ひゃ~・・・・・・・という感じでした~
←感想を一言にすると
日本ジャック=ダルクローズ協会主催の
「ダルクローズ免許取得試験」体験・説明会に参加してきました。
ダルクローズ免許というのは・・私もまだちゃんと把握できてないので
あまり詳しく書けないのですが、リトミックを創ったE.ジャック=ダルクローズの
リトミックを指導する指導者のための免許制度で、今までは国際的に通用する
国際免許は日本では取得できなかったけど、ここ数年で日本でも
国際免許制度がスタートして、試験を受けられるようになりました。
試験の種類には国内免許として、
日本だけで通用する(ジュネーブにある本部の承認は得ていますが)「エレメンタリー」と
国際的に通用する「サーティフィケイト」
があって、
その上に更に「ライセンス」というのがありまして・・
レベルが分かれています。。
どんな内容の試験なのか・・
実際、受けるかどうかもまだよくわからない状態だけど
せっかくの機会なので、体験会に参加してみました。
最初は「エレメンタリー試験」
午後は「サーティフィケイト試験」
試験の体験会なので、講習会ではなく・・
試験官の先生が去年実際に出題された試験問題を出して
みんなで体験しましょう・・というもの。
問題の説明や、アドバイスはしてもらえるけど
指導はしないということだったので、
先生方もいろいろ言いたいけど言えない?!
・・という、普段のレッスンとは違うリトミック体験でした~
午前中の「エレメンタリー試験」は、
「リトミック」「ソルフェージュ」「即興」の3科目。
いきなり最初から、6/8拍子4小節のリズムが提示され、
このリズムをクラップしたりステップしたり、指揮をしながら唱えたり。。
そんなところから始まり、
リズム聴取、記憶、クラップしてステップ、記譜・・
カノンや、拡大縮小の課題など次々集中する課題が出題されました~
次はソルフェージュ。
読譜の課題や、ピッチを聞き分けたり、与えられたメロディの主音を歌うとか
全音半音、音階・・
更に頭と耳を集中・・・
最後の即興では、与えられたリズムで即興したり
イメージ(海、森、宇宙など・・)を即興で演奏という課題など。。
エレメンタリーだけでも、かなり大変な感じで・・
うわぁ。。と思いながら緊張して体験してましたー。
お昼休みを挟んで、今度は「サーティフィケイト試験」の体験会。
もう次の時間は場違いなんじゃないか・・って友達と話ながら
恐る恐る参加・・
そして予想どおり・・
エレメンタリー試験の内容が更にグレードアップしてました。
課題も難しくなって、そこにエレメンタリーでは入ってなかった
補足リズムとか、ポリリズムとか、トランスフォーム(変換)とか
変拍子や、クロスリズム(4対3)とか・・・・・
ソルフェージュも、調の範囲が増えて音程や和音を聞き取ったり
かなり複雑な内容になっていて・・・
終わる頃には、頭がぼ~っとなって頭から湯気が出そうだったよ。。(笑)
普段のリトミックやソルフェージュのレッスンで
勉強したことがある内容だけど、難しい~って
その場で終わりにしてたこと。。
改めて試験されると、当たり前だけどやっぱりできない。。
難しい課題ばかりに挑戦する一日だったけど
先生方は、
「この試験は皆さんをいじめるための試験ではないですから・・」
そして、
「この試験に受かることが最終目標ではないですよ。。」と
おっしゃってました。
自分のレベルを確認するということ。。
指導者としての自分を高めるため。
みんなそれぞれの目的を持ってこの試験に関心を持って
集まって来られてるんだな。。
経験はいろいろだけど
向上心を持って、指導を続けてる人たちばかりだと思うので
そんな皆さんと一緒にこういう体験できたことは
貴重な一日だったと思う。
試験内容は難しかったけど
課題の中で一番求められていたことは
正確にやる・・ということも、もちろん大事で
まずはそれをクリアーしないとだけど
それに加えて
★動きの質や、音楽に合った適切な動きをするということ。
★その音楽に合った、一番良い「音色」が出せるように。
★繊細で豊かな表現力。
★表情豊かに・・・
・・ということが求められているみたい。
正確に出来ることだけが求められるのではなく・・
もし失敗して正確にできなかったとしても、それをカバーできる
その音楽に合った音楽的な表現ができていたら、
良い評価をしてもらえるということでした。
基本的なことだけど、夢中になると忘れてしまいがちな大切なこと・・
音楽を伝える人にはとても大切なことを
改めて意識させられたのでした。
試験を受ける日はいつになるかわからないけど
ホントに受けれるのか?って感じだけどね。。
これからも向上心を持って
少しでもレベルアップして
良いものを伝える人を目指していきたいと思う。
何でもそうだと思うけど・・
上を目指したら、どこまで行っても終わりがない。
果てしない道のりで
どこまで行きたいのか・・
自分でもよくわからなくなったりするけど
行けるとこまで行ってみよう。