練馬・板橋の注文住宅/アセットフォー日記(http://blog.goo.ne.jp/assetfor)

お打ち合わせ、設計、建築中現場、見学会のことなどアセットフォーの注文住宅家造りの日々を皆様にお伝えいたします。

無垢の腰板

2016年03月31日 11時32分24秒 | メンテナンス

以前にお引渡しをしたお宅です。

『FPの家 G邸』

お部屋のアクセントとして、一部の壁に施工した『無垢の腰板』が大変お気に召したご様子。

他の場所にも施工したいとのご要望を戴きましたので、本日工事に入っています。

幅木を外して、腰板を壁の上から張っていきます。

既に仕上がっている部分はこんな感じになりました。

 

 

ニュージランド産のパイン材の上に、リボスの自然塗料を塗った無垢材です。

オークの床材同様、経年による色の変化が楽しみです。

省エネ・健康住宅を中心に行っている弊社ですが、こうした『自然素材を利用したリフォーム』も行っています。

小さな工事でも対応させていただきます。

ご希望の方は、ご連絡ください。お待ちしております。

  

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木材の敵12

2016年03月31日 08時00分00秒 | 省エネ住宅の基本

『木材・腐朽・シロアリ・キクイムシ・腐食並びに防腐・防蟻処理及び耐久性に関する基礎知識』のご紹介、まだまだ続きます。

第12回目も『シロアリ』についてのお話です。

上表に、木材の耐蟻性による分類を示しました。

木材を加害するのは職蟻であり、歯のある大顎で木材を齧り取ります。

木材によってはシロアリの被害を受けにくいものが知られていますが、木材の耐蟻性には次の各要因が関係していると考えられます。

1.木材の硬さ

木材の硬さは主にリグニンの量で左右されます。

シロアリは硬い木材よりも軟らかい木材を好む傾向がありますから、リグニン含有量の少ない春材や辺材が、秋材や心材よりも被害を受けやすくなります。

針葉樹は一般的にリグニン含有量が広葉樹よりも少ない事から、被害を受けやすい事になります。

また、硬い材であっても腐朽が始まると柔らかくなり加害されやすくなります。

2.木材に含有される耐蟻成分

イヌマキ・センダン・ヒバなどの耐蟻性の高い樹種には、サポニン類・キノン・フェノール類などの酸性成分が耐蟻成分として含まれています。

これらはシロアリが忌避するものや死に至らしめる物質であり、一般的に心材中に多く含まれいて、心材をより耐蟻性の高いものにしています。

シロアリによる建築物の被害は、台風や地震の被害のように目立ちませんが、一説によれば火災による被害量に匹敵するほど大きいそうです。

古いデーターになりますが、九州でシロアリ被害の実態を調べた結果から鹿児島県では建築後10年未満の木造校舎の5.5パーセント、10~20年では41パーセント、21~30年では52パーセント、31~40年では72パーセントの建物に何らかのシロアリ被害が認められました。

また福岡県では筑後10年未満で33パーセント、10~20年では68パーセント、21~30年では84パーセント、31~40年では82パーセントの建物にそれぞれシロアリ被害が認められました。

これは、九州ではヤマトシロアリとイエシロアリとの両種が生息している為と考えられるますが、東京でも条件が悪ければ10年未満でその被害率が80パーセントを超える調査報告もあると聞きます。

このように蟻害は腐朽と違って、シロアリの生息地域でなければ基本的に被害は起こらないという特徴がありますが、シロアリの生息地域内では適切な予防措置と点検を怠ると、その被害は早期のうちにからかなり大きなものになる可能性があります。

ヤマトシロアリによる被害部位および部材は、基本的にヤマトシロアリが湿った木材のみを加害出来ない事から、かなり限られてきます。

住宅であれば、北側外壁の土台や柱脚、筋交い下部などであり、台所や浴室・洗面所など水回り各室の床束・根太・大引などに被害が多くみられます。

しかし屋根や窓廻りから漏水していたり、竪樋からの雨水が外壁に侵入している箇所または給排水管回りの結露水が常時供給されているような箇所では、柱や軸組上部まで被害を受ける場合があります。

これに対して、イエシロアリでは自分で水を運ぶ能力がありますから、湿った木材に限らず乾いた木材であっても自分で湿らせながら被害を加えていきます。

従って、加害部位は土台・床組・柱脚などに留まらず小屋組部材・2階床組部材にまで及びます。

シロアリ被害で恐ろしいのは、早期のうちに被害が拡大するという被害速度の問題とともに被害部位が耐震・耐風上重要な箇所に集中しやすい事が挙げられます。

すなわち、土台や柱脚・筋交い端部は言うにおよばず小屋組・床組などに被害を受ければ、地震や台風が来襲した時にそれらの箇所が弱点となり被害を招きやすくなります。

そのような意味からも、防蟻措置を適切に行うとともに日常の点検・保守が重要になります。

シロアリ被害のみで建物が倒壊する事は多くありませんが、屋根の棟線の波打ちや外壁の傾斜または床の傾き、開口部の歪みなど、いわゆる老朽化を早期に招き寿命を縮める例は少なくありません。

神山氏らが国立市で行った調査によれば、腐朽のみによる建物の耐用年限が約36年であるのに対して、ヤマトシロアリの被害が大きい地域では約17年の耐用年限になっていて、これから類推すればイエシロアリの生息する被害地域では更に耐用年限が短くなるものと思われます。

シロアリの章の最後に、シロアリの名誉回復を少々・・・。

よくよく考えてみると、先述の腐朽菌しかりシロアリしかり

人間にとって害となるものであっても自然にとっては役に立つ存在であったりします。

その存在を無くすのではなく、建物に近づけない、発生しやすい環境をつくらない事が大切なようですね。

今回はここまでとします。

次回は『キクイムシ』についてのお話をさせていただきます。

  

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神様の家

2016年03月30日 09時00分00秒 | たわいもない話

せっかくの休日ですが、たわいも無い話にお付き合いください。

縄文人のすまいは一般に『竪穴式住居』と呼ばれる。

昔は『室』や『伏屋』と言われた。

地面を掘り窪ませて床とし、その上に煙出しのある入母屋風の茅葺屋根などをかけた半地下式住居だからだ。

周りには水除けの土盛りも作られた。

 ご存知、竪穴式住居の画像です。

そのすまいは南側に入口があり、跳ね上げ式のムシロを扉にしている。

中は10畳前後の方形もしくは円形空間で、中央に炉が切られている。

初期には地面を掘っただけの『地床炉』だったが、のちには『石囲炉』が現れる。

地床炉は今日確認しにくいが、その利用は尖頭土器を用いれば容易だったろう。

もっとも屋外にも炉があって煮炊きの用に供されただろうが、屋内にも炉が無かったら、ものの煮炊きだけでなく、室内の照明も暖房も出来ない。

茅葺屋根なども4・5年で腐ってしまう。

しかし炉が出来ると、炉の煙が火棚の上の肉や魚を燻製にしてくれる。

家中の虫やバイ菌を殺し、オオカミなどの襲来も防ぐ。

また大切なのは、炉の火を埋火にして『床暖房』が出来た事だろう。

竪穴住居の床下の地層からしばしば植物繊維などが発見されるが、それは埋火によって床を暖めたものだろう。

植物繊維が保温効果をもたらすからである。

さらに屋外では粘土を焼いて土器を作ったり、狩猟に火を使ったりしたから、その埋火を種火としたのではなかったか。

実際、雨の日や湿度の高い時に火打石や火錐杵で火をおこすのは大変な仕事だからだ。

 

このようにして北は北海道から南は九州・沖縄に至るまで、各地の風土を無視して竪穴住居という北方建築型の閉鎖式住居が作られたが、それは人間の住居というより、人々にとって大切な火を雨や風から守る『種火の保存場所』ではなかったかと思われる。

実際「住居内ではあまり煮炊きは行われなかった」という報告すらある位だ。

食物の煮炊き以上に、屋内の火は重要な意味を持っていたのだ。

さて炉の奥をみると、そこにしばしば『祭壇』が設けられ、立石などが祀られたようだ。

石棒や土偶なども発見されている。これらも呪具もしくは聖具である。

また住居の入口の床下にはしばしば埋甕があり、死んだ子供が埋められたりする。

それは墓地というより、その家の『母子結合』の思いの強さを示す絆であろう。

竪穴住居は、私には母子結合のモニュメントのように思える。

とみてくると、竪穴住居は単なる人間の住居空間というよりも『聖なる空間』であり、その中心になるものが炉の種火である。

とすると、種火は縄文人にとって『神さま』であり、不絶火は竪穴住居の本質を示すものではないか。

竪穴住居は縄文人の『神さまの家』になったとわたしは考えている。

新潮新書 刊/上田篤 著/縄文人に学ぶの中より、その一部をご紹介しました。

古代史好きの私にとっても、縄文人はまだまだ未知の存在です。

思っていた以上に理知的であり、その生活振りは現代人とそう大差ないようです。

住宅建築を仕事にしている私にとって、縄文人の住む竪穴住居は知れば知るほど科学的であり、その高性能さには驚くばかりです。

機会があれば、この辺りの事もご紹介できればと思いつつ、今回は締めたいと思います。

お付き合いいただき、ありがとうございました。

  

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木材の敵11

2016年03月30日 08時00分00秒 | 省エネ住宅の基本

 本日はアセットフォーの定休日、FP戦隊アセット4の面々は束の間の休息のハズ・・・。

 

アセットレッド隊長に代わって、ホッピーレッドがお届けします。

申し遅れましたが、ワタクシ『ホッピー戦隊ノミタリナインジャー』のホッピーレッド隊長です。

『木材・腐朽・シロアリ・キクイムシ・腐食並びに防腐・防蟻処理及び耐久性に関する基礎知識』のご紹介、どうぞお楽しみください。

第11回目も『シロアリ』についてのお話です。

木材腐朽菌による被害は、菌糸が分泌する酵素によるセルロースの分解つまり化学的作用であり、早材及び晩材の硬さの違いに関係なく、辺材・心材の含有成分つまり化学的性質と関係しています。

しかしシロアリの場合は、昆虫が木材を齧り取るという物理的作用により被害が生じますから、侵される環境は同じであっても被害性情は異なると言えるでしょう。

硬い晩材部分を食い残して柔らかい早材部分を食い荒らすので、2方柾の部材は層状に被害を受ける事になります。

辺材と心材を比較すると、心材はリグニンを多く含むため硬く、辺材よりも侵されにくくなります。

また広葉樹は針葉樹に比べて硬い材が多いので、一般的に食害が少なくなります。

とはいえ、腐朽と蟻害は時に紛らわしい事があります。

特にヤマトシロアリの食害部は多くの場合、腐朽を伴っているので注意が必要です。

腐朽材と蟻害材との主な相違点を挙げると次の通りとなります。

1.シロアリは木材の横断面(木口面)から食害を始める事が多く、年輪部分を残して被害を受けるのが通常です。

  腐朽材では木口面から始まるとは限らず、木材の表面から崩壊している事が多くなります。

2.シロアリは心材及び晩材部分を残す事が多いが、腐朽菌はそれらの区別なく被害を及ぼします。

3.腐朽材は褐色や白色に変色する場合が多く、材表面に多数の亀裂が見られます。

4.蟻害材は木材の最害層が食害されずに残っている事が多く、腐朽材は表面から被害を受けます。

5.蟻害材の割れ目や裂け目あるいは材表面には、多くの場合蟻土が見られます。

イエシロアリとヤマトシロアリによる食害部の特徴は次の通りとなります。

1.ヤマトシロアリの食害部は湿っていて腐朽を伴う事が多く、排泄物と腐朽とで不潔な様相を呈している。

2.イエシロアリの食害部は一見清潔でわずかに年輪の硬い部分を食い残し、食害部内面には光沢があります。

このような事から、被害部分の状態をよく観察する事で腐朽かシロアリか、またイエシロアリかヤマトシロアリかを大まかに判別する事が可能です。

シロアリの食害量は、シロアリの頭数及び環境状況によって異なりますが、イエシロアリの中程度の一つの巣で30立法センチの木材が約10日で食い尽くされたという事例があります。

激しい食害力を持ったイエシロアリは、古材よりも新材を好み、特にマツ材を好む傾向があります。 

今回はここまでとします。

次回も『シロアリ』についてのお話をさせていただきます。

  

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不同沈下?

2016年03月29日 14時53分58秒 | 注文住宅/地盤調査・地盤改良・基礎工事

『FPの家 Y邸』

本日は、朝からJIS A 122に基づくスゥエーデン式サウンディング試験(SWS試験)を実施しました。

SWS試験は戸建住宅で用いられる地盤の試験方法で、土の軟硬・締り具合・大まかな土質構成の判定を行う事が可能です。

 

上の調査位置例のように、建物の四隅と中央部の5ポイント以上を測点とし

先端にスクリューポイントを取り付けたロッドに荷重を加えたり、ハンドルで回転を加えたりします。

試験方法は以下の通りです。

 

以前は、下の写真のように2人の人間が人力で行っていました。

でも、最近は機械による自動式が多くなっています。

もちろん、FPの家 Y邸も機械を使って行っていました。

現場写真をご覧ください。

  

先端にスクリューポイントを取り付けたロッドの潜り具合を記録し、所定の計算を行う事で、『不同沈下』の発生の有無を確認する事が出来ます。

不同沈下?

次のイラストをご覧ください。

 

地盤トラブルの多くは不同沈下が原因です。

例えば、こんな土地が危ないそうです。

まさか、心当たりないですよね?

もし、心当たりがある方は『SWS試験』をオススメします。

ご存知ですか?

『地盤の強さ』

家づくりを考えている方は、まずご確認を!

  

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電化上手にご加入の皆さまへ

2016年03月29日 09時00分00秒 | 深夜電力の利用・太陽光発電設置の光熱費

自宅のポストに東京電力から郵便が届いていました。

『電化上手』にご加入のお客様へ

と書かれた、東京電力からの重要なお知らせです。

我が家はオール電化住宅です。

もちろん、東京電力と電化上手契約結んでいます。

おそらく、皆さまのお宅にも届いていると思いますよ。

もしかしたら、中身を見ないで捨ててしまった方がいるかもしれません。

念のため、内容を簡単にご紹介します。

4月から始まる電力の自由化に向けて、東京電力が発表した新しい料金プラン『スマートライフプラン』についての、多くのお問合せに対する回答のようですね。

1.従来からご契約戴いている『電化上手』は、新しい『スマートライフプラン』に比べて、電気代がお得です。

2.現在『電化上手』にご加入のお客様は、今後も継続される事をオススメします。

  その場合のご連絡やお手続きは不要です。従来通り電力をお届けします。

3.一旦、スマートライフプランもしくは他社プランにご加入いただいた場合は電化上手への再加入はできません。

同封されたチラシはこんな感じです。

 

いかかでしたか?

焦る事はありません。ゆっくり、じっくり、色々と条件を比較して考えてください。

詐欺の横行しています。くれぐれもご注意を!

  

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木材の敵10

2016年03月29日 08時00分00秒 | 省エネ住宅の基本

『木材・腐朽・シロアリ・キクイムシ・腐食並びに防腐・防蟻処理及び耐久性に関する基礎知識』のご紹介、まだまだ続きます。

第10回目も『シロアリ』についてのお話です。

シロアリも生物であるので、生育していく為には腐朽菌と同様に酸素・湿度及び水分・養分が必要不可欠となります。

これらの中のひとつでも欠けると生きていく事が出来ません。

1.酸素・・・

シロアリは、空中から酸素を摂取しますが、流動する空気の中に身を晒す事を嫌います。その為営巣場所として空気の動きの少ない箇所を選びます。

活動場所や移動通路を蟻道で覆ったり、食害部分の最外層部分を残したりして加害場所や自分自身を直接空気に晒さない工夫をしています。

また、巣や加害場所・蟻道などが破壊されると直ちにそれを感知して修復する性質があります。

2.温度・・・

シロアリは元来、熱帯・亜熱帯に分布する昆虫なので他の多くの昆虫のように冬季に休眠する性質がありません。気温に対して敏感な生物であるとも言えます。

ヤマトシロアリの場合は、6度内外で活動を始め12度を超えると活発になり、最適気温は28度前後と言われています。

冬季は地中へ移動し、下記の高温時にも地中や涼しい場所へ移動します。

一方イエシロアリは、先にも述べた通り1月の月平均気温4度以上・最低平均気温0度以上のところが北限とされていますが、暖房のある場所ではさらに北にも生息していると言われています。活動の最適温度は30~35度でヤマトシロアリよりも高温を好みます。

3.湿度及び水分・・・

シロアリは、直射日光に晒されると数分後に死んでしまいます。

ヤマトシロアリは常に湿潤な木材を好み、その材が乾燥してくると他へ移動します。

イエシロアリは水分を運ぶ能力がある為、蟻道内や加害部分なども湿潤な状態に保ち巣内も高湿度な状態に保っています。

従って土中に埋没した木材や地表面上に置かれた木材は、好適な環境でありシロアリが侵入しやすくなっています。

ダイコクシロアリやアメリカカンザイシロアリのような乾材シロアリの仲間は、乾燥に強く気乾状態の木材中で生活できる為、ヤマトシロアリやイエシロアリが地中から建物内へ侵入するのに対して、乾材シロアリは直接建物内の気乾状態にある木材を加害する事が出来ます。

4.養分・・・

シロアリは雑食性で木材の他、樹木・農作物・紙・繊維・比較類など広範囲のものを食害します。

いずれにしてもセルロース・ヘミセルロースが養分となります。

これらのセルロースは消化管中の単細胞の鞭毛虫が分泌する酵素によって分解され、これがシロアリの消化管壁から吸収されます。

上記の4要素は生育上必要不可欠な要因でありますが、それ以外に生育傾向を左右する要因として土質が挙げられます。

イエシロアリは砂質土譲を好むされていますが、これは巣が大きくなるにつれて必要となる巣内部の湿度調節やガス交換に砂質土譲が向いている為と考えられています。

またヤマトシロアリは粘土分の多い土壌を好みますが、これは特にヤマトシロアリが乾燥を嫌う事と関連していると考えられています。

今回はここまでとします。

次回も『シロアリ』についてのお話をさせていただきます。

  

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天然素材100%の床

2016年03月28日 14時47分00秒 | 健康住宅

現在、フローリングと呼ばれる物の多くが『木目調』の床材を使用しています。

薄いベニヤ板を組合せた集積材(合板)の上に0.3ミリ位の木目をプリントした薄い板を貼ったり、薄くスライスした無垢板を貼り合わせものが一般的です。

 

前者をシート貼り、後者を突板貼りと言います。

木目調のフローリングは、日々の生活の中で傷をつけてしまうと、下手をすれば下地合板が見えてくるような事もあります。

  

またプリントされた木目は、新品のうちは良くても日が経つにつれ、ただ薄汚くなっていくだけです。

干割れや剥がれ、退色・・・。

本物の木材、無垢材であれば、時とともに味が出てくるものです。

小さな傷であれば、紙やすりを当てるだけで気にならなくなります。

たとえ、えぐれるような大きな傷がついたとしても、その部分だけを交換するだけで済みます。

初めは周囲の材との違和感があるかもしれませんが、次第に馴染んでいくでしょう。

しかし木目のプリントではそうはいきません。

明らかに継ぎ剥ぎの状態。その上、木目調の建材は工業製品であるがゆえ、あまたの工業製品がそうであるように、メーカーの都合で10年間在庫を持つのが精一杯です。その品番がこの世から無くなる事も多々あります。

長く使い続けようという使い手の意志があっても、手の施しようがありません。サスティナブルとは程遠い床材と言えます。

弊社が建てる『FPの家』では、天然100パーセントの無垢床材を使っています。材種は色々。オークやバーチ、パイン等々。表面にはウレタンではなく自然塗料を塗っています。

それぞれ強度があり、加工性・塗装性が高く、床材に適した材料です。

独特な木目を有しながらも際立った主張はしない、あらゆるインテリアに対応した床材だと思います。

時間と共に色が変化し、使い込むほどに味が出るのも特徴のひとつです。

無垢の床材は木目調のそれに比べると、確かに割高です。2.5倍ほどコストがかかります。

でも良く考えてみてください。

無垢材は100年・200年と使えます。メンテナンスも年に1回程度、自然オイルを表面に塗るだけです。

それだけで味わいのある木目を何世代にも渡って引き継ぐ事が可能です。

天然木材の床は、調湿効果を持っています。珪藻土などと同じように呼吸します。

湿度の高い夏は吸湿し、乾燥した冬は放湿します。

見た目だけでなく、そこで暮らす人間の健康にもやさしい建材といえるでしょう。

  

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2020年、我が家の資産価値が下落するかも・・・

2016年03月28日 11時22分08秒 | 建築基準法・行政の動き等

2020年、『省エネ住宅』が努力目標ではなく義務化されます。

実はこの話、今から家を建てようとしてるあなたも他人事ではないんです。

一定の断熱基準(平成25年省エネ基準)に達していない家は、減税や補助金など一部の優遇制度が利用出来なくなる事があります。

また将来、住宅の省エネ性能が資産価値の評価対象になる事も予想されます。

住宅の断熱性能は、資産価値にも関わる事になるんです。

2013年、住宅の省エネルギー基準が改正され、2020年にこの基準が義務化される事が国会で決まりました。

税制優遇や補助金などの支援により、段階的に省エネ性能のレベルアップを図り、2030年には『ゼロエネルギー住宅(ZEH)』を標準化していく方針です。

この4月から、住宅性能表示制度によるラベリングも始まります。

一般財団法人 住宅性能評価・表示協会のBELS(住宅版)を利用した際に表示する事が出来るラベルです。

住宅の断熱性能やエネルギー消費量、ZEHに該当する場合はその表示もされる事になります。

近い将来、欧米の先進国と同様に不動産取引の際の取引価格や資産価値にも影響を与える事が想定されています。

せっかく建てる家です。

2020年以降に法律違反になるような家は建てるべきではありません。

可能であれば、『太陽光発電装置を載せるだけでZEHになる家』を建てるべきだと思います。

(もちろん、ZEHを建てるのも結構な事だと思います。)

太陽光発電装置は、まだまだ性能も上がります。価格だって下がるかも知れません。

蓄電装置は間違いなく性能向上するでしょう。携帯端末の進化でHEMSなんて不要になるかもしれません。

慌ててつけなくても、つける準備だけはしておくのが得策だと思います。

弊社が建てる『FPの家』はZEH対応が可能な外皮性能を持った省エネ住宅です。

2020年以降も胸を張っていられる住宅が欲しい方、いつでも、ご相談ください。

  

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木材の敵9

2016年03月28日 08時00分00秒 | 省エネ住宅の基本

 

『木材・腐朽・シロアリ・キクイムシ・腐食並びに防腐・防蟻処理及び耐久性に関する基礎知識』のご紹介、まだまだ続きます。

第9回目も『シロアリ』についてのお話です。

シロアリは図のような生活環を持っています。

巣から群飛(スウォーム)した有翅虫(羽アリ)は、雌雄一体となって巣を作り、女王・王となって繁殖、種族を維持する任務に当たります。

卵から孵化した幼虫は職蟻と兵蟻になり、職蟻は巣の構築・清掃・餌の採集及び運搬・生殖階級や幼虫及び兵蟻に餌を与えます。丙蟻は外敵からの防衛に当たる階級で、兵蟻・職蟻ともに生殖能力は持っていません。

生殖階級としては、新しい巣を創設するために巣外に出ていくものと、巣内に残って女王・王に事故があった時にこれに替わるものとあります。

巣の中での構成は、職蟻90~95パーセント、兵蟻が2~4パーセントを占めています。

現在、世界には5科141属約2260種のシロアリが生息していると言われています。

そのほとんどは熱帯・亜熱帯に生息していて、温帯で観察されるシロアリは少数です。

現在日本には16種が定着していますが、その中でも建物に被害を与える主要なシロアリは、イエシロアリ・ヤマトシロアリ・ダイコクシロアリ・アメリカカンザイシロアリ・タイワンシロアリなどです。

図の分布範囲から見ても、特に注意が必要なのはイエシロアリとヤマトシロアリです。

イエシロアリ・・・

世界中のシロアリの中でも最も加害の激しい種類で、水を運ぶ能力を持っています。

建物下部の部材はもちろんの事、小屋組みや各階床組部材にも被害が及びます。

建築物や切り株・樹幹などの地下部分や地上部分に特別に加工した塊状の巣を作り、そこから蟻道を伸ばして周辺の建築物や木材を加害します。

コロニー(集団)は100万匹以上にも達することもありますが、通常は10万匹程度で構成されています。

その分布は、冬の寒さで制限されます。1月の月平均気温は4度以上、最低平均気温0度以上の所とされていますが、実際の分布は、八重山諸島・沖縄諸島・薩南諸島・九州・四国・それに静岡県以西の温暖な海岸線に沿った地域に多くなっています。

しかし最近の冬季でも室温低下しにくい建物、または横須賀・横浜・秦野・相模原などでも被害が発見されています。

群飛は6~7月の蒸し暑い夕刻から暗くなった頃に行われ、灯火によく集まります。

ヤマトシロアリ・・・

乾燥に弱く、イエシロアリのように水を運ぶ能力がありません。

常に湿った加害材中で生活し、イエシロアリのように塊状の巣を作らず、蟻道を作って移動します。

食痕は不潔で被害部分が腐朽部分と共存する事が多いのが特徴です。

このような事から、被害部分は土台・柱脚・大引き・根太・根太掛け・筋交いなどの建物下部に集中していて、窓枠や小屋組みからの漏水または給排水管まわりで結露があると、柱を伝い漏水および結露部分にまで被害が及ぶ事があります。特に水を使用する浴室・台所・トイレ・洗面所などのいわゆる水回りの部材に被害が多くなります。

コロニーの個体数は通常1~2万匹で、3万匹を超える事は無いと言われています。

南は八重山諸島から北は北海道まで日本全土に分布していて、北限は北海道上砂川町付近とされています。

群飛は4月下旬~5月にかけての日中に行われ、灯火に集まる走光性はありません。

両シロアリの主な相違点を整理したものが以下の表になります。

アメリカカンザイシロアリ・・・

1976年に東京都江戸川区で発見されて以来、現在までに10数か所で見つかっています。

今後木材や荷物などに混じって運ばれ、さらに生息圏を拡め、被害が拡大する恐れがありますので十分注意する必要があります。

特別に加工した巣や蟻道を作ることはありません。

乾燥した木材中に坑道を穿って小集団で生活しています。生活には特別に水を必要とせず、建物の乾材やピアノ・ステレオ・タンス・ドレッサー・机などの家具類を食害します。

被害材の食害孔から乾いた砂粒状の糞を排出するのが特徴です。

ダイコクシロアリ・・・

現在のところ奄美大島以南に分布していて、日本本土では発見されていません。

沖縄県ではかなりの被害があり、今後本土に侵入する恐れがあります。

乾材シロアリの一種であり、被害状況や加害習慣はアメリカカンザイシロアリに良く似ています。

今回はここまでとします。

次回も『シロアリ』についてのお話をさせていただきます。

  

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多くの住まいが「空気」に問題を抱えています。

2016年03月27日 15時54分09秒 | 健康住宅

排気はトイレや洗面室などの換気扇で行っていませんか。?

給気口から自然に流れ込む外気にフィルターは付いていますか。

従来の一般的な換気方式では、給気口からだけでなく窓を開けて換気する事で、花粉やPM2.5などで汚染された外気が大量に流入しているかもしれません。

換気扇だけでは物足りず、居室に空気清浄機を置いている家も多数あるようですね。

しかし、空気清浄機では除去できない物質だってあるんです。

私達が1日に体内に取得する物質の中の半分以上は室内空気が占めています。

その量はなんと、4畳半の部屋一杯分の空気の量に相当します。

汚染物質がウヨウヨした空気を吸っていると思うだけでゾッとしますよね。

しかも「体に悪いから、食べないわ」なんて事は出来ません。

換気に対して、どれくらい関心をお持ちでしょうか?

空気の質にこだわる人は、家族を大切にする人かもしれません。

答えは換気システムの選択にあります。

いつでも、ご相談ください。

  

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人と断熱の関わり

2016年03月27日 11時59分19秒 | 省エネ住宅の基本

せっかくの日曜日ですから、いつもと違うお話しをしたいと思います。

人間は恒温動物です。

ですから体温が急に上がったり、下がったりすれば死んでしまいます。

37度程度の体温を維持していなければなりません。

ところが外の温度は、夏は30度を超え冬は東京でも0度を下回る事もあります。

当然、何かしらの温度調節機能が必要になります。

暑いと汗をかくのはその為で、汗が蒸発する際に気化熱により体温を奪います。

団扇で扇ぐと涼しくなるのは風が発汗をスムーズにするからです。

それでも暑くて仕方ない場合は冷房を運転し、室内の温度を機械的に下げる事になります。

寒い時の体温調節は『震え』です。ブルブルッとすると身体の中に熱が生まれます。

でもしょっちゅうブルっている訳にもいきませんし、ブルっていてもそんなに暖かい感じはしませんよね。

その為に人間は、服を着ます。

つまり、服は断熱材なのです。

犬や猫には毛皮があって、それが服の代わりをしています。

服よりも一回りも二回りも大きい断熱材が『家』です。

昔の農家の屋根を思い出してください。

たっぷりとした草葺き屋根が載っていました。

草葺き屋根の草は乾燥した藁や萱でしたが、その断面をよく見るとストロー状になっています。

このストローの中に空気を閉じ込めているので、断熱性があるのです。

普段目にする事の多い断熱材のグラスウールも、萱と同じように空気を繊維の中に閉じ込める事で断熱します。

断熱材の詳しい説明は省きますが、ここでは昔の草葺き屋根もグラスウールと同じ位の断熱性能を持っていた事を知ってください。

今の住宅で使われるグラスウールの標準的な暑さは100~200ミリ程度でしょうか。

これに対して民家の草葺き屋根は200~300ミリもあるのですから、民家の屋根は超高断熱だったと言えるでしょう。

日本の家の原点とも言える竪穴式住居も、草葺き屋根で覆われていました。

屋根と壁が一緒ですから、竪穴式住居も高断熱住宅だったと言えるでしょう。

しかも床は土のままでした。こんな床を『土間』と呼びます。

土間は1年中温度が安定しています。

寒さや暑さから逃れるためにはとても有利でした。

そんな土間で囲炉裏を焚いていたのですから、古代の家は今よりもずっと暖かだったかも知れません。

以上のように、断熱という行為は今になって始まった事ではありません。

高断熱・高気密という刺激的な表現があるので、断熱や気密が特別なものに思えてしまいますが、古代の家もついこの間まであった民家も、断熱されていた訳です。

家の断熱が良ければ冬に薄着になっても寒くありません。

逆に家の断熱が貧弱ならば、厚着をしなければなりません。

断熱してもまだ寒ければ、暖房を始めなければなりません。

断熱と暖冷房の関係は、このように一体で考えるものなのです。

太めの毛糸で編んだセーターはふわふわしていて暖かいですよね。

でもセーターは編み目が粗いため、風を通してしまいます。風が吹けばそれを着ていてもちっとも暖かくありません。

そこでその上にウィンドブレーカーを着てみると、とたんに暖かくなります。

ウィンドブレーカーで気密性が高まった訳です。

要するに、どんなに断熱が立派でも気密性が伴っていなければ暖かくないという事です。

断熱と気密は一体であって、断熱はいいけれども気密は嫌いという訳にはいかないのです。

「断熱と気密が一体だと言うのはわかりました。でも、夏は気密じゃない方が涼しいのでは・・・。」

確かにその通りですね。

夏は大きな草葺き屋根の下で、風通しの良い縁側に座りスイカでも食べていれば最高の気分です。

深い庇が日陰をつくり、草葺き屋根の高断熱が強烈な日差しによる熱を防ぎます。

夏は断熱も必要ですが、通風も必要です。

そして通風をする為の大きな窓が必要ですから、高気密は逆効果になりそうです。

冬は高気密の方がいいけど、夏は気密が邪魔・・・。

やはり断熱・気密の話は北欧のように寒冷な地域に好都合なものであり、日本には適さないものなんでしょうか?

そんな話に強烈に反論する人もいます。

「日本のように蒸し暑い地域こそ高断熱・高気密は必要なんだ。蒸し暑さの中で過ごすには除湿が必要で、冷房運転をして室内温度と湿度を下げなければならない。でも高断熱・高気密にすれば、少ないエアコンで家全体を除湿・冷房する事が出来る。従って日本にこそ、高断熱・高気密は必要なのである。」

確かに、冷房する事を前提にすれば断熱・気密は重要だし、今では縁側で夕涼みなんて夢のような話です。

冷房の無い家なんてないし、だったら高断熱・高気密化が理に適っているような気が・・・。

こんな事を言ってると、

「空調に支配された家」なんて言われたりするかも・・・。

断熱・気密はどうして必要なんでしょうか。

ここで、注目していただきたいのが『窓』の存在です。

民家には大きな窓があって、夏は風が抜けていました。

同じように今の家だって窓があります。

窓を開ければ気密性は一瞬にして消滅し、窓から風を取り入れる事が出来ます。

要するに、高断熱・高気密化は通風を無視するものでは無いという事です。

「蒸し暑い日本では冷房で除湿する事が重要」と言う人がいますが、この場合には窓は閉め切りです。

でもそれはそれ、色々な考えの人がいるのですから、窓を閉めて冷房で快適さを得るのもひとつの選択肢です。

これが最高に快適だという事が間違いであるように、そんな考えを認めないのも間違いです。

このように、窓の存在は断熱・気密化の夏と冬における矛盾を解消する事が出来ます。

断熱・気密性を高める事で、窓の開閉による調節が初めて可能になる訳です。

初めにお話ししたように人間は恒温動物であり、一定の温度を維持しなければなりません。

でも外気温は大きく波打って、冬には体温よりもずっと低温に、夏にはずっと高温になります。

この様子を図にすると、以下のようになります。

真ん中にある帯が人間が保たなければならない温度(快適温度)です。

帯の幅は個人差や我慢出来る範囲を示しています。

冬は寒さに慣れて少し低くなっていますが、夏はその逆に少し高くなっています。

それでも外気温(外部条件)との差は大き過ぎます。

冬に裸のまま放置されれば死に至ります。

外気温は大きく波打っていますが、この波を体温に近づけるのが建築的手法となります。

難しい言葉になってしまいましたが、要するに断熱・気密という事になります。

断熱・気密する事で波は和らぎ、外気温は体温に近づきます。

でもまだ体温には届きません。この不足分を補うのが機械的手法となります。

つまり暖冷房(空調)です。

空調で機械的に快適な温度までコントロールします。

上図を見てください。

外気温の影響をまず断熱が和らげますが、それでも足りなければ空調の出番となります。

もし断熱だけで済むのであれば空調は不要となります。

「高断熱・高気密の家は空調に支配されているようだ。」と言う方がいますが、実際はその逆で断熱・気密が高くなれば空調の必要性は低くなります。つまり断熱・気密が先にあって、空調は後にくるものなのです。

日本の家は冬がくれば暖房するのが当たり前になっています。

暖房が先に来て断熱・気密が後になっているのです。

こんな状態では、大きな熱で暖房しないと快適になりません。

快適さは贅沢なものに思えてくるでしょう。

快適という言葉に対して私達が罪悪感を感じるのは、こんなところに理由があると思われます。

そこで登場するのが『我慢』です。

出来るだけ暖房しないで寒さを我慢する。

省エネルギーを節約と訳してしまうのも、そのせいだと思われます。

『我慢のエネ』の結果が、上グラフにはっきりと出ています。

欧米諸国どころか、韓国や中国都市部と比べても暖冷房エネルギーの量が少ない事が分かります。

我慢するより、断熱・気密という知恵を使って空調を小さくしながら、快適さを得ればいいものを日本ではなぜか断熱・気密が先に出てこないのです。

 

 

その選択が、上図のNNK(ネンネンコロリ・・・病気と付き合いながらの生活が続き、寝たきりになった後天国に行く)を増やして来ました。

PPK(ピンピンコロリ・・・病まずに天国に行く)を選びたいあなた、やっぱり高断熱・高気密の家でしょう。!

南雄三 著/断熱・気密のすべて/日本実業出版社 刊から抜粋・引用させていただきました。

  

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木材の敵8

2016年03月27日 08時00分00秒 | 省エネ住宅の基本

 

『木材・腐朽・シロアリ・キクイムシ・腐食並びに防腐・防蟻処理及び耐久性に関する基礎知識』のご紹介、まだまだ続きます。

第8回目は『シロアリ』についてのお話です。

シロアリとは、我が国では『堂崩し』の異名を持ち、条件が整えば木造建築物中の木造構造部材を短期間で食害して寿命に至らせる点で、先の腐朽菌とともに木造建築物の耐久性を大きく損なわせる生物のひとつです。

従って、この生物の形態や生育環境条件または建物への加害状況などの生態の実体を知って、その被害を最小限に食い止める事は、木造建築物の機能・性能を長く維持していく上で必要不可欠な知識です。

シロアリは、主に地球上の熱帯および亜熱帯地域に分布する原始的昆虫で、その起源は約3億年前の石炭紀まで遡ることができると言われています。

シロアリは、ひとつの巣かに数万~数十万匹が生息しており、その内部は王・女王・職蟻(働蟻)・兵蟻などが厳密かつ組織だった階級社会を構成しています。

 

そのような生活様態や大きさ・概形がアリに似ている事から、シロアリはよくアリの仲間と勘違いされますが、昆虫学的にはアリはハチの仲間であり、シロアリはゴキブリに近い昆虫です。

シロアリと一般のアリとは、外観上それぞれの羽アリの形状および大きさを見比べる事で簡単に区別する事が出来ます。

つまり下図に示す通り、シロアリの羽アリは左右2対の4枚の羽がほぼ同じ形・大きさであるのに対し、普通のアリの羽アリの羽は大小2対になっています。

羽の大きさ以外では、腹部の形態の違いが特徴的です。

シロアリの腹部は胸部とほぼ同じ幅ですが、アリは腹部と胸部の間に極端なくびれがあります。ここに注目する事で簡単にその違いを見分ける事が出来るでしょう。

その他の昆虫学的な主な相違点をまとめると以下の表のようになります。

今回はここまでとします。

次回も『シロアリ』についてのお話をさせていただきます。

  

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そもそも換気とは?

2016年03月26日 14時15分32秒 | 健康住宅

計画換気のお話しをさせていただきます。

空気は78パーセントの窒素と21パーセントの酸素、そしてアルゴンや炭酸ガスなどの微量のガス約1パーセントで成り立っています。

換気のお話しで良く出てくるのは窒素や酸素ではなく炭酸ガスですが、それはたった0.03パーセントしかありません。

換気を考える場合には、空気に関連する別の物質も加わります。

それは水蒸気・臭い・粉塵・細菌・化学物質、そして熱(暖めた空気・冷やした空気)も関わります。

生活していればこうした水蒸気や汚染ガス等が発生します。

こうした汚染物質の発生源と及ぼす影響は以下の通りです。

そこで新鮮な外気を取り入れて、湿気と汚染ガスを希釈しながら、外に排出する必要性が生じます。

これが換気の働きです。

換気のうち、換気扇を回すように機械的に行うものを『機械換気または強制換気』と言います。

また、機械を使わないで行う換気を『自然換気』と言います。

もちろん隙間風もこの自然換気の範疇に入ります。でも、隙間風は換気ではないと言われるのは何故でしょうか。?

2003年7月に制定されたシックハウス法では、原則として全ての新築住宅に機械的な換気を義務付けていますが、それ以前の住まいの換気に対してはとても無頓着でした。

便所や浴室に小さな換気扇を付ける程度で、それも使用する時だけ運転する状態でした。

こんな風に、便所や浴室だけで換気する事を『局所換気』と言います。

また、必要な時だけ運転する事を『間欠運転』と言います。

こんな状態ですから、日本の住宅は暖房も換気も家全体で捉える事がありませんでした。

では、室内の空気はどんな事になっているのでしょうか。

個別暖房ですから、暖房している部屋に人が集まります。

暖房機は開放型ストーブですから、水蒸気や有害なガスを吐き出しています。

人も炭酸ガスや臭い・水蒸気を放出しています。

タバコを吸えば、汚染度は数倍も高まります。

でも換気していないので、汚染空気は停滞してしまいます。

また隙間風は風任せですから、風向きによって流れ方が変化します。

空気が汚れる場所(ダーティーゾーン)である便所・浴室・台所は、北側につくる事が一般的です。

冬は北風が吹きますから、ダーティーゾーンの汚れた空気がリビングに流れる事になります。

入ったばかりの新鮮空気がそのまま外に出る事だってあり得ます。まさに逆流です。

換気とは空気の流れをコントロールする事です。

風任せでコントロール出来ない隙間風を換気と呼べないのはこの為です。

だからと言って絶対的に機械換気が必要だという訳ではありません。

自然換気でも良いのです。

自然換気というのは、窓からの通風や温度差を利用して計画的に空気をコントロールするもので、隙間風とは異なります。

ただし、自然換気の扱いは中々難しいもの。

事前の充分な検討が必要となります。詳細は以下ブログをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/assetfor/e/28a1dfea57d4aefda9349fa3ef65e916

計画換気の原則とは、常時空気の出入り口を明確にして、必要な量の換気を行う事です。

常時とは1年中24時間という事であり、休む事無く行う必要があります。

外からの新鮮空気は、まず最初に人間に与えます。この為に寝室などの居室から給気します。

新鮮空気は人の呼吸や埃・建材から出るガスなどによって段々汚れていきます。

汚れた空気は廊下等を経由して、ダーティーゾーンや湿気及び化学物質の滞留しやすい納戸から排気します。

こうした空気の流れを確保する事が重要で、これを間違えると居室に汚染空気が流れてしまいます。

必要な換気量とは、人が普通に生活していても空気が清浄に保たれるのに必要な量の事です。

空気の汚れの指針として使われるのが炭酸ガス濃度です。

人間は酸素を吸って炭酸ガスを吐き出しています。従って部屋の中に人間が居れば、炭酸ガスの濃度は高まります。

そして人体からは粉塵や臭いも出ます。これが空気の汚れです。

この汚れを除去する為に、最低どれだけの換気量が必要でしょうか。?

炭酸ガス濃度が1000ppm以下ならば、空気は清浄だと考えます。

人のいない自然の中での炭酸ガス濃度は350ppm程度と言われています。

炭酸ガスが増加するに従い、臭いや粉塵・水蒸気も増えるという判断のようです。

でも、1000ppmを超えたからといって息苦しい訳ではありません。

1000ppmはあくまでも清浄な空気の範疇であり、3000ppmでも鼻が慣れてしまっている居住者は気付く事が無い位です。

炭酸ガス濃度を1000ppm以下に抑える為には、1人当たり20~30m3/時の換気が必要とされています。

その根拠は、次のような計算に依ります。

炭酸ガスの許容濃度=1000ppm=0.001リットル

・新鮮空気の炭酸ガス濃度=350ppm=0.00035リットル

・就寝時の1人当たりの炭酸ガス排出量=13リットル/時・人

・生活時の1人当たりの炭酸ガス排出量=20リットル/時・人

必要換気量=炭酸ガス発生量/許容濃度

・就寝時の必要換気量=0.013/(0.001-0.00035)=20m3/時

・生活時の必要換気量=0.020/(0.001-0.00035)=30.8≒30m3/時

出所:平成11年省エネルギー基準に基づく住宅断熱の設計・施工ガイド/IBEC発行

さて、1人当たりの必要換気量がわかったのですから、1軒の家または1部屋に何人いるのかを設定すれば換気量は出るハズです。

でも日本ではこうした換気量の計算をするのではなく、換気回数で必要換気量を示しています。

換気回数というのは、室内の空気が外の新鮮空気と1時間に何回入れ替わるかを示したものです。

次世代省エネルギー基準でも、必要な換気量は0.5回/時とされています。

では0.5回/時というのはどの程度の換気量になるのでしょうか。

日本の家の平均面積は現在40坪(約132m2)程度ですから、132m2×天井高さ2.3m×0.5回/時≒150m3/時ということになります。

1人当たり30m3/時の換気が必要であれば、4人家族の場合には120m3/時ですから、安全率として1人分多めに取れば150m3/時になり、ちょうどよい感じですかね。

でも大きな家になると、居住人数と換気量のバランスが合わなくなる事になります。

6帖の部屋に1人在室の場合/炭酸ガス濃度:1000ppm/必要換気回数:1.16回/時

10帖の部屋に1人在室の場合/炭酸ガス濃度:1000ppm/必要換気回数:0.70回/時

24帖の部屋に1人在室の場合/炭酸ガス濃度:1000ppm/必要換気回数:0.29回/時

上の3つのケースの場合、6帖のような狭い部屋だと0.5回/時では少なくなりますが、24帖のように大きな部屋では多すぎる事になります。

また、部屋の中にいるのがいつも1人とは限りません。

0.5回/時分の換気量というのは、あくまでも設計上の目安であり、生活をする上で換気量が不足すれば窓を開けるなどの行為が必要になるという事になります。

換気の話になると、「部屋の中で空気が澱む部分がある」とか、やたら細かいところで議論が戦わされる事もありますが、換気というものは計算通りにいくものではありませんから、居住者自身が空気の汚れを敏感に察知して、窓を開けるとかドアを開放して空間を大きくするなどの措置も必要になります。

空気の汚れには、カビの胞子やダニのハウスダスト・ウィルスや病原菌・ホルムアルデヒドやトルエンのような化学物質も含まれていますが、これまで換気計画では炭酸ガス濃度が指針にされてきました。

そしてシックハウス法での考え方も、換気量の基準はあくまでも炭酸ガスでの判断から抜け出しているものではありません。

炭酸ガスは人から発する物なので、1人当たりどの程度換気すれば良いのかを計算するが容易でした。

ところがホルムアルデヒドは放散する建材などの量と放散速度が作用する為、発生量を予想する事が難しくなります。

家によって使われている建材は色々ですし、家具や日用品だってホルムアルデヒドを放散します。

ある状態を予想して、その状態でのホルムアルデヒドが基準値以下である為に必要な換気量を想定しなければなりません。

ホルムアルデヒドは温度が高いと放散しやすくなり、低くなると出てきません。従ってその対策は夏が対象となります。

夏の室内温度は冷房運転をすれば26度程度ですし、運転しなければ30度以上になるでしょう。

ただ冷房していない時は窓を開けているでしょうから、換気量はそれほど問題にはなりません。

あくまでも冷房して閉め切った状態が対象となります。

シックハウス法では、室温を28度、湿度を50パーセントとしていますが、その理由は省エネルギー政策で指導している「冷房温度を28度以上にしましょう!」という前提を重視したに過ぎません。

基準値なんてものは、このように色々な判断で設定されるもの。その結果は不安定なものです。

次に建材や家具からの放散の度合いです。

シックハウス法はまずホルムアルデヒドを放散する建材を指定し、放散速度を下表のように4つのランクに分けました。ランクは☆の数が多いほど放散速度が遅い(放散量が少ない)ものとしています。

4つのランクのうち、F☆は使用不可としF☆☆☆☆のものは無制限に使って良い事になっています。

もちろん放散建材に指定されなかった建材は無制限に使う事が可能です。

そしてF☆☆およびF☆☆☆のものは、換気回数との関係で使用量が決められています。

住宅の場合、F☆☆なら換気回数が0.5~0.7回の時に床面積の0.3倍、換気回数が0.7回以上の時に0.8倍。

F☆☆☆なら換気回数0.5~0.7回の時に床面積の2倍、0.7回以上の時に5倍になっています。

ホルムアルデヒドは温度が高いと多く放散しますが、室温が22度程度であれば換気量が少なくても許容濃度を超える事はないと考えられています。

この場合の条件は、F☆☆☆の建材を床面積当たり2倍分+家具でF☆☆☆相当を3倍分使われたうえでの計算です。

計画換気の重要性、ご理解いただけたかと思います。

もう昔の家のように、「換気」に対して無頓着でいられませんよね。

いかにして、計画換気をおこなうか。

換気によって排出される熱エネルギー及び機械換気による消費電力等については、以下ブログをご覧ください。

 http://blog.goo.ne.jp/assetfor/e/d0600e051c5ddb8e02c99d6b40c648a2

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木材の敵7

2016年03月26日 08時00分00秒 | 省エネ住宅の基本

 

『木材・腐朽・シロアリ・キクイムシ・腐食並びに防腐・防蟻処理及び耐久性に関する基礎知識』のご紹介、まだまだ続きます。

第7回目も『腐朽』についてのお話です。

建物を腐朽から守る為には、水分を完全に遮断する事が大切です。

また水分が侵入してきても、長時間滞留させないで建物の外に排出する構造を工夫する必要があります。

未知の要因によって、水の滞留の恐れが回避出来ない時は、薬剤による防腐措置を行う必要があります。

土台などは腐りやすい環境にあると言えるでしょう。

構造的な工夫としては、以下のようなものが挙げられます。

1.水平部材については、十分な水返し勾配をつける。

2.水仕舞を完璧にする。特に接合部においては水を滞留させないように水切りの工夫をする。

3.1及び2の構法的配慮をした上で、止むを得ず水掛かりの恐れがある部位の木材は、耐朽性の高い樹種および材料を用いる。

今回はここまでとします。

次回は『シロアリ』についてのお話をさせていただきます。

  

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