練馬・板橋の注文住宅/アセットフォー日記(http://blog.goo.ne.jp/assetfor)

お打ち合わせ、設計、建築中現場、見学会のことなどアセットフォーの注文住宅家造りの日々を皆様にお伝えいたします。

新しいフェンスシート

2017年09月30日 18時13分03秒 | 見学会・イベント・お知らせ

なんだか、はっきりしない天気ですね。

雨が降らないだけ、マシかもしれませんが・・・。

『FPの家 K邸』

仮囲いに、新しいフェンスシートを設置してきました。

フェンスシートを拡大すると、こんな感じです。

そうです。

無結露50年保証を謳ったシートです。

本当は道路に面して設置したかったのですが、通路部分はゲートを設置しているので止むを得ず隣地との境にしました。

ここならば、なんとか見ることができます。

建築確認が降り次第、建築表示板を隣に貼るつもりです。

隣地側には、ホウ酸による木材劣化対策について書かれたマンガを貼ってみました。

通りすがりの人が読んでくれればいいんですけど・・・。

日本の住宅の平均寿命は30年程度と言われています。

世界先進国のそれと比べれば、半分から1/5ほどにしかなりません。

それこそ、ローンの支払いも終わらないうちに建替えなければなりません。

その要因の中で大きな割合を占めるのが、土台や柱・梁などの構造材の腐朽やシロアリの食害です。

その発生率は、およそ3~4軒に1軒とも言われています。

せっかく耐震強度を高めても、構造体である木材が健康でなければ意味がありません。

そのために必要なのが『木材劣化対策』なんです。

我が国で一般的に行われている木材劣化対策と言えば、『合成殺虫剤』を使用したものとなります。

ホウ酸による処理は、全体の5%ほどしかないそうです。

でも、アメリカやヨーロッパでは安全で効果の高いホウ酸処理が主流なんです。

特にアメリカでは、木材に予防的に合成殺虫剤を使用することが認められていません。

木材劣化対策には、他にも方法があります。

例えば、ベイト工法。

1985年頃アメリカで登場した新しい防蟻手段です。

従来工法のように床下に薬剤を散布することなく、ベイト剤(毒餌)を用いてシロアリの習性を利用して行う方法です。

人体に影響がないのがメリットとなりますが、木材腐朽菌やカンザイシロアリには効果がありません。高価なのもデメリットとなります。

木材への加圧注入という方法もあります。

効果が長持ちするのがメリットです。

でも処理できる材が限られます。釘や構造金物へのサビなどの影響も心配されています。

木材劣化対策に求められるものは、人や環境にやさしいこと。

確実に施工でき、効果が長持ちすること。

合成殺虫剤とホウ酸を比較してみましょう。

前者のメリットは、新築時に安価であることでしょう。

でも5年ごとに再処理が必要となります。

薬剤に対する耐性が出来てしまえば、効果は無くなります。

デメリットは健康被害の恐れがあること。

詳しくはのちほど書かせていただきます。

後者のメリットは、安心・安全で効果が長持ちすることでしょう。

最長15年の保証も可能です。

もちろん、第3者保険が付与されています。

ホウ酸は自然素材です。

アメリカや西トルコで採掘されたホウ酸塩鉱物を精製されます。

植物にとってもホウ素(ホウ酸に含まれる元素)は、必須微量ミネラルです。肥料としても利用されています。

18世紀につくられたヴァイオリンの名器『ストラディバリウス』からホウ砂(ホウ酸ナトリウム)が検出されたことでも有名です。

表面に使用されているワニスの防腐剤として使用されていたそうですが、300年経過しても分解しないことがわかります。

目薬にも使われるくらい安全です。

ゴギブリに効くホウ酸ダンゴを思い出す方もいるかもしれません。

ホウ酸団子を食べたゴキブリは脱水症状を起こし、乾燥死します。ホウ酸の成分がゴキブリの消化器系に作用しているとされています。

腎臓を持つ哺乳類の場合は吸収されたホウ酸を腎臓を通して尿中に排泄されるため、少量であれば問題ありません。

合成殺虫剤の中で最も使われているのが『ネオニコチノイド系』殺虫剤です。

ミツバチがいなくなったというニュースを耳にした方も多いと思います。

その原因として挙げられているのが、ネオニコチノイド系の農薬です。

ミツバチがネオニコチノイドに低用量でも曝露すると、脳の働きが狂い、方向性を失い、巣に戻れなくなります。

だから世界各国で使用が規制されている訳です。

シロアリ予防に使われている多くの合成殺虫剤も同じ成分となっています。

ヒトへの毒性は有機リン系とほぼ同等とも言われています。

摂取されると中枢神経系や自律神経系、骨格筋に関連する様々な症状を引き起こします。

脈の異常・指の震え・発熱・腹痛・頭痛・胸痛などのほか、短期の記憶障害も起こります。

胎盤を通過するため、妊婦が摂取すれば胎児にも影響を及ぼします。

非常に毒性が強く、残留性の高いとても危険な農薬です。

弊社がホウ酸による木材劣化対策をお勧めする理由がお分かり頂けたかと思います。

FPの家 K邸では、ホウ酸による『全構造材処理』を行います。

一般的には、上図の濃い青色部分(基礎天端から1mまでの木部)にホウ酸を散布します。

対象は木材腐朽菌とヤマトシロアリ・イエシロアリになります。

さらに安全・安心を求める方には、1階全部処理をお勧めします。

対象は同じく、木材腐朽菌とヤマトシロアリ・イエシロアリになります。

アメリカカンザイシロアリが心配という方には、全構造材処理をお勧めします。

1階全部処理を行った上に、濃度を落としたホウ酸を全ての構造材に散布するんです。

家中の構造材すべてに散布する訳ですから、害のある薬剤は使えないですよね・・・。

ホウ酸は雨に弱いと言われています。

合成殺虫剤のように揮発分解することはありませんが、雨に当たると流れてしまいます。

ですから、『ホウ酸溶脱防止剤』の使用や雨養生を行うなどの対策が必要になります。

またクルクミンテスターという試薬を使ってホウ酸が充分残っていることを確認し、不足していれば再施工を行うようにしているんです。

実際の施工の様子は、この場を借りてご報告したいと思います。

なかなかダイナミックな写真になると思いますよ。

お楽しみに・・・。

隣地際には仮設電気のポールが立てられました。

引込線が道路横断をする為、架線の高さ4.0mを確保しなければなりません。

もう少し内側に建てたかったんですが、ここが限界でした。

残念ながら、まだ引込みはされていません。

東電の工事待ちとなっています。

少しづつ、工事の準備を進めています。

地盤補強は行わなくても良いようです。

基礎の着工は11月の予定です。

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住まいのアレルゲンを軽減します。

2017年09月30日 08時00分00秒 | 新商品紹介

環境アレルゲンという言葉をご存知でしょうか?

ダニの糞や死骸・花粉に含まれる、アレルギー反応を引き起こす原因となる物質です。

住まいにもたくさん存在しています。

アレルギーとは、本来からだの中に入ってきた細菌やウイルスを排除しようとする免疫反応が、アレルゲンにより過剰に引き起こされること。

食べ物として摂取することで体内に侵入するものや、肌に触れることで反応するものがありますが、最近注目を集めているのはやはりカビ・ダニ・花粉です。

壁や床に付着したアレルゲンの働きを抑制するタイルが発売されました。

LIXILの安心タイル『アレルピュア』です。

抗アレルゲン剤を独自の技術でコートしています。

詳しい内容は以下のページをご覧ください。

http://newsrelease.lixil.co.jp/news/2017/030_tile_0913_01.html

やるじゃん!LIXIL

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エプロンを外して・・・

2017年09月29日 15時28分17秒 | メンテナンス

ようやく秋らしい陽気になってきた練馬・板橋。

空気が爽やかで、気持ち良いですね。

朝から弊社OB宅に定期巡回サービスで伺いました。

まだ築4年目のお宅ですから、とくに問題はありませんでした。

でも、ユニットバスの中をチェックしている最中に奥様に聞かれたんです。

「お風呂のエプロン、外せるのかしら?」

「ええ、もちろん外せますよ。」

「外してみましょうか?」

「お願いするわ。」

早速、エプロンに貼られたシールを見ながらエプロンを外しました。

さすがに、全てのエプロンの外し方がわかる訳ではありません。

エプロンと床の境に指を入れ、4か所ある取っ手を右にひねり、エプロンを持って上に上げれば簡単に外せるんです。

エプロンの裏は、カビでまっ黒くなっていました。

「ずっと、外して掃除したいと思っていたのよ。」

(聞いてくれれば、良いのに・・・。)

「このラベルに外し方が書いてありますから。」

一旦エプロンを取付け、今度は奥様に外して頂きました。

ご理解いただけたようです。良かった・・・。

ついでに、壁付照明の外し方も伝授しました。

「塩素系のカビとり剤を使用する場合は、換気扇を強めに回してください。」

ついでに、換気システムの活用方法も再度伝授してきました。

エプロンの外し方は、お引渡しの際に意識して説明しているつもりなんですが・・・。

うっかり忘れてしまったのかも知れませんね。

そろそろカビの季節ではなくなります。

でも、いい機会なので『カビのもたらす害』について書かれたものをご紹介します。

カビとは真菌(カビ類とも言います。)の1門で、他の微生物の仲間には細菌(バクテリアとも言います。)とウイルスなどがあります。

下の図に微生物の分類を示します。

私達の生活環境では、おいしいお酒・味噌・醤油などをつくるのにコウジカビが欠かせません。

また薬としてのペニシリンなどのように、カビを有効に利用した例も多くあります。

一方カビをうまく扱わないと、色々な健康被害が起きます。

経口・吸入・経皮などの経路を通じて、カビはヒトの健康に影響を与えます。

例えばカビが生えた食品を食べることによって、慢性中毒さらには発癌することもあります。

カビが原因となる健康被害には

①真菌症

真菌が皮膚から侵入して病変を起こす表在性真菌症と、呼吸や経口で体内の種々組織・臓器に侵入して障害を与える深在性真菌症があります。

表在性真菌症には皮膚糸状菌(水虫など)などの自覚症状の強いものが多い一方、深在性真菌症のアスペルギルス症は呼吸器や外耳道に病変をつくり、クリプトコッカス症は脳や中枢神経・肺にとりつきます。

下表に示している深在性真菌症は、いずれも日和見感染型のものです。

 

日和見感染とは、感染抵抗の低下した宿主(ヒト)において、通常では病原性のない、または病原性の極めて弱い病原菌による感染症の事を言います。

他にも

②マイコトキシン中毒症

③真菌過敏症

があります。

②・③について今回は割愛させていただきます。


室内微生物汚染 ダニ・カビ完全対策

小峰裕己 著

井上書院 刊

より一部を抜粋させて戴きました。


私自身、カビには弱い体質のようです。

カビの胞子を吸い込んでしまうと、すぐにアレルギー性鼻炎になってしまいます。

目がかゆくなる場合もあります。

なんだか花粉症みたいですよね。

お蔭さまでカビの臭いにも敏感になりました。

お風呂やエアコンにカビが生えないよう、定期的にカビ取りもしています。

自分で掃除をしていると思います。

抗菌もいいけど、やはり掃除のしやすさが一番有効ですよね。

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窓の断熱

2017年09月29日 08時00分00秒 | 省エネ住宅の基本

断熱境界を構成する断熱材部分(躯体)と開口部から熱は逃げます。

平成4年基準の家では一般的に半分が開口部から逃げると言われています。

最近は開口部も性能が向上してきました。

ガラスも単板はほとんどなくなり、複層ガラスやLow-E複層ガラスが主流となっています。

窓の性能はガラス+フレームで決まります。

 

アルミの熱伝導率は200.00W/m・K

 

PVC(塩化ビニル)の熱伝導率は0.17W/m・K

 

天然木材の熱伝導率は0.12W/m・K

最近のフレーム素材はアルミから、樹脂や木材製にシフトチェンジしているようですね。

それでも、まだまだ壁の断熱性能には及びません。

ガラスの断熱性能を一般的に用いられているグラスウール16Kの厚さで示した図を見てみましょう。

断熱材の熱貫流率と厚さで求められるU値を元に比較しています。

U値は小さい程、熱が逃げにくくなります。

まずはアルミ窓にLow-E複層ガラスを入れた場合です。

グラスウールの厚さはわずか7mmにしかなりません。

続いてアルミと樹脂の複合窓にLow-E複層ガラスを入れた場合です。

 

グラスウールの厚さはわずか15mmになりました。

フレームを樹脂に変えると、30mmになります。

さらにガラスをトリプルガラスに変えると、55mm。

まだまだです。

国内発の5層ガラス&樹脂サッシでさえ、まだまだ壁レベルの断熱性能におよびません。

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玄関ドアが変わります。

2017年09月28日 17時38分08秒 | 断熱改修・リフォーム

今日の練馬・板橋は、雨が降ったり止んだり。

どうもはっきりしません。

爽やかな秋の空が待ち遠しいですね。

PATTOリフォームではありませんが、リフォームの一環として玄関ドアの交換をしました。

LIXILの簡単リフォーム玄関ドア『リシェント』です。

玄関ドアが錆びたり、壊れたり、建付けが悪くなったり・・・。

防犯大丈夫なのかなぁー。

なんてこと、ありますよね。

暮らしながら、カンタン・リフォーム。

玄関ドアが新しくなります。

こんな感じの玄関ドアがついていました。

良く見掛ける、アルミ製のガラス入りドアです。

冬は寒かったことでしょう。

上の写真は、玄関ドアの断熱性能を服装に見立てています。

今回の場合は、一番右側のTシャツを左から2番目の寒冷地でも安心なセーターに変更しました。

断熱仕様は上写真の左から2番目です。

壁を壊さないから簡単です。

1日で終わります。

が宣伝文句の商品ですが、実際はどうなんでしょうか?

既存のドアや欄間ガラス、袖ガラスと化粧格子を撤去します、

既存のフレームに新しいフレームを取付け

その間にシーリング剤をたっぷりと充填します。

敷居部分には、蹴込み板を取付け

フレーム部分にはカバー材を取付けます。

かなりゴツイ感じになりました。

カバー材と外壁の取合い部にシーリングを行い、ドアを吊り込めば完成です。

取付け前のドア及び子扉です。

丁番に吊り込み、調整をします。

施工完了しました。

ガラスにはCPマークが貼られています。

鍵もディンプルキーで2ロック。

ピッキング対策もバッチリで安心です。

ガラス部分には、アイアン調の飾り格子がついています。

朝から、既存ドアの取外しを開始しました。

終わったのは、5時30分。

2人+手伝い1人での作業でした。

思ったほど早くは帰れなかったようですね。

それでも、1日で完了することは出来ました。

イメージも大きく変わりましたね。

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断熱の目的と基本的な知識

2017年09月28日 08時00分00秒 | 省エネ住宅の基本

断熱の目的は自然室温の維持です。

自然室温とは日射取得や内部発熱のみによる、暖冷房設備を使わない時の室温のこと。

つまり冷暖房を使わないで、どの位の室温を維持出来るかが『カギ』になる訳です。

上のグラフは断熱レベルに応じた自然室温の変化を表したもの。

断熱レベルを上げることで、より高い室温を維持する事が出来ます。

また自然室温の変化には断熱以外にも以下の要因があり、これらを組み合わせた断熱計画を行う事が重要です。

日射取得熱

換気による熱損失

漏気(隙間から漏れる空気)による熱損失

内部発熱(人体・家電機器)

断熱設計は、年間を通じて快適な暮らしを自然環境と最低限の電気的エネルギーで実現できるように

断熱

気密

換気

をバランスよく配置することです。

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木の中の水

2017年09月27日 08時00分00秒 | 木育・住育

今日はアセットフォーの定休日。

なんだか、天気が冴えませんね。

気分もブルーになってしまいます。

気分を変えて、こんな話はいかがでしょうか?

住宅用材として最適な筈の木材ですが、こんなこともあります。

反る

捻じれる

割れる

何故だと思いますか?

それは、木材に含まれている水分が原因です。

木材は水分を吸収すると膨張し、乾燥すると収縮しようとする性質をもっています。

伐採したばかりの木には沢山の水分が含まれていて、その水分は時と共に蒸発します。

木材には網目状の繊維が沢山あって、未乾燥の時にはその繊維の中にスポンジのように水分を貯めているんです。

これが乾燥する際の収縮の割合が、木の繊維方向によって異なるため変形が起こる訳です。

木に含まれる水分を表す値を『含水率』と言い、下記のように表します。

木材の含水率=水分を含んでいる状態の木材の重さ-全乾燥時の木材の重さ/全乾燥時の木材の重さ×100(%)

水分が多いものでは、含水率が100%を超える場合もあります。

木が乾燥をし始めても最初のうちは収縮することはありません。

含水率が30%を下回ったあたりから、木の繊維に含まれた水分が蒸発を始めるので、それにつれ徐々に変形が始まります。

昔の家づくりは時間にゆとりがありました。

まず木材を何年も寝かせて、乾燥させたものを使うのが常識でした。

腕の良い大工さんは、そうした自然乾燥材を一本一本吟味し、さらなる乾燥による収縮を計算に入れながら加工しました。

家づくりの期間も長期に渡ります。

建て方が終わって構造体が組み終わっても、しばらくの間は放置します。その期間は何か月にも及びました。

屋根の荷重を掛け、完全に乾燥するまでは内装工事は行いません。

しっかりと乾燥を行い、木が狂う事を避ける。

これが大工さんの昔からの知恵だったんです。

こうして乾燥された木材の含水率は、18~15%であったと言われています。

でも、工期短縮やコストダウンが叫ばれる昨今に、こんな事をしている余裕はありません。

そうしてバブル時代は、未乾燥材による建物をバタバタと建ててしまいました。

どんなに施工技術が優れていても、木材が徐々に変形を始めたらどうにもなりません。

2年もすれば、色々な不具合が出てきます。

床が傾いたり、壁や天井にひび割れが生じたり・・・。

建具が開かないなんてこともありました。

こうした家は、家自体の強度にも不安が残ります。

大きな地震が来たらどうしよう・・・。

そこで登場したのが、『人口乾燥木材(KD材)』や構造用集成材です。

どちらとも、木材をじっくり乾燥させることで時間が経っても変形や寸法変化が少ないのが特長です。

乾燥することで重量も軽くなり、輸送性・作業性が向上します。

含水率の低い木材は腐朽菌・カビにも強いため、耐久性が向上します。

KD材と集成材を比較すると、より自然の木材に近いのは前者になります。

当然アテや節などの構造的な欠陥もあります。

その分、強度計算をする際には実際よりも低い強度で計算しなければなりません。

そうした欠陥を取り除いたのが集成材です。強度計算もより強い強度で計算することが可能です。

接着剤の強度や経年劣化を気にする方もいるようですが、レゾルシノール樹脂系接着剤のような耐久性の高い構造用接着剤であれば、室内環境下に置かれた場合30年経過しても強度はほぼ低下しません。

むしろ初期に未硬化であった部分が徐々に硬化して強度が上がる場合もあるようです。

アメリカに現存する最も古い構造用集成材の実物が、1934年建立の体育館です。

欧州には1910年代に建てられた建物も現存しています。

従って、現在の所判明している集成材の実績は83~107年ということになります。

ただし、これらに用いられているのはニカワやカゼインのような耐水性の低い天然接着剤です。

現在用いられている高分子系接着剤が集成材に用いられたのが1943年ですから、実績は74年になるのかもしれません。

高気密住宅を建てるなら、構造用集成材を使いたいところです。

それが嫌なら、せめてKD材にしたいですね。

ちなみに発掘された出雲大社のうず柱も3本の無垢柱を合わせた『集成材』でした。

最も接着剤使われていませんが・・・。

 

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ブースター循環ファン

2017年09月26日 18時36分47秒 | 新商品紹介

先程、前回熊谷でお世話になったお二方が帰られました。

ご来社いただいた目的はコレ!

以前にご紹介した『ブースター循環ファン』の新しいパンフレットが出来たようです。

基礎断熱を行わない弊社では、床下エアコンの採用はありません。

でも小屋裏にエアコンを設置して、階間部をチャンバーにするのはアリだと思っています。

これから着工する『FPの家 K邸』では階間部にヒートポンプで暖めた温水管を設置して床&天井からの輻射暖房を行います。

機会があれば、エアコンとブースターファンの組み合わせも試したいですね。

窓上の天井から温風を吹き下げ、コールドドラフト対策もいけそうです。

実際にブースターファンの静かさや、タイトな風の流れを体感することも出来ました。

輻射パネルによる冷暖房をする際の送風機として使うのもアリですね。

快適な冷暖房になると思います。

省エネだけでなく、快適さを担保できる設備提案をするための『新しい武器』が手に入りました。

後は工夫と実践あるのみ。頑張ります。

遠路はるばるご来社いただき、ありがとうございます。

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気密性能の要・不要論

2017年09月26日 08時00分00秒 | 新聞・雑誌・WEB情報

少し硬い話を書きたいと思います。

昨日に引き続き、建築知識№768より一部を抜粋してご紹介したいと思います。

北方建築総合研究所/鈴木大隆VS住宅技術評論家/南雄三

外皮基準、一次エネルギー基準誕生の経緯と発展

南:今の省エネ基準には、気密の規定がないですね。

鈴木:「気密が要らない」とは書いてなくて、「ちゃんとした対策をとってね」と書いてある。

僕は少なくても断熱・防露の観点から、ツーバイフォーやRC造に気密の性能規定は要らないと思っています。

気密は何のためかというと、一つは漏気による結露の防止。

もう一つは壁内気流による断熱性能低下という観点だとすれば、RC造とツーバイフォーに関しては、気密性能の基準は要らないわけですよね。

それらは気密性能でいえば、相当隙間面積で2㎠/㎡を切っているイメージですか。

そうです。

多分、特段の対策を行わなくても、これらの工法は窓にそれなりの物を使用すれば自ずからそうなるでしょうね。

対策が必要なのは在来木造と鉄骨造です。

在来木造は「気密性能でいくらあればいい」ではなくて「こういう対策をきちんととる必要がある」ということです。

それは気流止めの措置であり、防湿層の切れ目が生じない施工、それは基準にも書いてある。

仮に必要な対策をとらなくてもビニルクロスで各室の内装をぐるりと施工し、巾木や廻縁がしっかり施工されていれば気密性能がクリアできてしまう。

しかし、それでいいのか・・・。

性能値のみで規定するというと、重要な対策が評価出来ない可能性がある。

在来木造の場合、隙間が発生しているところは、全体の外皮の中の7~8割方は特定部位に集中している訳で、わざわざ住宅のトータルで色々な数値を設定しなくても、その特定の部位に対して適切な対策をしっかり講じる方が確実ではないかと。

いい意味での仕様規定を上手に活かすことで、性能規定では曖昧になってしまう部分を無くす。

僕なりにはそういう考えで、過去の改定で気密性能の基準を無くしたと記憶しております。

それは主に上下の気流止めですね。

その対策とは、内部結露ではないですか。

今まで気密性能が表に出てこなかったのは、そういう理由があるんですね。

検査も困るだろうしね。

そうですね・・・。

いずれにしても、通気止めはやっていなくても、場合によっては5程度はクリアできる。

しかし、それはおかしい。

あくまで具体の対策が重要。

ここだけはしっかりやってね、というような。

同じ対策をとっても、凹凸があればその分どうしても隙間量は大きくなる。

また小さな住宅であれば設備配管の貫通部分や窓の隙間量の比率が大きくなるから、結果として床面積当たりの相当隙間面積は大きくなってしまう。

でもそれはある意味、住宅の属性・個性だから、どんな場合であっても必ずこの数値以下という発想でなくてもいい。

きちんとした対策をした上で、という話ですが。

それをやれば5㎠/㎡はクリアする?

すると思います。

2㎠/㎡はクリアする?

どうでしょうね・・・。

ただ、高い気密性能すなわち防露性が要求される寒冷地であれば、別張り防湿層など特別な対策が必要となります。

必要な防露性能を確保すれば、自ずからその辺りの数値は達成することになるでしょうね。

やはり対策をきちんととる事が大切であって、数値ありきではない。

僕が一番大事だと思っているのは、無断熱で100年もっていた住宅が、断熱材を入れた事によって20年しかもたないような住宅にならないようにすること。

その為には特に在来木造や鉄骨造において、気密性能という定量的基準では不十分と思っています。

弱点がはつきりしている住宅構造は、そこの対策をとりなさいといった方が、現場の施工管理もしやすいし、大工さんも理解しやすいはず。

そうですね。

「気密が良ければ内部結露も安全で、換気にも安全で」とかいう「すべてがいい」という言い方もおかしいし、「内部結露的に言えば、抑えるところを抑えればいいんだ」

「寒冷地になれば、それを抑えていったら気密化になるんだ」ということで、「抑えるところを抑えることが一番大事」というのが気密の概念でしょうね。

そういう意味で、仕様規定のいいところと性能規定をうまく盛り込んだ折衷案の方が、誰もが理解できて良い筈。

それを20万人講習でも・・・。

「気密はとにかく2㎠/㎡を切れ」と言ってきたけれど、「排気方換気の場合はそうするべきだ」というような判断をするということですね。

そうですね。

どのような換気設備を導入するかによっても対策は変わる。

例えばスカスカの住宅に熱交換をやっても、熱交換は思ったように機能しないし、第2種換気をやると防露上の要件は高くなる。

それは換気設備に関連する気密性能の要件であって、設備側で規定べき話かなと。

設備側で建物の性能を規制してもらうということですか。

必要があれば、ですね。

熱交換をきちんと機能させることと、通気止めがあるかないかは直接的にあまり関係ないんですね。

要は、内装ラインである一定の気密が確保されていればいのですから。

防露・断熱性能の確保のための対策とは、ちょっと次元の違う話かと思います。

もちろん気密性能を測定して検証し、今後の開発につなげていくことは重要と思いますが・・・。

平成11年基準において規定された気密性能が、途中で無くなってしまった事に関しては、私自身不可解な思い持っていました。

この対談を読んで、一応納得できました。

あくまでも性善説なんですね。

仕様規定を行えば、施工者はきちんとやってくれる。

そこには手抜きや間違いは存在しない。

現在の行政や瑕疵保険による検査体制では、こうした施工の適否は判断できません。

施工者および監理者に委ねるのみ。

その結果、施工不良による『内部結露』が発生し『断熱材を入れたことで20年しかもたない住宅』が散見しています。

『高断熱住宅なのに隙間風がピューピュー吹いて、ちっとも暖かくない』が、入居時の不満事項として上位に入っていたりします。

クロスを貼る前に気密性能測定を行えばいいのに。

完成後にサーモカメラを使った目視検査を行えばいいのに。

中国・台湾や韓国のように、パツシブハウス級の家を増やしていこうとする時代にC値5.0㎠/㎡で良いと思っているのでしょうか?

「まだ、その時期ではない。」

「まずは、このレベルの家づくりを行ってみて、その上で次のレベルに進むべき。」

なんて思っているのでしょうか。

そんな悠長なことをいっている場合ではないと思いますよ。

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ロックウールの営業マン

2017年09月25日 14時09分34秒 | たわいもない話

先程、ロックウール断熱材メーカーの営業が弊社に飛び込みで来られました。

弊社のホームページをご覧になった上での飛び込み営業との事。

初めから少し腰がひけていたように感じました。

でも、せっかくの機会です。

ロックウール断熱材の事を色々と教えて頂きました。

前回、発泡プラスチック系断熱材(以下、発プラ系)メーカーの方が来られた時に感じた思いは今回も同じです。

発プラ系メーカーと繊維系断熱材(以下、繊維系)メーカーは競合相手だと思っていたのに、お互いにとっての競合相手は同じ繊維系や発プラ系である事が意外でした。

だから、メリット・デメリットを比較する対象もそうなります。

発プラ系は発プラ系同志の比較対象を行い、繊維系は繊維系同志の比較対象を行います。

よって今回提示されたデーターも、繊維系同志のものでした。

ロックウールと他の繊維系断熱材16K(間違いなくグラスウールですよね。)を

①電気炉を所定の温度(600℃および700℃)で温度保持し

②上図のように各断熱材をセラミック板上に置いて、電気炉に入れ、所定時間経過後に取り出し、空冷後写真撮影

したものとなります。

写真を見ると、600℃5分経過時点ですでに両者の差は明白です。

700℃10分経過時点においては、その他の繊維系断熱材16Kはほぼ形を残していません。

加熱温度による厚さ方向の変化率を示すデーターです。

あまりにも差があり過ぎて、呆れてしまいました。

「これって、断熱材自体の比較ですよね。」

「?」

「袋入りの断熱材を躯体に留め付けた状態で熱を加えたら、どんな事になると思いますか?」

「バインダーや袋はすぐに溶けてしまい、躯体から脱落しませんか。」

「グラスウールやロックウールという素材自体の話ではなく、袋入り断熱材としての耐熱性能はどうなっているんですか?」

「素材自体の性能しかありません。

「躯体から脱落すれば、断熱材による性能差は関係ありません。」

「発プラ系の断熱材の方が、袋よりは燃えにくいですよね。」

「いざという時は、袋入り断熱材の方が早く燃えるんじゃないの?」

「そうかもしれませんし、そうではないかもしれません。」

「・・・。」

ロックウールのカットサンプルを水に6時間浸した実験です。

グラスウールと違い、吸水性の低いロックウールは押え板を外せば浮かんできます。

100mm×100mmにカットした断熱材を水面下に24時間浸し、傾斜角30°の金網に置いた時の吸水量の経時変化を比較しています。

こちらは温度50℃±2%かつ湿度50%±2%の状態で調湿後、90%±2%の状態を保持し重量変化を比較したデーターです。

どちらのデーターも、ロックウールの吸水性の低さを示しています。

弊社では天井断熱の場合にセルローズファイバーを採用していますが、断熱性能や吸湿した際の断熱性の低下率もロックウールの方が良いんですよね。

環境性能はセルローズファイバーの方が良いようですが、ロックウールもグラスウールほど悪くはありません。

でも、袋入りタイプしか取扱いが無いそうなのでお引取り願いました。

北海道ではロックウール圧送や吹込みが主流のようですが、関東ではまだまだ一般的ではありません。

吹込みロックウールであれば、もっと詳しい話を聞きたかったのですが・・・。

戴いたカタログを見て、びっくりしました。

色々な事が書いてあって、まるで教科書です。

自立循環型住宅の事、ZEHの事、断熱施工の基本的な事。

時間をかけて、じっくりと読んでみたいと思います。

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熱交換型第1種換気設備

2017年09月25日 08時00分00秒 | 24時間換気システム・風量測定

少し硬い話を書きたいと思います。

熱交換型第1種換気設備おける給排気のアンバランスという話です。

熱交換型第1種換気設備は、給気用のファンと排気用のファンを有しており、比較的多くの住宅の場合は排気側のダクトが短く、給気系統と比較して圧力損失が小さくなっており、排気側の風量が多い。

そのため、室内側が負圧となりやすく、外壁を通じて給気がなされる。

当然ながら、この給気は熱交換素子を通過した空気ではないため予熱されず、暖冷房負荷の低減には寄与しない。

また実際に住宅に設置された状態では、冬季を考えると、換気設備本体への還気温度が低くなるような場合がある。

例えば居室間歇暖冷房を行っている場合に、図に示したように還気を非暖房室(グレーが暖房室で白が非暖房室)からとると、当然ながら予熱の効果も小さくなる。

また十分な気密性がない場合は、給気室(グレー)は加圧され、排気室(白)は減圧され、空気の流れはきれいにはバランスせず、給気のある室は外壁から空気が逃げ、排気のある室には外壁から外気が流入し、それらは熱交換に全く寄与しない。

いずれにしても実質的な熱交換の効果は、瞬時的に仕様値を上回ることがあったとしても、期間としては仕様値より大きくなることはない。

なお、新しい省エネルギー基準では、事業主基準のときと同様に夏季の熱交換による熱回収の効果は、内外温度差が比較的小さい事から計算対象となっていない。

建築技術№768より田島昌樹高知工科大学准教授の記事を一部抜粋させていただきました。

第1種換気設備により建物内空気が正圧になるのに対して、第3種換気設備は建物内空気を負圧にすると言われています。

でも、この記事を読むと建物の気密性の低い建物は当然としても、ある程度の気密性を有した建物であっても、給排気のアンバランスが発生し、換気設備の給気フィルターを関せず流入する外気が存在することがわかります。

また排出される室内空気の熱を回収し、省エネに寄与する効果は夏季には見込めないとも明記しています。

つまり春・夏・秋・冬のうち効果が見込めるのは冬だけということです。

第3種換気設備の自然給気口は複数設置するのに対し、第1種換気設備の給気口はわずか1つしかありません。

外気に含まれる不純物を除去するためのフィルターのメンテナンスは、後者の方がよりシビアになります。

なぜなら汚れ具合による圧損が、より大きくなるからです。

またフィルターが機能しなくなった場合は、給気ダクト内に不純物が付着し、新鮮空気を汚染する恐れもあります。

熱交換型第1種換気設備の採用にあたっては

換気設備自体の消費電力増と熱交換による暖冷房消費電力減の比較だけではなく

給気フィルターの交換コストや給気ダクトの定期的メンテナンス費用増

ダクト配管費用増

等のコスト増を確認・把握し充分検討する必要があります。

なお熱交換型第1種換気設備には、全熱交換タイプ・顕熱交換タイプがあり、前者には個別換気が不要なタイプとそうでないタイプがあります。

どのタイプを採用するかによって、換気設備自体の費用や熱交換による省エネ性も大きく変わります。

今回は、その辺りのことは割愛させていただきました。

健康面・快適性・衛生面・初期コスト・運転コスト・メンテナンス性そして施工性、換気システムの選択には様々な要素が関係しています。

第1種・第2種・第3種、パッシブ換気やデマンド換気なんてものまであります。

何を換気システムに期待するのか?

どの程度の空気質を求めるのか?

考えれば考えるほど、わからなくなってきます・・・。

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例えてみました。

2017年09月24日 19時19分17秒 | たわいもない話

たまには、いつもと違った切り口で書いてみたいと思います。

浴槽を頭に思い描いてみましょう。

そうです。

お風呂の浴槽です。

檜づくりの和風浴槽でも良いし、大理石で出来た洋風浴槽でもかまいません。

当然蛇口が付いていて、ひねればお湯が出てきます。

でも、追炊き機能はついていません。

お湯が冷めれば、蛇口をひねってお湯を注がなければなりません。

3つの浴槽があります。

どれも材質やデザイン、サイズは同じです。

なみなみとお湯が張られています。

当然、浴槽に張ったお湯の冷める時間は同じですよね。

そのうち、お湯の表面と浴槽を通じて熱は逃げてしまいます。

ここで、3つの浴槽に熱が逃げない工夫をしてみましょう。

①何もしない。

②断熱性の高い風呂蓋をする。

③断熱性の高い風呂蓋をすると共に、浴槽の外側を断熱材で包む。

お湯の冷める時間は①→②→③の順で長くなります。

つまり①→②→③の順で、熱伝導率が小さくなる(断熱性が高くなる)訳です。

次に3つの浴槽にそれぞれ穴を開けてみましょう。

①の浴槽に穴は開いていません。

②の浴槽には小さな穴が開いています。

③の浴槽には大きな穴が開いています。

①の浴槽はお湯が減らないので、気持ち良く入浴することが出来ます。

でも②の浴槽は少しづつお湯が減ってしまうので、その分お湯を注がなくてはなりません。

③の浴槽では、注ぐお湯の量がより多くなります。

浴槽を温め続けるためのお湯の量は、①→②→③の順に多くなります。

つまり①→②→③の順で消費エネルギーが多いことになります。

もう気付いたことでしょう。

そう、断熱・気密の話です。

空気の持つエネルギーを浴槽の中のお湯に見立ててみました。

実際には穴の開いた浴槽なんて無いと思います。

最近は断熱浴槽や断熱風呂蓋も当たり前ですよね。

でも、穴のたくさん開いた家はたくさん存在します。

いわゆる『気密性の低い家』です。

隙間の多い家とも言います。

いくら断熱性を高くしても、気密性能が伴わなければ意味が無いことを判っていただけたでしょうか?

穴からお湯が漏れる浴槽を見て、蛇口をひねる人はまずいないと思います。

まずは穴を塞ぎますよね。

でも、家の隙間は塞ごうとしないばかりか、塞ぐのはおかしいという人がいるんです。

不思議だと思いませんか?

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大切なものは何も見えない

2017年09月24日 08時00分00秒 | たわいもない話

昨日ふと頭に浮かび、頭から離れない言葉があります。

『大切なものは何も見えない』

フランスの作家、サン・テグジュペリ先生の名作『星の王子様』の中に出てくる言葉です。

皆さんもご存知の事と思います。

実はコレ、別れ際にキツネが王子に教えてくれた『秘密』なんです。

随分と昔に読んだ本ですから、思った以上に内容を覚えていません。

何故か、この言葉だけが頭に残っていました。

思いなおしてみると、色々と思い当たることが多い言葉ですよね。

住まいづくりにも、そのまま当てはまります。

おしゃれなデザインやインテリアは大切です。

便利でカッコイイ設備や使い勝手の良い間取りだって大切です。

でも、住まいに求められるのはそれだけではありません。

地震・台風・竜巻などの自然災害から、そこに住まう方々の生命・財産を守ること。

低温・高温・高湿・低湿や室内の有害物質などのストレス因子を排除することで健康被害を抑制し、増進を図ること。

イニシャルコスト低減だけでなく、ランニングコストの低減を図り長期に渡る省エネ性を有すること。

おおまかに言えば、そんな所でしょうか。

つまり

耐震・耐風性

耐久・耐腐朽性

断熱・気密性

といった『目に見えない部分』が大切ということ。

もちろん防音対策や防犯性、プライバシー対策も見逃せません。

機能する換気設備や、有害物質を放散しない建材の使用等、配慮すべきことはたくさんあります。

これらはすべて、目に見えません。

でも、いい加減にしてはいけない部分だと思います。

そう言えば環境省が主催する『クールチョイス』の一環で、壇蜜さんがご活躍のご様子。

こんなポスターが出回っているようですよ。

熱・気で壇蜜なんだそうです。(おやじギャグ)

このネタ、以前に堀部先生や伊礼さんが使っていましたね・・・。

大切なものは何も見えません。

でも、時間が経てば色々とわかります。

その時になって後悔しないためには、こうした部分に力を注いだ家づくりをお勧めします。

星の王子様と壇蜜、朝から変な組み合わせでしたね。

また、読んでみようかな。

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今日は何の日?

2017年09月23日 08時00分00秒 | たわいもない話

本日、アセットフォーは祝日のためお休みです。

月曜日からの3連休の後、2日間だけ働いてまた休み。

まさにシルバーウィークです。

ところで、今日は何の日でしたっけ?

秋分の日が正解です。

1948年(昭和23年)に「祖先を敬い、亡くなった人々を偲ぶ」という趣旨で制定された国民の祝日の一つです。

昼と夜の長さが等しくなる日でもあります。

これから日が一番短い冬至に向けて、毎日1分5秒づつ日が短くなります。

いよいよ蒸し暑い夏が終わり、寒い冬への準備を始めなければなりません。

イソップ童話の『アリとキリギリス』をふいに思い出してしまいました。

コツコツと冬支度を行うアリさんと、人生を謳歌しすぎて何の準備もせずに冬に立ち向かわなければならないキリギリスさんの話です。

私の場合は、暖かい家に住んでいるため、特に冬支度もありません。

服装で言えば作業着を半袖から長袖に変えるくらい。

冬本番になれば、ヒートテックとダウンコートがこれに加わります。

家の中でも同様で、半袖パンツ+半袖シャツ(着衣量0.5clo)が長袖パンツ+長袖シャツ(着衣量1.0clo)に変わるくらい。

布団でいえば、タオルケットから毛布に変わります。

掛け布団は1年中使いません。

夏の間のエアコンの温度設定は27℃、そして冬の間は19℃。

この生活が始まって6年目を迎えました。

寒い家に住んでいる方には、いくら暖かい家のすばらしさを語っても『本当の素晴らしさ』は通じないそうです。

何日か暖かい家に住んで戴くのが一番良いそうですよ。

暖かい家を知って(体感して)始めて、本当の素晴らしさを実感できるそうです。

といっても、本当に暖かい家は「うわぁー、暖か-い。」なんて感じることは意外と少ないんですよね。

外から帰ってきて、玄関ドアを開け、中に入った瞬間くらいでしょうか。

ほんのりとした暖かさに「ほっ」とする一瞬です。

でも、すぐに慣れてしまって何にも感じません。

寒さというストレスの無い『無感』の状態がずーっと続くのが、本当に暖かい家なんですよね。

エアコンから吹き出される熱い風も気になりません。

家中が暖かいと、エアコンはほぼ停止状態です。

時々のんびりと動いているくらい。

空気の過乾燥にさえ、気を配ってあげれば快適です。

外出しようと玄関ドアを開ける瞬間まで、無感状態が続きます。

おまけに省エネで健康にも良いんですから・・・。

キリギリスさんのような生活をしながら、アリさんのように安心できるなんて。

季節の変わり目に必要なことと言えば、エアコン清掃くらいでしょうか?

そろそろ、準備しないとなぁー。

こんな話を聞いても、ピンと来ない方はいませんか?

もしかして、寒い家に住んでいませんか?

 

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火災報知器

2017年09月22日 19時07分42秒 | メンテナンス

弊社OBのお宅に行ってきました。

目的は火災報知器の交換です。

築12年の木造3階建て。

当時は、電源式の非連動型火災報知器を採用していました。

キッチンに熱感知式×1台。

その他、煙感知式×5台。

合計6台です。

3階の勾配天井上部に取付けた感知器が誤作動を起こし、発報したそうです。

すぐに故障ということがわかり、交換の依頼を受けました。

状況を知らせ判断を仰いだ時のメーカー担当者の言葉はこうです。

「寿命です。」

「修理対応は可能ですが、すぐに壊れると思います。」

幸いなことに、連動タイプではありません。

故障した1台のみの交換も考えました。

「他の火報は大丈夫でしょうか?」

「じきに同じ症状が出ると思いますよ。」

「その時に交換しても良いけど、今回まとめて交換するのが良いと思います。」

お施主さまにその旨をお伝えし、全ての火報を交換する御見積書を作成。

「後で壊れるのが判っているのなら、全て交換したい。」

「電気屋さんに行ってもらうので、1台だけ交換すると割高になりますしね・・・。」

合意を得て、今日の工事に至りました。

現在、弊社では電池式の連動型火災報知器を採用しています。

たしか、今回交換する火報が電源式火報の最後だったと思います。

当時は、『電池式にしていいのかどうか』で結構悩みました。

「電池って10年で切れちゃうんでしょ?」

「その度に交換するのは勿体ないよね。」

「電池だけ交換できないのかな?」

結局、

「電源式だって、10年すれば壊れるんじゃないの?」

「配線しない分、コストダウンも出来るし・・・。」

という理由で電池式を採用。

以降、そのまま続いています。

問題の火報がコレです。

露出式のため、少し不格好ですね。

背の高い脚立でも無ければ、手が届きません。

決められたルールとは言え、使用者側の事を考えるとつくづく不可解な設置場所ですよね。

いつも不思議に思い検査員に確認しますが、「ルールに従ってください。」の一言で片付けられてしまいます。

こちらは、椅子に載れば手が届く位置に設置されていました。

当然、交換工事もラクチンです。

見ていてもヒヤヒヤしますよね。

午前中で作業は完了しました。

新しい火報です。

天井埋め込み式のため、以前よりもスマートになりました。

交換してみて、わかった事。

新設時のコストは電池式の方が電源式よりも割安になっています。

電池式の寿命は10年。

電源式の寿命も10年。

当たり外れはあるものの、電源式の方がお得かも。

だけど1台壊れてしまえば、全部交換する羽目になりますよね。

だって1台交換するのと、6台交換するのとで、電気屋さんに支払う手間はそれほど変わりません。

電池式であれば、私がちょっと行ってすぐに交換する事が可能ですが、電源式の場合は電気工事士の有資格者に頼まなくてはなりません。

結局交換の際の費用を考えると、電池式の方が断然お得です。

その他の機能に差はありませんから、以前電源式から電池式に移行したのは正解でしたね。

今後、この手の交換工事が増えていきそうです。

今後の事を考えた時、電源式から電源式への交換ではなく

電源式火報を取り外し、電源線の末端処理を行った上で天井に戻し、電池式に交換するのが得策かも。

次回の交換コストが下げられますから・・・。

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東武練馬/アセットフォー日記(http://blog.goo.ne.jp/assetfor)