読書と映画をめぐるプロムナード

読書、映画に関する感想、啓示を受けたこと、派生して考えたことなどを、勉強しながら綴っています。

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「感動をつくれますか?」(久石譲著/角川oneテーマ21)

2006-09-10 10:23:47 | 本;ノンフィクション一般
第一章 「感性」と向き合う
第二章 直感力磨く
第三章 映像と音楽の共存
第四章 音楽の不思議
第五章 日本人とクリエイティビティ
第六章 時代の風を読む

久石 譲(ひさいし じょう、本名:藤澤 守、1950年12月6日 - )は、「日本の作曲家。長野県中野市出身。長野県須坂高等学校、国立音楽大学作曲科卒。宮崎駿監督や、北野武監督作の音楽を担当していることで有名。『久石譲』の名前は、クインシー・ジョーンズに由来する。在学中に、音楽家として活動する以上、それなりの名前が必要ということで、友人と話し合った結果、好きだったクインシー・ジョーンズから名付けることとした」。


<久石譲 – Wikipedia>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%85%E7%9F%B3%E8%AD%B2


著者が「一人の音楽家として日々悪戦苦闘する中で考え、やっていることを伝えることで、『創造力とはなんだろう』『感性とは何だろう』といった問題に、少しでも僕なりの言葉を投じることができたら幸せである」と書いたの本書。

「最近では、結局はひたすら考えるしかないという心境になている。考えて、考えて、字自分を極限まで追い詰めていくしかないのではないか、といった感じだ。何かが降りてくる、その瞬間を自分自身が受け入れやすくすることに時間と力を注ぐ。つまりは自分の受け入れ態勢を整える状況づくりをすることなのかなあ、といった思いである。そこまでは毎回、非常に苦しい状態が続く。その扉がポンと開いてしまえば、後はスムーズだ。曲数が多くても、時間がなくても、完全に集中して突き進んでいける。全部が一気にクリアに見え出す」。

本書には「ハウルの動く城」などの映画音楽をどのように作曲したかが具体的に綴られている。彼の映画音楽観は次のようなものだ。

「音楽の持つ役割をきちんと考えずに安易につけると、映画全体を安っぽくしてしまう。逆に音楽を上手に使えば、映像では表現しきれないものまでも浮かび上がらせることができる・だから、映像と音楽が対等な関係で相乗効果を与え合うことが望ましいと考える。しかし、映画音楽は作曲家の作りたいものを表現する場ではないから、そこで音楽的主張をしすぎてはいけない。あくまでもその映画の映像表現を引き立てるものとして、共存を目指していくべきだ」。

「オンリーワンでいい、とは、確かに時代をよく反映している言葉だ。社会がどん詰まりになり、閉塞感があって、就職率の悪い、倒産も多かった。そういう時代を生きる若い人たちを映し出していた、しかし、言葉の綾にごまかされて、なんとなく安心してしまって、よりよいところを目指すことをやめてはいけないと思う」。同感だ。


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