練馬・板橋の注文住宅/アセットフォー日記(http://blog.goo.ne.jp/assetfor)

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気候変動の話①

2019年10月18日 08時00分00秒 | 住宅を取り巻く環境

気候変動に関する話を数回に分けてご紹介します。

南極氷河の崩壊で、気候にも影響の恐れあり

国立極地研究所・気水圏研究グループ/田村岳史助教のネイチャー掲載論文が語る気候変動の話です。

上図はブロッカーのコンベヤーベルト概念図。

2000年に1度の周期で、深層水の海洋大循環が起きているそうです。

この海洋大循環は、1996年米国コロンビア大学のウォーレス・ブロッカー博士によって発表されました。

発見のきっかけは、1950~60年に掛けて行われた核実験によるトリチウム(三重水素)の海中への広がり方計測です。

ちなみに、トリチウムは自然界には存在しない放射性元素です。

この元素の海中への広がり方を計測すると、太平洋やインド洋では水深100メートルの地点にしか存在しませんでした。

でも、北大平洋の北部では水深4000メートルの深海に広がっている事が確認され、北太西洋北部で海水の沈み込みが起こっていることが発見されました。

その後の調査と研究で、海洋には今まで知られてきた『風の力による風成循環』と、今まで知られていなかった『北極や南極付近の極寒地域で起こる熱塩循環』の大きな循環がある事が分かりました。

風成循環は、黒潮や親潮などの海の表面を流れる海流です。

海上を吹く風の力によって生じる、大規模な海水の循環を言います。

そして海底深く流れる熱塩循環は、海水の水温と塩分による密度差によって起こる循環です。

地球の気候に大きく影響を与えると云われています。

海面近くの海水の塩分が濃い北部北大西洋と南極周辺では、海面の海水は低温で冷やされ、塩分濃度は濃く重くなり海底に沈み込みます。

これをオーバーターンというそうです。

沈み込んだ深層水は世界をめぐります。

熱帯や亜熱帯の海で海面へ湧き上がり、暖められながらベルト状にオーバーターンの発生する場所に戻り、また深層へと沈み込みます。

大西洋オーバーターンで海水が沈み込むので、補給のため南から暖かい海水が流れ込んでいきます。

寒冷地域でありながら大西洋沿岸のヨーロッパの冬が比較的暖かいのは、この大循環があるからです。

大西洋オーバーターンが無くなれば、暖かい海水の流れ込みも無くなります。

大西洋沿岸のヨーロッパは寒冷化すると考えられているそうです。

実際に1万2000年前に、こうした現象が起きたという説もあるようです。

『ヤンガー・ドリアス』イベントと呼ばれる、終わりかけた氷河期がこれを元に戻した事件。

この事件については、別の機会にご紹介したいと思います。

その原因は、温暖化で来たアメリカ大陸の氷が溶け、真水が北部大西洋に流れ込んだ影響で、塩分が足りずに大西洋オーバーターンがストップした為だとする説もあります。

このようにオーバーターンは気候に大きな影響を与えます。

地球温暖化の影響でオーバーターンの停止の予兆が現れているという、驚くべき研究発表もあるんです・・・。

続く・・・。

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