ものぐさ日記

ひとり遊びが好きな中年童女の日常

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「国宝土偶」展

2010年02月07日 | 美術展・展覧会
 ゆっくりのびのび見られそう…と思っていましたが、大間違い。伊藤若冲並の人気でした。さすが縄文スーパー・スター!


 去年は一番会いたい人に会えませんでした。他の人の前では何とか普通にしていられても、彼女の前では泣きそうな気がして。ようやく大丈夫という状況になったので、お誘いしたのが土偶展。彼女は石が専門の考古学関係者です。お誘いした、といっても、「土偶展、行かな~い?」とお気楽な一言を投げかけただけで、あとは前売り券の手配も、記念講演会聴講の申し込みもみんな彼女がやってくれて、おまけに土偶研究者まで連れてきてくれました!

 しかし、土偶ファンがあんなに多いとは思いませんでした。会場が小さかったせいもあるけど、なかなか展示物の前までたどり着けません。実際、これだけの土偶が同時に展示されるのは貴重な機会らしく、日本全国から見に来ているようでした。去年の9月から11月まで、イギリスの大英博物館で開催された「THE POWER OF DOGU」の帰国記念展だそうです。

 「わざわざDOGUって書いてあると言うことは、他の国にはないの?」という素人にも、土偶研究者は親切に答えてくださいました。
 「ceramic figurine とか clay figure といった言い方もしますが、"土偶"として知られています」

 う~ん、縄文時代の日本は先進国だもんね。縄文時代草創期(約13,000年前)から人型の焼き物を作るというのは、すごいことだったのだと思います。

 土偶については(当然)何もしらなかったのですが、大きなものは中が空洞(中空)になっているものが多いのですねー。縄文式土器と同じような作り方と言っていたから、紐状の粘土でコップ状のものを作り、表面をなめらかにしたのか?縄文時代後期~晩期(4,500年~2,800年前頃)に作られた土偶にはかなり細かい模様が施されていました。土偶のほとんどは女性であると言われていますが、肩幅が広く、逆三角形の体をしたものや、男性器と思われるものがついている土偶もあります。用途も、お守りやお祈りといった宗教的なもの、玩具、飾りなど、いろいろな説があるそうです。作った土偶をわざわざ割ることもあったし、割った土偶を修理してまた使ったと思われる痕もあるそうです。土偶に縄文模様があることについて、常時の人は編んだ縄をつなぎ合わせた服を着ていたからという説を読んだことがあったので聞いてみましたが、縄だけでなく布のあったし、そうともいえないということでした。

 う~ん、はっきりしたことはわからないのね。そりゃそうだ。土偶を作った人も使っていた人も今はいないんだし。

 展示を見たあと、講演を聞きましたが、こちらも参加希望者多数で抽選になったとか。応募してくれて当選はがきを持ってきてくれた友達に感謝。

 その講演会の冒頭で、「日本の美術作品として…」という説明にはっとしました。それまで、「かわいい」とか、「模様がきれい」とか言いながらも、土偶を美術品としては見ていませんでした。宗教的儀式や何かに使う実用品とか、考古学的な出土品としてしか見ていなかったので、模様や形に意味を求めていたのね~。

 展示会場の出口に、土偶や埴輪のガチャポンがあります。土偶専門家があてたのは、縄文のビーナス。

 
背中からヒップにかけての線がきれい


 2月21日まで。国立博物館本館特別5室にて開催中。
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2 コメント

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はにまるとかじゃなくて・・・。 (akberlin)
2010-02-09 07:56:38
このDOGU展、そういえば去年のイギリス旅行の時に見た気がします。さらっと見ちゃったけど、どっしりした造形がなんともユーモラス。
大英博物館なんていうところだと、他のアジア、アフリカ、ポリネシアの仮面なんかとも比べられるというか、世界の造形の美を堪能しました。
埴輪は弥生 (とーこ)
2010-02-09 10:02:42
akberlinさん

私も土偶と埴輪の違いなんて気にしてたこともなかったのですが(^^;)、埴輪は弥生時代なんだそうです。なんか、考古学やっている人って、縄文好き、弥生嫌いが多いのか、一緒にされるとむっとするみたいよ。

土偶もかなり繊細で洗練されたものもあり、野焼きで作ったとは思えない技術でした。

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