Eddie Holman / A Night To Remember 2016年06月11日 | 日記 独房に入って何週間になるだろう。 真っ白な部屋の中、 嗅覚も視覚も聴覚も真っ白になっていく中、 一匹の小さな虫が独房に入ってきた。 そこに自分以外の生き物がいる現実を 喜びと感じた男は頭の中にひとつの音符を持ち込んだ。 それは、とてもカラフルで豊かな音だった。 夢から目が覚めた。 騒がしい街の中に生きる男は、 心の中に独房を持ちたいと思ったのだった。