練馬・板橋の注文住宅/アセットフォー日記(http://blog.goo.ne.jp/assetfor)

お打ち合わせ、設計、建築中現場、見学会のことなどアセットフォーの注文住宅家造りの日々を皆様にお伝えいたします。

換気風量測定を行いました。

2019年10月08日 19時06分54秒 | 24時間換気システム・風量測定

練馬・板橋は曇天です。

暑くもなく寒くもありません。

少し湿度が高いかなぁー、湿度計を見ると96%

今夜も雨が降るのでしょうか?

『FPの家 H邸』

お引渡し前の約束事、換気風量測定を行いました。

当該建物では、ダクト式第1種換気システムを採用しています。

建物内に大きな換気扇が1個設置されていて、そこから新鮮空気導入口と汚染空気排出口がそれぞれのダクトを通じて建物外に設けられています。

給気口はこんな形状をしています。

全部で6箇所あります。

排気口は、こんな形状です。

全部で9箇所あります。

風量測定器を用いて、これらの風量を測るのが換気風量測定(以下風量測定)です。

こんな機器を使うんです。

風量測定に際して、まず確認するのが給排気口の『開度』となります。

開度とは給排気口の開き具合です。

当たり前の話ですが、大きく開けば風量は増え、小さく開けば風量が減ります。

まずは換気設計書を見てそれぞれの開度を確認し、その通りに調整しなければなりません。

給気口であれば、横にあるビスを緩めて隙間の大きさを調節します。

開度3であれば、こんな感じです。

排気口の方が少しだけ面倒です。

まずはグリルを引っ張り、取り外します。

取り外した後の穴です。

グリルは、こんな感じです。

ビスを緩めて、隙間の大きさを調整します。

開度8なら、こんな感じです。

全ての給排気口の開度調整を終えたら、一旦風量を測定します。

測定器を当てて、数値が安定したら読むだけです。

風量の合計が出たら、換気設計書の風量と比較します。

差異が少なければ問題なし。

差異が大きければ、機械本体の風量を調整します。

コントローラーの写真です。

真ん中の列を見ると、家の絵が3つ並んでいます。

コレ、換気風量の切り替えボタンなんです。

左から『弱』・『中』・『強』になっています。

『弱』はお出掛け時、『中』は普段使います。

『強』は急な来客があった時など・・・。

これだけではありません。

機械の出力を1%刻みで調整出来るのが、この機械の凄いところだと思います。

先述の弱・中・強それぞれの出力を調整出来るし、給気と排気をそれぞれ調整する事も出来ます。

だから、かなりシビアな風量調整が出来る訳です。

今回の場合は、出荷状態の設定では全体風量が足りませんでした。

それぞれの出力を調整しつつ、全体風量を確定。

続いて、個々の給排気口の風量確認&調整に戻ります。

測定したら開度を調整。

開度を調整するたびに、測定をやり直します。

何度も何度も、開度調整&測定を繰り返しました。

ふーっ・・・。

ようやく、完了です。

設計風量に近い形でまとまりました。

これを報告書にまとめて、H様に差し上げます。

換気システムって、設置すれば良い訳ではありません。

施工が悪ければ、設計通りの値は出ませんから・・・。

当然、色んな匙加減が必要になります。

その為には、風量測定を行い、調整をおこなう事が重要です。

建物の気密性能が低いと、給気風量と排気風量に大きな差が出るようですよ。

弊社の場合は、そんな事ありませんが・・・。

どうせ換気システムを設置するならば、ちゃんと機能している事を確認しないなんてないと思います。

「換気風量測定はしていますか?」

「どの給排気口で、どの位の風量があるんですか?」

なんて質問をしてみるのも、いいかもしれませんね?

 

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高気密のメリット・デメリット

2019年10月08日 08時00分00秒 | 省エネ住宅の基本

昨日の拙ブログの続きです。

気密性を高めるメリットについて書きたいと思います。

思い当たる方もいるのではないでしょうか?

これ、全て気密性の低い住宅のデメリットです。

逆を言えば、気密性の高い家では、こうした現象は置きません。

これ、メリットですよね。

気密化による4つの効果がまとめられた資料です。

①漏気による熱負荷の低減・・・前回書いた通りです。

②断熱材の断熱効果を補完・・・特に繊維系断熱材の場合は注意が必要です。

なぜなら繊維系断熱材の断熱性は、繊維に絡んだ『動かない空気』が断熱性を高めているからです。

断熱材内の空気が動いたり、湿ったりすれば、断熱性能は大きく低下します。

③繊維系断熱材では防湿も兼ねる・・・気密性と防湿性って比較的似ています。

その対象は違うし、空気と水(水蒸気)では大きさも違います。

でも、気密化を図れば防湿性も高くなるんです。

躯体内に侵入した水蒸気は、内部で結露を起こすことがあります。

内部結露は腐朽菌やシロアリによる害を招きやすく、耐久性を大きく損ないかねません。

④計画換気の前提条件のひとつ・・・気密性の低い住宅では計画換気が機能しません。

実験結果を示しました。

青い矢印は自然給気口からの給気を示します。

オレンジ色の矢印は排気口からの排気です。

水色の矢印(行き戻り)は空気の出入りを示します。

2階給気口Aでは、C値が1.5㎠/㎡よりも大きいと逆流が確認されました。

本来計画換気は、新鮮空気の入り口と汚染空気の経路と出入口が明確になっていなければなりません。

風向きや温度差によって、これらが変化しないようにするためには一定の気密性が必要です。

風が強い春先に、床や窓枠がジャリジャリするという経験をお持ちの方はいませんか?

コンセントや巾木と床の取合い部から風がスースーする。

これらも低気密住宅の特徴です。

どれも地味なことばかり・・・。

でも、気密って重要なんです。

お分かり戴けでしょうか?

 

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