横浜 鶴見アトリエアリス〜制作風景〜日々のスケッチ

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スケッチのすすめ

2020-10-24 09:33:43 | Weblog

こんにちは!月水クラス担当講師の大窪です。

近頃はすっかり涼しくて過ごしやすくなってきましたね。いい気候なので最近は制作がはかどっています。

 

さて、今回は普段私がやっているペン画でのスケッチをご紹介したいと思います。

水曜クラスではクロッキーやスケッチをどんな風に描いていけば、良い雰囲気になるか?と、ペンの動かし方やタッチの向きなど具体的にお話しましたが、ここでもご説明したいと思います。

 

下のスケッチは、丹沢の代表的な山である塔ノ岳(1491m)を経て、丹沢山(1567m)から蛭ヶ岳(1673m)へ向かう稜線。

丹沢主脈線とも呼ばれています。丹沢山地の標高は全体的に1000m後半で低山とされていますが、それでも稜線にでると爽快な景色に出会う事が出来ます。

森林限界とはいかないまでも高い木が減り、山肌一面には笹原が広がります。ここからの景色はとても気持ちが良いもので、私のお気に入りの場所です。

 

木がない部分が笹原です。

 

 

さて、下描き無しで描いていく為にはいくつかのポイントがあります。

鉛筆で描く時もあたりどりをするようにペンでも大まかにあたりを取れば、全体が把握出来、安心感があるでしょう。

とは言え消すことが出来ないので、谷や草が群生している部分などグループ分け出来そうな所に薄く点や線を入れておくと良いですよ。

 

その後は好きな所から描いていきましょう。

私の場合は端から描いてしまいますが、手前に前景となる木や石などがある場合はそこから描いていくと距離が出しやすいと思います。

大切なのは部分で描いている時も常に全体を意識するということです。

そうする事でペンでかいていても遠近感や空間が表現出来るはず!

 

 

低木が生えている部分の拡大です。

自分が見ている場所から距離もありますし、全てを完璧に描くことは難しいでしょう。

ですので、草なら草の岩なら岩のニュアンスを捉える事が重要になってきます。遠目ではわしゃわしゃとした塊に見えた低木たち。上面側面を意識してタッチを置いています。グルグルさせたり点を打ったりしても効果的!

また、光源はどこにあるのか?をしっかりと設定し、全体もしくは部分の三調子が狂わないようにすると立体感が失われません。(結局は、基礎の立方体、円柱、球体の捉え方に戻りますね・・・)

 

こちらは北アルプスの蝶ヶ岳山頂からの槍ヶ岳や穂高の稜線。

この日は快晴で青空に切り立った岩山がとても美しかったのを今でも鮮明に覚えています。

先ほどの丹沢とは山容が異なり、岩稜帯らしい切れ落ちた斜面が特徴的です。面で捉えやすいので、ストロークの幅を長短変化させ面を切り替えています。

 

私はテントを背負って山に行き、スケッチをするという事情があるので極力荷物は軽く、ゴミを出したくないということで紙とペンという形に落ち着きました。

が、もちろん鉛筆や絵の具でも良いのです。行く場所や状況に合わせて画材を変えてみると良いでしょう。

 

出掛けた先でさらっとスケッチが出来たら、旅の思い出やお気に入りの場所などを写真とはまた違った形で、思い出に残す事が出来ますよ。

みなさんも使いやすい画材からチャレンジしてみてくださいね。

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