練馬・板橋の注文住宅/アセットフォー日記(http://blog.goo.ne.jp/assetfor)

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結露と防露

2019年01月08日 08時00分00秒 | 省エネ住宅の基本

普段空気は水蒸気の状態を含んでいて、これを湿気と云います。

また温度の高い空気ほど、たくさんの湿気を含むことが可能です。

空気が含むことのできる水蒸気量を飽和水蒸気量と云いますが、これは温度によって変わります。

温度が10℃低くなれば、含める水蒸気量は1/2になってしまうとか・・・。

冷たい水を入れたガラスコップを暖かい部屋に置くと、表面に水滴が付着することがありますよね。

これも結露のひとつなんです。

これは水蒸気を多く含んだ暖かい空気が冷たいコップで冷やされ、含みきれなくなった水蒸気がコップ表面で水滴になる現象です。

結露が発生する温度を露点と云います。

結露には、発生する場所によって次の2種類あります。

①表面結露~室内の湿気を多く含んだ暖かい空気が、冷たい窓や壁・天井・床などに冷やされて水滴となる現象です。寒い日の朝、窓ガラスに水滴がつくのがこれに当たります。

②内部結露~防湿対策が不十分なために、室内の暖かい空気が壁体内に侵入し、外気側の低温部で冷やされ、壁内部・床下・天井裏などに水滴がつく現象です。深刻になると構造材を腐らせ、建物の寿命を短くすることも・・・。

表面結露は窓や壁などが露点温度より低い為に発生します。

防止には断熱構造の強化が最も効果的です。

その対策として、窓や壁などが露点温度以下にならないように断熱設計および施工をする必要があります。

でも内部結露を防ぐには、まず防湿施工です。

室内の湿気が壁内や天井裏・床下などに入らないような防湿層を室内側に設けなければなりません。

防湿シートを使用すれば湿気の侵入はほぼ防ぐことが出来ますが、継ぎ目や留め付け部の穴から内部に侵入する可能性もあります。

コンセントボックスの隙間や、入隅・床や天井との取合い部、窓廻り等施工の難しいところはたくさんあります。

壁体内に侵入した湿気を速やかに外へ排出できる構造にすれば、より安心することが出来るでしょう。

外気側に通気層を設け、内外気圧差で湿気を外部に排出する通気層工法結露対策として有効です。

でも、こうした設計&施工が有効なのは冬だけなんですよね。

夏季は冬季と内外温湿度環境が逆転します。

冬季は、外気が低温低湿に対して室温は高温高湿となります。

でも夏季は、外気が高温高湿に対して室温は低温低湿です。

湿気の侵入方向は冬季の逆になる訳です。

透湿防水シートから壁内に侵入した湿気が室内に抜ければいいんですが、防湿シートがあるとここで留まってしまいます。

防湿シートは室内空気で冷やされていますから、湿気を多く含んだ暖かい空気は冷やされ結露します。

結露水は断熱材や構造体を濡らし、その水分が乾く時に気化熱を奪おうとし、さらに低温部を作ります。

夏型結露と云われるメカニズムです。

この対策には、温度により水蒸気透過の向きを変えられる可変透湿防湿シートの採用が良いでしょう。

でも、あまり一般的じゃないんですよね・・・。

透湿抵抗の高い、発泡プラスチック系断熱材を隙間なく施工する手もありだと思います。

要は壁内に水蒸気が入らなければいいんですから・・・。

posted by Asset Red

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