも多い。二日酔いでぼ~としながら持ってきたガイドブックは載っていない方でした。
「いや、でも、たしかモスクのすぐ近くだったよ。通りを挟んで左側」
という記憶を頼りに、またまた湿度も気温も高い神戸の坂をあっちこっち登り下り。さんざん歩いたあげく、見つからないので地図に載っているジャイナ教寺院を先に行くことに…したところ、突然シナゴークにたどり着いちゃった。
…よくよく見ると、地図に、「関西ユダヤ教会」と書いてある…。
「シナゴークはシナゴークだよねぇ。ユダヤ教会って、わかんないわよねー。あ、それに、この看板だって『教会』じゃなくて『教団』って書いてあるし…」と言い訳しても、夫の視線は冷たいまま。ダビデの星のマークのある入り口の近くにはキンモクセイの大木があり、歩いて風を感じる度に香っていました。
シナゴークからジャイナ教寺院はすぐ近く。インドの民族衣装を着たインド人らしき人達が歩いていたのですぐわかりました。
インドのお寺、そのまんま。
階段を上って2階の入り口に行くと、マスクをした司祭(?)が火を使ってお清めをしていました(アールティー)。中に入ってもいいかと聞くと、どうぞどうぞと愛想良く招き入れてくださったので、3階の祭壇まで行きました。3階にもマスクをしてアールティーをしているインド人親子や、お祈りに来たインド人がいました。私も病気平癒のお祈りをして、お賽銭箱(と書いてあった)に少額ながら寄付。日本語で書かれたジャイナ教の冊子と、グジャラーティー語で書かれた会報をいただいてきました。
ジャイナ教寺院を出ると、すぐ隣のビルの半地下でインドご飯を調理中。ここもモスクと同じで、日曜日は信者に食事を出すのかな?と思いましたが、そのすぐ隣のビルでどうやら何かお祝いのパーティーを開いているらしい。そのビルは、その名も「ティアラ・ハヴェリー(邸宅)」というマンション(邸宅)らしき建物。オーナーがジャイナ教徒なんでしょうか。
ここの1階で、結婚式?か何かの二次会風のパーティーを開いていました。きっとおいしい菜食のごちそうなんだろうな~。ごくん。
その後、異人館は見学しないで通り過ぎ、さらに坂道を上ってロープウェーへ。途中にある、神戸北野教会で、チマチョゴリを来ている人達が結婚式をしている様子が見えました。
神戸には関帝廟もあるけど、さすがにここは商売繁盛の神様で、病気平癒は専門外でしょう…と、パス。しかし「神戸」とはよくいったものだ。ミック・ジャガーの曲に、「Godess In The Doorway」(戸口の女神)というのがあるけど、神戸には神様がたくさんいそう。しかも神戸に行った10月は神無月だったけど、ここの神様達は出雲には行かないでしょうから、穴場だったかも。一神教のところもいくつかありましたけど(^^;)、どうかお願いを聞いて下さいますように!
ところで神戸旅行にはさらにもうひとつの目的、「明石の新鮮な魚を食べる」があって、秘密結社のお友達で神戸在住のいんこさんにおいしい魚が食べられるお店もご紹介いただいていました。なんせ海のない埼玉に住んでいるので、魚に飢えている(^^)。で、お店を教えていただいたばかりか、いんこさんにもおつきあいいただいて行ったお店がここ。画像がないのが残念ですが、いや~、ホント、何もかもおいしかったです。魚が新鮮な上に、いちいち手がかかっていて仕事がきれい。で、そこでたらふくおいしいものを食べて、お酒はほんのちょっとしか飲まなかったはずなのに、翌朝モーレツな二日酔い…。楽しみにしていたホテルの1500円の朝食もジュースしか飲めなくて、10時までベッドで倒れていました(-_-;)。往路の新幹線の中からなんか調子が悪くて昼ご飯を抜いたくらいだったので、体調不良だったのかも。
二日酔いじゃさすがにモスクに行けない…と、最初に足を向けたのは生田神社。
想像していたよりぐっと身近というか、庶民的な神社でございました。神社のすぐ近くは歓楽街(?)で、地元に根付いた気軽に立ち寄れる神社という感じ。10月の三連休だったので、結婚式や七五三、お宮参りのお客さんで賑わっていました。神社の杜で何とか二日酔いを克服してから、いよいよ神戸モスク。地図を丹念に見て行ったのですが、地図のスケールが小さすぎて、ずいぶん通りすぎてしまいました。この日は10月だというのに気温27度。しかも神戸市内は坂だらけ。寺巡りに付き合っている夫の機嫌が一気に悪くなってしまいました(^^;)。
内部の見学希望者は事前に予約を入れるように…というようなことが、事務所の入り口に書いてありましたが、礼拝のために来た信者の女性にダメモトで内部を見学できるか聞いてみると、意外にも「いいですよ。私たちと一緒にどうぞ」とおっしゃってくださったので、用意していたスカーフを被り、モスクの建物に入れてもらいました。代々木の東京ジャーミーと同じように、男性は1階、女性は2階だそうですが、夫は入らないというので、私だけあわてて女性信者について行きました。
「ここで少々お待ちください」と、2階の礼拝室に近い廊下に取り残されました。日曜日で休日(日本では)のせいか、みんなでランチの準備をしていて忙しそうです。2階には、宿泊施設にもなりそうな部屋があり、シャルワール・カミーズを着た女性が何人か廊下を行ったり来たり。インド系の顔立ちの子供達が日本語で話しながら遊んでいました。
そういや暑かったから半袖になっていたんだっけ!と気づいて、大慌てで長袖の上着を着て待っていましたが、15分くらい経つのに、そのあと大人の女性は誰も通りかからない…。だんだん好奇心だけで中に入れてもらった自分が恥ずかしくなってきました。礼拝室のすぐ近くから、外で待っている夫に携帯電話をするのもためらわれるし。思い切って、廊下で遊んでいる子供達に、「せっかく入れていただきましたが、帰ります」と断って出てきてしまいました。ああ、アッラーよ、不信心者をお許しあれ。
懲りずに次はユダヤ教のシナゴーク。
モスクはどの観光地図に出ているのですが、シナゴークとジャイナ教寺院は、載っていないものも多い。二日酔いでぼ~としながら持ってきたガイドブックは載っていない方でした。
「いや、でも、たしかモスクのすぐ近くだったよ。通りを挟んで左側」
という記憶を頼りに、またまた湿度も気温も高い神戸の坂をあっちこっち登り下り。さんざん歩いたあげく、見つからないので地図に載っているジャイナ教寺院を先に行くことに…したところ、突然シナゴークにたどり着いちゃった。
いや~、なんか想像していたのと違う…ちゅうか、記憶していた場所と違うし(^^;)。
…よくよく見ると、地図に、「関西ユダヤ教会」と書いてある…。
「シナゴークはシナゴークだよねぇ。ユダヤ教会って、わかんないわよねー。あ、それに、この看板だって『教会』じゃなくて『教団』って書いてあるし…」と言い訳しても、夫の視線は冷たいまま。ダビデの星のマークのある入り口の近くにはキンモクセイの大木があり、歩いて風を感じる度に香っていました。
シナゴークからジャイナ教寺院はすぐ近く。インドの民族衣装を着たインド人らしき人達が歩いていたのですぐわかりました。
インドのお寺、そのまんま。
階段を上って2階の入り口に行くと、マスクをした司祭(?)が火を使ってお清めをしていました(アールティー)。中に入ってもいいかと聞くと、どうぞどうぞと愛想良く招き入れてくださったので、3階の祭壇まで行きました。3階にもマスクをしてアールティーをしているインド人親子や、お祈りに来たインド人がいました。私も病気平癒のお祈りをして、お賽銭箱(と書いてあった)に少額ながら寄付。日本語で書かれたジャイナ教の冊子と、グジャラーティー語で書かれた会報をいただいてきました。
ジャイナ教寺院を出ると、すぐ隣のビルの半地下でインドご飯を調理中。ここもモスクと同じで、日曜日は信者に食事を出すのかな?と思いましたが、そのすぐ隣のビルでどうやら何かお祝いのパーティーを開いているらしい。そのビルは、その名も「ティアラ・ハヴェリー(邸宅)」というマンション(邸宅)らしき建物。オーナーがジャイナ教徒なんでしょうか。
ここの1階で、結婚式?か何かの二次会風のパーティーを開いていました。きっとおいしい菜食のごちそうなんだろうな~。ごくん。
その後、異人館は見学しないで通り過ぎ、さらに坂道を上ってロープウェーへ。途中にある、神戸北野教会で、チマチョゴリを来ている人達が結婚式をしている様子が見えました。
神戸には関帝廟もあるけど、さすがにここは商売繁盛の神様で、病気平癒は専門外でしょう…と、パス。しかし「神戸」とはよくいったものだ。ミック・ジャガーの曲に、「Godess In The Doorway」(戸口の女神)というのがあるけど、神戸には神様がたくさんいそう。しかも神戸に行った10月は神無月だったけど、ここの神様達は出雲には行かないでしょうから、穴場だったかも。一神教のところもいくつかありましたけど(^^;)、どうかお願いを聞いて下さいますように!
神戸の地名なんですが、生田神社に関係があるようです。 歓楽街のそばというのは京都の祇園にある八坂神社みたいですね。
神戸市内には他に楠木正成が祭られている湊川神社、長田神社が有名だそうで湊川神社はかつては神戸を代表する観光地だったそうです。
ジャイナ教寺院は来る者は拒まずというか、異教徒がいようがいまいが、気にしていないといった感じでした。神戸モスクは東京ジャーミーに比べるとかなり入りにくいですね。シナゴークは扉が閉まっていたし、声をかける人もいなかったので、外からしか見ていません。居住部分も同じ建物みたいで、庭に子供用の玩具がありました。
神戸はいろいろ雑多で、しかし洗練されていておもしろい街でした。ケーキを1個しか食べられなかったのが残念~!
居酒屋もイタリアンもケーキもみんなおいしかったけど、長田で食べた明石焼きが一番印象に残りました。本場の明石の玉焼きはさぞや、さぞや…。
姫路城リベンジに行くことがあったら、ぜひ明石に降りてみたいです。