練馬・板橋の注文住宅/アセットフォー日記(http://blog.goo.ne.jp/assetfor)

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住宅の隙間(続)

2019年10月07日 08時00分00秒 | 気密処理・気密(C値)測定・Q値

昨日の拙ブログの続きです。

『FPの家 H邸』で行われた『気密性能測定』の結果を書かせて戴きました。

相当隙間面積を床面積で割った値=C値は0.2㎠/㎡。

コレってどうなの?

今回は、そんな話を書きたいと思います。

こちらのお宅のUA値は、0.46W/㎡・K

6地域ですから、HEAT20のG2グレードに該当します。

外皮平均熱貫流率(UA値)は、住宅の内部から床・外壁・屋根・開口部など(外皮)を通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均したです。

つまり熱損失の合計を外皮面積で除した値で、コレが小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。

建物内外の温度差1℃の場合における外皮1m2当たりの貫流熱量がわかるんです。

ちなみに当該建物の外皮面積は、362.36㎡です。

この値にUA値を掛ければ、外皮を貫流する熱量がわかります。

362.36㎡×0.46W/㎡・K=166.68W

室内温度を20℃/外気温度を5℃と仮定すると、内外温度差は15℃になります。

この時の外皮からの熱損失合計は、およそ2500W(2.5kW)です。

日射・家電・人体等からの発熱が無ければ、2.5kWのエアコンを稼働し続けなければ室温が下がってしまいます。

それだけではありません。

換気による熱損失もあるんです。

当該建物の気積(建物容積)は、393.53㎥。

2時間に1回建物中の空気を外気と入れ替える事が義務付けられていますから、換気による熱損失は

0.35×0.5回×393.53㎥=68.86W

となります。

熱交換率は77%ですから、このうち53.02Wは戻ってきます。

よって、換気による熱損失は15.84Wです。

隙間からの漏気って、換気と同じなんですよね。

9.8pa時の通気量は52.2㎥/hでしたから、これを気積で割れば漏気による換気回数が算出出来ます。

52.2㎥/h÷393.53㎥=0.13回/h

損失量は

0.35×0.13回×393.53㎥=17.90W

となります。

この分は熱交換しません。

換気と漏気による熱損失の合計は、68.76W(熱交換すれば33.74W)です。

ちなみにC値が2.0㎠/㎡であれば、漏気による換気回数が1.2回/hに増えます。

この時の換気と漏気による熱損失合計は234.14W(熱交換すれば181.12W)となります。

C値が0.2㎠/㎡であれば、2.5kWのエアコンを2.6kWにすればOK。

でも2.0㎠/㎡であれば、2.5kWのエアコンを2.8kWにしなければなりません。

この差(0.2kW)を、どう考えますか?

1kW/hを30円、エアコンのCOPを3.0とした時の電気代は0.13円/h。

暖房期間を4か月とすれば、24時間×4か月でも374円。

たいした事ない?

30年で11220円。

電気代が3倍になったとしても、33000円程度です。

ちなみに電気1kWhにつき0.65kgの二酸化炭素が排出されるそうです。

0.2kWhであれば0.13kg-CO2、ブナの木×0.03本分の吸収量に相当。

気密って建物にとって重要なんですよと、締めくくりたかったんですが・・・。

いえいえ、気密化のメリットって他にもあります。

次回はソレを書きたいと思います。

 

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